
香取神宮 なんの神様と検索しているあなた、もしかして「香取神宮ってすごいパワースポットらしいけど、具体的にどんなご利益があるの?」「鹿島神宮とセットで語られることが多いけど、違いは何?」と気になっていませんか。
あるいは、「なんだか怖いという噂も聞くけれど、行っても大丈夫かな?」と少し不安に思っているかもしれませんね。
- 香取神宮の神様「経津主大神」の意外な正体とご利益
- 鹿島神宮との決定的な違いや東国三社巡りのポイント
- 「怖い」と噂される奥宮のスピリチュアルな理由
- 参拝前に知っておきたい見どころやアクセス情報
香取神宮は何の神様?勝運をもたらす経津主大神
まずは、香取神宮がどんな神様をお祀りしていて、なぜ「勝運」の神様としてこれほどまでに崇敬されているのか、その核心に迫っていきましょう。歴史を知ると、参拝した時の感動が全然違いますよ!
経津主大神のすごいご利益とスピリチュアル
香取神宮にお祀りされているのは、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)という神様です。名前の「フツ」は、刀剣が物をスパッと断ち切る時の音や鋭さを表していると言われています。
そう、まさに「剣の神様」であり、その鋭い力であらