新潟県観光のおすすめ10選!定番から絶景まで

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弥彦神社

新潟県観光のおすすめスポットをお探しですか?

新潟県には、新潟屈指のパワースポット「弥彦神社」や、商売繁盛で知られる「高龍神社」(長岡市)、おせんべい体験が楽しい「新潟せんべい王国」、雄大な「阿賀野川ライン遊覧船」など、魅力的な場所がたくさんあります。

上越・中越エリアに目を向ければ、日本三大峡谷「清津峡」の絶景や、日本三大夜城「高田城・高田公園」の美しさ、恋愛成就の「上越五智 居多神社」も外せません。

さらに糸魚川「フォッサマグナミュージアム」で大地の歴史を学び、柏崎 恋愛パワースポット「恋人岬」で夕日を眺め、佐渡島で「佐渡金山遺跡(北沢浮遊選鉱場跡)」の”佐渡のラピュタ”に圧倒されるのもおすすめです。

この記事では、新潟県 観光 おすすめ総まとめとして、必見のスポットを詳しく解説します。

  • 新潟県のエリア別(新潟・県央・下越、上越・中越・佐渡)の観光スポットがわかる
  • 各スポットの見どころや楽しみ方がわかる
  • パワースポット、絶景、体験型施設などテーマ別の情報がわかる
  • アクセスや料金、営業時間などプラン作りに役立つ情報がわかる

目次

新潟県観光のおすすめ【新潟・県央・下越】

「新潟県ってどんな魅力があるの?」「旅行や移住先としてどうなんだろう?」そんなふうに思って検索してくれたのではないでしょうか。お米やお酒が美味しいイメージはあっても、それ以外の具体的な見どころや暮らしやすさまでは、意外と知られていないかもしれません。

実は新潟県は、世界遺産などの歴史スポットから、写真映えする絶景、そして日本一の数を誇る神社やラーメン文化など、知れば知るほど奥が深いエリアなんです。

  • 新潟屈指のパワースポット「弥彦神社」
  • 商売繁盛「高龍神社」(長岡市)
  • おせんべい体験「新潟せんべい王国」
  • 雄大な「阿賀野川ライン遊覧船」

新潟屈指のパワースポット「弥彦神社」

弥彦神社(やひこじんじゃ)は、古くから「おやひこさま」として新潟県内外の篤い信仰を集める越後一宮です。弥彦山を背景にした静謐な杜に鎮座し、新潟県屈指のパワースポットとして有名です。

御祭神である天香山命(あめのかごやまのみこと)は、越後国開拓の祖神であり、万能の神様として知られています。このため、特に仕事運や恋愛運に強いご利益があるといわれ、多くの参拝者が訪れます。

荘厳な雰囲気の境内は、JR弥彦駅から徒歩約15分とアクセスも良好です。神社周辺には無料の大駐車場も完備されており、車での訪問にも便利です。

アクセス情報

  • 電車: JR弥彦線「弥彦駅」より徒歩約15分
  • 車: 北陸自動車道「三条燕IC」より約30分
  • 駐車場: 神社脇駐車場(普通車50台)や村営第一駐車場(普通車345台)など、無料駐車場あり。

商売繁盛「高龍神社」(長岡市)

長岡市蓬平町(よもぎひらまち)の山間にある高龍神社(こうりゅうじんじゃ)は、商売繁盛の神様として、全国各地から参拝者が絶えないことで知られる神社です。

太田川の上流、三方を山に囲まれた神秘的な地に建ち、御神体である龍神の使いとして「白蛇」も祀られています。このため、参道では蛇の好物とされる「ゆで卵」が入ったお供えセットも販売されています。

境内へは118段の石段を登って参拝しますが、途中までエレベーターも設置されているため、足腰に不安がある方でも安心です。

施設情報

アクセス(車)関越自動車道「長岡IC」より約30分
アクセス(バス)JR「長岡駅」よりバスで約40分
御朱印受付日曜・祝日の8:30~16:00(参拝はいつでも可能)
豆知識神社の正式表記は「髙龍神社」(はしごだか)です。

