伊香保温泉石段街の所要時間は？食べ歩きやモデルコースを徹底解説

こんにちは。にほん旅さんぽ、運営者の「ちょぼ」です。

伊香保温泉といえば365段の石段がシンボルですが、旅行の計画を立てる時に気になるのが、石段街を観光するのにどれくらいの所要時間を見ておけばいいのかという点ではないでしょうか。

実際に現地へ行ってみると、ただ階段を登るだけでなく、美味しそうなグルメの食べ歩きや足湯、歴史ある神社の参拝など、足を止めたくなる魅力的なスポットがたくさんありました。どれくらいじっくり楽しみたいか、あるいは誰と行くかによって必要な時間は大きく変わってきます。

この記事では、私の実体験や現地の最新情報をもとに、失敗しないための時間の使い方や、混雑を避けるためのコツについて詳しくお話しします。

伊香保温泉石段街の所要時間と観光モデルコース

まずは、伊香保温泉石段街を観光する際の基本となる所要時間について見ていきましょう。

石段街は365段という数字だけ聞くと身構えてしまいますが、実際にはお店を見ながらゆっくり登ることになるので、体感時間は人それぞれです。ここでは、目的別にどれくらいの時間を確保しておくべきか、具体的なモデルコースとあわせてご紹介します。

食べ歩きやランチを含む平均滞在時間の目安

伊香保温泉石段街での滞在時間は、大きく分けて「サクッと散策派」と「じっくり滞在派」で異なります。

まず、石段の入口から最上段の伊香保神社までを往復し、主要な景色を眺めるだけの「サクッと散策派」であれば、所要時間は1時間30分から2時間程度を見ておけば大丈夫です。これなら、他の観光地へ移動する前の立ち寄りスポットとしても十分に楽しめます。

一方で、石段街の名物である温泉まんじゅうを食べ歩いたり、ランチをとったり、あるいは日帰り温泉（「石段の湯」や「黄金の湯」など）に入浴する「じっくり滞在派」の場合は、最低でも2時間30分から3時間は確保しておきたいところです。

時間の目安まとめ

• 散策と写真撮影のみ：約90分
• ＋食べ歩き・お土産選び：約2時間
• ＋ランチ・入浴：約3時間〜半日

特に週末や連休中は、人気のお店に行列ができることも多いため、余裕を持ったスケジュールを組むのが「失敗しないコツ」ですよ。

伊香保神社の参拝にかかる時間と見どころ

石段街のゴール地点、365段登り切った先にあるのが「伊香保神社」です。ここは温泉と医療の神様が祀られていて、近年では縁結びや子宝のパワースポットとしても人気を集めています。

神社自体の敷地はそこまで広くありませんので、参拝だけであれば15分から20分程度あれば十分です。

ただ、ここまで登ってきた達成感から、境内からの景色を眺めて一息ついたり、お守りを選んだりしていると、あっという間に30分ほど経ってしまうこともあります。

ちょっと寄り道情報 神社のさらに奥へ進むと、紅葉の名所として知られる「河鹿橋（かじかばし）」があります。神社から徒歩5分程度なので、ここまで足を延ばす場合はプラス30分ほど見ておくと、より伊香保の自然を満喫できます。

365段の階段はきつい？往復の所要時間

「365段の階段って、体力的にきついかな？」と心配される方も多いですよね。正直に言うと、一気に登ろうとすると後半は結構ハードです。

石段の構造は、下の方は幅が広くて登りやすいのですが、中盤以降になると幅が狭くなり、勾配も少し急になってきます。単純に登り降りするだけなら往復で30分〜40分程度ですが、実際にはそんなストイックな登り方をする人はほとんどいません。

なぜなら、石段街には足を止めたくなる「仕掛け」がたくさんあるからです。

• 石畳に埋め込まれた「十二支のプレート」で自分の干支を探す
• 与謝野晶子の詩が刻まれた石段で記念撮影
• 途中の足湯でちょっと休憩

このように楽しみながら登ることで、自然と休憩が入り、体感的な辛さは和らぎます。その分、所要時間は長くなりますので、「階段＝移動時間」ではなく「階段＝観光時間」と捉えるのが正解です。

周辺観光におすすめの日帰りモデルコース

誰と行くかによっても、時間の使い方は変わってきます。ここではターゲット別のおすすめコースをご紹介します。

ターゲット	おすすめコース概要	所要時間目安
カップル	ロープウェイで絶景＆鐘ならし → 石段街食べ歩き → 縁結び神社	約2.5時間
ファミリー	石段街で射的＆おやつ → 伊香保グリーン牧場で動物とふれあい	約5時間〜半日
シニア	ロープウェイで山頂へ → 下りで神社へ楽々アクセス → 足湯休憩	約2〜3時間

特にカップルの方には、石段街のすぐ近くにある「伊香保ロープウェイ」の利用がおすすめです。山頂の公園にある「輝望の鐘」を二人で鳴らすのは定番のデートコース。石段街とセットで回ると満足度がぐっと上がります。

ライトアップで変わる夜の滞在時間

もし秋（例年10月下旬〜11月中旬頃）に訪れるなら、夜の時間帯も計画に入れておくことを強くおすすめします。伊香保温泉の奥にある「河鹿橋」では、紅葉の時期に合わせてライトアップが行われるからです。