おせんべい体験「新潟せんべい王国」

「ばかうけ」などの人気米菓で知られる栗山米菓が運営する、おせんべいのテーマパークが「新潟せんべい王国」です。米どころ・新潟ならではの観光スポットとして、家族連れにも人気です。

館内では、ばかうけの製造ライン見学(午前中がおすすめ)ができるほか、多彩な体験メニューが用意されています。

  • せんべい手焼き体験: 自分でせんべいを焼き、醤油で絵付けができます。直径約25cmの「超特大せんべい」は特に人気です。
  • ばかうけ味付け体験: 好きなフレーバーを選んで、シャカシャカ振ってオリジナルのばかうけを作れます。

また、飲食コーナーでは、みたらし醤油だれがかかった「せんべいソフトクリーム」や「ばかうけコロッケ」など、ここでしか味わえないユニークなグルメも楽しめます。

施設情報

営業時間9:30~17:00(体験受付は16:00または16:30まで ※日による)
入場料無料(各種体験は別途有料)
アクセス国道7号線(新潟バイパス)「濁川IC」から約1分
JR白新線「新崎駅」からバス「濁川中学校」停下車、徒歩約1分

雄大な「阿賀野川ライン遊覧船」

阿賀野川ライン遊覧船は、日本百景にも数えられる奥阿賀の渓谷美を、水上からゆったりと眺められるアクティビティです。「道の駅 阿賀の里」から発着しています。

魅力は、船頭による独特の口上や小唄まじりのガイドです。軽快なトークと共に、移り変わる四季の景色が楽しめます。春の新緑や秋の紅葉はもちろん、冬には「雪見舟」が運航され、水墨画のような情緒あふれる雪景色を堪能できます。

コースは、屋形船で巡る「咲花温泉巡りコース」(約40分)と、ジェット船「イザベラ・バード」で巡る「五十島巡りコース」(約50分)があります。

乗船情報(咲花温泉巡りコース)

営業時間9:00~15:00(1時間ごとに出航)
料金大人 2,000円、小人 1,000円
アクセス磐越自動車道「三川IC」より約10分(道の駅 阿賀の里)

※ペットは乗船できません。天候や水量により欠航となる場合があるため、事前にお問い合わせください。


新潟県観光のおすすめ【上越・中越・佐渡】

  • 日本三大峡谷「清津峡」
  • 日本三大夜城「高田城・高田公園」
  • 恋愛成就「上越五智 居多神社」
  • 糸魚川「フォッサマグナミュージアム」
  • 柏崎 恋愛パワースポット「恋人岬」
  • 佐渡金山遺跡(北沢浮遊選鉱場跡)

日本三大峡谷「清津峡」

清津峡(きよつきょう)は、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷の一つに数えられる景勝地です。国の名勝・天然記念物にも指定されています。

清津川を挟んで切り立つ巨大な岩壁がV字型の大峡谷を形成しており、その雄大な柱状節理の岩肌とエメラルドグリーンの清流は、息をのむ美しさです。

かつては落石の危険がありましたが、現在は「清津峡渓谷トンネル」が整備され、誰でも安全に絶景を楽しめるようになりました。全長750mのトンネル内には4ヶ所の見晴所があり、終点の「パノラマステーション」は特に有名です。

床一面に張られた水鏡が峡谷の景色を反転して映し出すアートな空間は、SNSでも大きな話題を呼んでいます。

訪問時の注意点

パノラマステーションは水が張ってあるため、足元が濡れやすくなっています。タオルの持参がおすすめです。また、トンネル内にはトイレが1ヶ所(第2見晴所)しかなく、混雑することがあるため、入口手前の公衆トイレの利用をおすすめします。

トンネル利用情報

営業時間8:30~17:00(最終受付 16:30)
※冬期(12月~2月)は 9:00~16:00
入坑料大人(高校生以上) 1,000円、小・中学生 400円
アクセス関越自動車道「塩沢・石打IC」より約25分
JR「越後湯沢駅」からバスで約25分、「清津峡入口」下車、徒歩約30分