2025年の予定では10月28日から11月16日の間、16:30〜22:00まで点灯されます。昼間の鮮やかな紅葉も素敵ですが、夜の闇に浮かび上がる紅葉は幻想的で、別世界のような美しさです。

この時期は、夕方に帰る予定を変更して、夕食を伊香保で食べてから夜の散策を楽しむプランにすると、滞在時間は長くなりますが、それ以上の感動が得られるはずです。

伊香保温泉石段街の所要時間を左右する食事と駐車場

観光地の所要時間を計算する時、意外と見落としがちなのが「駐車場探し」と「食事の待ち時間」です。特に伊香保温泉のような人気スポットでは、ここの攻略がスムーズな旅の鍵を握ります。

混雑を避けるための駐車場選びとアクセス

車でアクセスする場合、駐車場選びは非常に重要です。石段街周辺の道は狭く、休日の昼間は渋滞が発生しやすいエリアです。

一番人気なのは石段街に近い「渋川市営物聞（ものきき）駐車場」ですが、ここは競争率が高く、満車で待たされることもしばしば。そこでおすすめなのが、少し穴場の「市営八千代橋駐車場」です。

• 市営八千代橋駐車場：石段街まで徒歩約4分。収容台数は約40台と少なめですが、旧支所跡地で立地が良く、料金もリーズナブルです。

「魔の時間帯」に注意！ 紅葉シーズンやGWは、駐車場の待ち時間だけで1〜2時間かかることもあります。特に12時〜15時は最も混雑するため、この時間に到着するのは避けましょう。

スムーズに観光をスタートさせるための鉄則は、「午前中（9時〜11時）に到着すること」。宿泊客がチェックアウトして、次の日帰り客が来る前のこの時間帯が、比較的スムーズに駐車できる狙い目です。

勝月堂の湯の花まんじゅう購入のタイミング

伊香保温泉に来たら絶対に外せないのが、温泉まんじゅう発祥の店とも言われる「勝月堂（しょうげつどう）」の湯の花まんじゅうです。しかし、ここでも「時間」が重要になります。

営業時間は夜までとなっていますが、実際には「売り切れ次第終了」です。人気が高すぎて、日曜日の14時頃に行ったら既に売り切れていた、という声もよく聞きます。

「お土産は帰りに買おう」と思っていると、手に入らない可能性が高いです。勝月堂のまんじゅうは、石段街に着いたらまず最初に購入（確保）しておくのが、時間を無駄にせず後悔しないための鉄則です。

ランチ待ち時間を減らすおすすめスポット

ランチタイムの石段街周辺は、どのお店も混み合います。特に人気の「水沢うどん」のお店などは行列必至です。限られた時間を有効に使いたい場合は、テイクアウトグルメでの「食べ歩きランチ」を選択肢に入れるのも一つの手です。

• 伊香保クレープ CREAM：石段の序盤にある人気店。甘いものだけでなく軽食代わりにも。
• 処々や（ここや）：石段街の上の方にあり、たこ焼きなどが楽しめます。

また、石段街の途中には「短編集」や「茶楼 千」といったおしゃれなカフェもあり、ピークタイムを少しずらしてカフェ休憩をとるのも賢い時間の使い方ですね。

高齢者も安心なロープウェイ利用ルート

足腰に不安がある方や、高齢の方と一緒の旅行の場合、365段を下から登るのは所要時間以前に体力の問題があります。

そこでおすすめしたいのが、「逆転の発想」ルートです。

1. まず車やバスで「伊香保ロープウェイ」乗り場へ。
2. ロープウェイで一気に山頂（見晴駅）まで上がる。
3. 山頂から少し歩いて下り、伊香保神社の裏手側から境内へ入る。
4. 参拝後、石段を「下り」ながら観光する。

このルートなら、きつい登り階段をほとんど使わずに、神社参拝と石段街の雰囲気を楽しめます。ただし、ロープウェイ駅から神社までの道も完全な平坦ではないので、車椅子の場合は介助の方が必要です。事前に「バリアフリーマップ」を確認しておくと安心ですよ。

2025年オープンの新店舗と話題のスポット

伊香保温泉は歴史ある街ですが、新しいお店も続々とオープンしています。最新スポットをチェックしておくと、より充実した時間を過ごせます。

例えば、2024年末にオープンした複合施設「IKAHO HOUSE 166」は、飲食や物販が入る新たなランドマークとして注目されています。また、2025年の夏にはかき氷専門店の「うっ氷ー」や、歴史を感じる「長屋門カフェ」などがオープンしました。

ガイドブックにはまだ載っていないような新しいお店を探して散策するのも、石段街の新しい楽しみ方ですね。

まとめ：伊香保温泉石段街の所要時間活用術

伊香保温泉石段街の所要時間は、サクッと派なら90分、満喫派なら3時間が目安です。ただし、これはスムーズに移動できた場合の話。

大切なのは、駐車場待ちやランチ難民になって時間を浪費しないように、「午前中の早い時間に到着する」こと、そして「お目当てのグルメは先に確保する」ことです。365段の階段も、お店を見ながらゆっくり登れば楽しい観光の一部になります。

ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの時間配分で、伊香保の旅を最高のものにしてくださいね！

情報と地図

公式サイト	伊香保温泉石段街
住所	群馬県渋川市伊香保町伊香保７６−５
営業時間	24 時間営業
料金
電話番号
駐車場はありますか？	有料駐車場あり