日本三大夜城「高田城・高田公園」

高田城・高田公園は、徳川家康の六男・松平忠輝公の居城として築かれた高田城の跡地に造られた公園です。約50ヘクタールの広大な敷地は新潟県の史跡に指定されています。

この公園が最も輝くのは春です。園内には約4,000本の桜が咲き誇り、夜には「高田城址公園観桜会」が開催されます。ライトアップされた復元・三重櫓と桜がお堀の水面に映る様は、「日本三大夜桜」の一つに数えられています。

また、美しくライトアップされた城は、大阪城、高知城と並び「日本三大夜城」にも認定されています。夏には「東洋一」と称されるハスの花が、お堀一面を埋め尽くす光景も見事です。

施設情報

  • 所在地: 新潟県上越市本城町44-1
  • 料金: 公園は無料(三重櫓の入場などは別途有料)
  • アクセス: えちごトキめき鉄道「高田駅」より徒歩約15分/北陸自動車道「上越IC」より約10分

恋愛成就「上越五智 居多神社」

上越市五智にある居多神社(こたじんじゃ)は、弥彦神社などと共に「越後一宮」とも呼ばれる格式高い延喜式内社です。創建は不明ですが、古くから国司の厚い保護を受けてきました。

御祭神として、大国主命(おおくにぬしのみこと)と、その妻である奴奈川姫(ぬながわひめ)、そしてその子である建御名方命(たけみなかたのみこと)の三柱を祀っています。このことから、縁結びや恋愛成就のパワースポットとして、全国から多くの参拝者が訪れます。

また、浄土真宗の開祖・親鸞聖人が越後へ流された際に、上陸して一番に参拝した寺としても知られており、聖人にまつわる越後七不思議の一つ「片葉葦(かたはのあし)」が群生していることでも有名です。

アクセス情報

えちごトキめき鉄道「直江津駅」より徒歩約25分、またはバスで約5分、「国分寺裏門」下車すぐ。北陸自動車道「上越IC」からは車で約20分です。

糸魚川「フォッサマグナミュージアム」

フォッサマグナミュージアムは、日本で初めてユネスコ世界ジオパークに認定された糸魚川市にある「石の博物館」です。日本の大地が誕生した際の大地の裂け目「フォッサマグナ(ラテン語で”大きな溝”)」について、楽しく学べます。

館内は6つの常設展示室に分かれており、糸魚川を代表する美しい国石「ヒスイ」をはじめ、様々な鉱物や化石が展示されています。

特に人気なのが、200インチの壁と床一体型の巨大スクリーンで見るシアターです。迫力ある映像で、日本列島の成り立ちやフォッサマグナについて体験的に理解を深めることができます。

施設情報

開館時間9:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日12月~2月の月曜・祝日の翌日、年末年始(3月~11月は無休)
入館料一般(大人) 700円、高校生以下 無料(※データMでは大人500円だが、データMの最新情報を優先)
アクセスJR・えちごトキめき鉄道「糸魚川駅」よりタクシーで約10分
北陸自動車道「糸魚川IC」より約10分

柏崎 恋愛パワースポット「恋人岬」

柏崎市にある鴎が鼻展望台(かもめがはなてんぼうだい)は、そのロマンチックな雰囲気から「恋人岬」の愛称で親しまれている絶景スポットです。米山福浦八景県立自然公園内に位置しています。

日本海に沈む夕日や、霊峰・米山、米山大橋などを一望できる素晴らしい眺望が魅力です。恋愛成就のスポットとしても有名で、展望台の柵に2人でハート型のプレート(隣接ショップで販売)を付けると、将来結ばれるという言い伝えがあります。

隣接するショップ「シーガル」では、記念のプレートセットが販売されているほか、ご当地グルメの「サバサンド」が味わえるカフェもあります。

アクセス情報

北陸自動車道「米山IC」から車で約1分と、アクセスは抜群です。JR「柏崎駅」からはタクシーで約20分です。

佐渡金山遺跡(北沢浮遊選鉱場跡)

新潟県最大の離島・佐渡島にある「佐渡金山遺跡」。その中でも特に異彩を放つのが「北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)」です。

ここは、かつて金銀の鉱石処理場として「東洋一」とうたわれた近代化産業遺産です。戦時下の大増産計画で大規模な設備が造られましたが、現在は操業を終え、コンクリートの巨大な建造物群が緑に覆われています。

その神秘的な佇まいは、まるでアニメ映画『天空の城ラピュタ』の世界のようだと話題になり、「佐渡のラピュタ」として人気の撮影スポットになっています。夜間はライトアップも実施され(期間限定)、さらに幻想的な雰囲気に包まれます。

施設情報

  • 見学料: 無料(立ち入り禁止エリアあり)
  • アクセス: 佐渡汽船「両津港」より車で約50分。路線バス(本線など)で「相川博物館前」下車、徒歩約2分。

観光資源や食文化にある新潟県の魅力

新潟県と聞いてまず思い浮かぶのは、やはり「食」や「景色」ではないでしょうか。ここでは、王道のグルメから世界から注目される観光地まで、絶対に外せない魅力を深掘りしていきます。

魚沼産コシヒカリや日本酒等の食の資産

新潟県の魅力を語る上で、食文化の豊かさは絶対に外せません。特に「お米」に関しては、日本一の米どころとしての地位を確立しています。県内全域が米の生産に適していますが、中でも「南魚沼産コシヒカリ」は別格のブランド力を誇ります。

でも、なぜこれほどまでに美味しいのでしょうか?その秘密は「雪解け水」にあります。冬の間に山々に積もった雪は、ミネラルを含んだ豊富な水となり、春には大地を潤します。この清らかな水と、夏場の昼夜の寒暖差が、お米の甘みと粘りを引き出しているんですね。

お米だけでなく、「米菓(せんべい・あられ)」の出荷額も日本一です。亀田製菓をはじめとする有名企業が多く、全国シェアの約6割を占めています。余剰米を無駄にしないための知恵が、巨大産業へと発展した歴史があります。

そして、美味しい米と水がある場所には、必ず美味しいお酒があります。新潟県は日本酒の酒蔵数が日本一(約90蔵)という酒どころでもあります。寒冷な気候を活かした低温発酵技術によって生み出された「淡麗辛口」な味わいは、新潟の新鮮な海産物との相性が抜群です。

ラーメン消費額日本一の濃厚な麺文化

「新潟県 魅力」で検索する方の中には、ラーメン好きの方も多いのではないでしょうか?実は新潟県は、ラーメンに対する熱量がものすごい地域なんです。

総務省の家計調査では、新潟市が山形市と毎年のように「ラーメン消費額日本一」の座を争っています。

2021年には1位を獲得するなど、県民にとってラーメンは生活の一部。寒い冬に体を温める食事として定着しているだけでなく、高いレベルで競争し合うことで独自の「新潟5大ラーメン」という文化が生まれました。

ラーメンの種類特徴・味わい
長岡生姜醤油ラーメン生姜の効いた醤油スープが体を芯から温める
燕背脂ラーメン極太麺に煮干しスープ、たっぷりの背脂が特徴
新潟濃厚味噌ラーメン濃厚な味噌スープを割りスープで調整して食べる
新潟あっさり醤油ラーメン細麺と澄んだスープの屋台発祥の味
三条カレーラーメン鍛冶職人の出前食として広まったスパイシーな一杯

これだけバリエーションがあれば、きっと自分好みの一杯が見つかるはずです。観光の際は、ぜひラーメンの食べ歩きも計画に入れてみてください。

世界遺産の佐渡金山と歴史的建造物

歴史好きにはたまらないスポットも充実しています。2024年に世界文化遺産に登録された「佐渡島の金山」は、今最も注目を集めている観光地の一つです。

江戸時代から平成まで400年以上も採掘が続いたこの鉱山は、日本の経済を支え続けてきました。観光コースも整備されており、江戸時代の手掘り坑道「宗太夫坑」では、当時の作業風景がリアルな人形で見事に再現されています。

また、山がV字に割れた「道遊の割戸」は、人力による開発の凄まじさを物語る象徴的な景観です。

より深く歴史を感じたい方には、ガイド付きの「山師ツアー」がおすすめ。ヘルメットとライトを装備して、一般非公開の坑道を探検できますよ。

また、新潟市内にある「北方文化博物館」も必見です。越後随一の豪農・伊藤家の邸宅を博物館にしたもので、広大な敷地と見事な日本庭園は圧巻の一言。春には藤の花、秋には紅葉が美しく、四季折々の表情を楽しめます。

雪国が生む絶景と月岡温泉などの名湯

新潟県は「雪国(Yukiguni)」としてのアイデンティティを強く持っています。冬の厳しい寒さは、一方で息をのむような絶景を生み出します。

十日町市の「星峠の棚田」は、その代表格です。大小約200枚の田んぼが斜面に広がる姿は「日本の原風景」とも称されます。特に春と秋、田んぼに水が張られた「水鏡」の時期は、朝霧と相まって幻想的な世界が広がります。

冷えた体を癒やす温泉も格別です。新発田市にある「月岡温泉」は、エメラルドグリーンの湯色が特徴。「美人の湯」として知られ、硫黄成分の含有量が国内トップクラスです。入浴後はお肌がツルツルになると評判で、女性客にも大人気のスポットですね。

冬の観光地、特に棚田や山間部の温泉へ車で向かう際は、スタッドレスタイヤやチェーンの装備が必須です。雪道の運転に慣れていない方は、新幹線とレンタカー、あるいはバスツアーなどを上手に活用しましょう。

長岡まつり大花火大会の圧倒的スケール

夏の新潟県を代表するイベントといえば、日本三大花火の一つ「長岡まつり大花火大会」です。信濃川の河川敷で行われるこの花火大会は、単なるお祭りではありません。

1945年の長岡空襲の慰霊と、中越地震からの復興を願って打ち上げられる「祈りの花火」なんです。特に、平原綾香さんの『Jupiter』に合わせて打ち上げられる復興祈願花火「フェニックス」は、視界に収まりきらないほどの超ワイドスケール。

夜空いっぱいに広がる光のシャワーと、込められた想いに、会場中が感動の涙に包まれます。

燕三条の金物やものづくりの高い技術

新潟県は農業だけでなく、工業も非常に盛んです。特に燕市と三条市にまたがる「燕三条」エリアは、世界有数の金属加工の産地として知られています。

燕市の洋食器(カトラリー)は、ノーベル賞の晩餐会で使用された実績もあるほどの高品質。三条市は鍛冶の町として知られ、包丁や工具などが有名です。最近では、人気アウトドアブランド「スノーピーク」の本社があることでも知られ、キャンプ好きの聖地にもなっていますね。

毎年秋に開催される「燕三条 工場の祭典」では、普段は入れない工場が一般開放されます。職人さんの技を間近で見たり、ワークショップでものづくり体験ができたりと、大人の社会科見学として最高に楽しめます。

暮らしやすさや産業も新潟県の魅力

観光地としてだけでなく、「住む場所」としての新潟県にも注目が集まっています。ここからは、移住を検討している方や、地域の産業構造に興味がある方に向けて、新潟の暮らしやすさや独自の魅力を解説します。

全国トップクラスの移住支援金と定住策

新潟県は今、移住者の受け入れにとても力を入れています。その本気度が伝わってくるのが、手厚い「移住支援金制度」です。

条件を満たせば、単身での移住で最大60万円、2人以上の世帯なら最大100万円が支給されます。さらにすごいのが「子育て加算」。18歳未満のお子さん1人につき、なんと最大100万円が加算される場合があります(自治体や年度により異なるため要確認)。

東京から新幹線で約1時間40分〜2時間というアクセスの良さもあり、テレワークをしながらの「転職なき移住」や、二拠点生活(デュアルライフ)を始めるファミリー層が増えているのも納得です。住宅コストも首都圏に比べて大幅に抑えられるため、広い家でのびのびと子育てをしたい方には理想的な環境と言えるでしょう。

支援金の受給には、就業や起業、居住期間などの条件があります。予算の上限や申請期限もあるため、正確な情報は必ず各自治体の公式サイトや移住相談窓口で最新情報を確認してください。

神社の数が日本一多い精神性の高さ

意外な日本一データとして紹介したいのが、「神社の数」です。実は新潟県は、全国で最も神社が多い県なんです(約4,700社)。

明治時代、新潟県は日本で最も人口が多い地域の一つでした。集落ごとに神様を祀っていたことや、明治政府の神社合祀政策に対して地域の抵抗が強かったことなどが、多くの神社が残った理由と言われています。

弥彦村にある越後一宮「彌彦神社(弥彦神社)」のような立派な大社はもちろん、地域の小さなお社まで大切に守られている姿からは、新潟の人々の信心深さやコミュニティの結びつきの強さを感じることができます。

清津峡や美人林など映える穴場スポット

SNSを中心に話題となり、新たな観光名所として定着したスポットもあります。

十日町市の「清津峡(きよつきょう)」は、日本三大峡谷の一つ。リニューアルされた「清津峡渓谷トンネル」は、最奥のパノラマステーションが水鏡になっており、峡谷の景色が反転して映り込むアート作品となっています。まるで水の上に浮いているような写真が撮れると大人気です。

また、同じく十日町市の「美人林(びじんばやし)」もおすすめ。樹齢約100年のブナの木が一面に広がる美しい林で、その立ち姿の美しさから名付けられました。新緑の時期の爽やかさはもちろん、冬の雪景色も静寂に包まれて神秘的です。

アウトドア産業や繊維など独自の経済圏

新潟県の産業は、伝統を守りつつイノベーションを起こしています。

例えば、五泉市は日本一のニット産地。ハイブランドのOEMを手がける高い技術力を持ち、最近では自社ブランドの発信にも積極的です。「五泉ニットフェス」などのイベントも開催されています。

また、小千谷市や長岡市発祥の「錦鯉(にしきごい)」は、今や「泳ぐ宝石」として海外の富裕層から爆発的な人気を誇っています。8割以上が海外へ輸出されており、グローバルな産業へと成長しました。

実は新潟県は、原油や天然ガスの生産量でも日本一。エネルギー供給基地としての側面も持っており、地下資源から繊維、金属加工まで、非常に多面的な産業構造を持っているのが特徴です。

新潟県の多面的な魅力を現地で体感する

ここまで新潟県の魅力をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

新潟県は、「雪国」という厳しい環境をプラスに変え、美味しいお米やお酒、独自の食文化、そして粘り強いものづくりの精神を育んできました。世界遺産の歴史から最先端のアート、そして温かい人情まで、ここには語り尽くせないほどの「宝物」があります。

観光で訪れるもよし、移住を視野に入れてじっくり滞在するもよし。ぜひ一度現地に足を運び、その多面的な魅力を五感で体感してみてください。きっと、あなただけの「新潟のお気に入り」が見つかるは

新潟県観光のおすすめ総まとめ

新潟県の観光おすすめスポットを、新潟市近郊から上越、中越、佐渡まで幅広くご紹介しました。最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 弥彦神社は越後一宮のパワースポット
  • 高龍神社は商売繁盛と白蛇信仰の神社
  • 新潟せんべい王国ではオリジナルせんべい作り体験が人気
  • 阿賀野川ライン遊覧船は船頭のガイドと雪見舟が魅力
  • 清津峡は日本三大峡谷の一つでトンネルのアートが圧巻
  • 高田城・高田公園は日本三大夜桜と夜城に認定される名所
  • 上越五智 居多神社は親鸞聖人ゆかりの恋愛成就スポット
  • フォッサマグナミュージアムはヒスイと大地の歴史を学べる
  • 恋人岬は日本海に沈む夕日と恋愛成就の絶景スポット
  • 北沢浮遊選鉱場跡は「佐渡のラピュタ」と呼ばれる産業遺産
  • 新潟県はパワースポット巡りが充実
  • 上越・中越エリアには壮大な自然峡谷が多い
  • 佐渡島には独自の歴史文化が根付いている
  • 体験型(せんべい、遊覧船)施設も豊富
  • 訪問先の営業時間や季節(冬期閉鎖など)の事前確認が大切
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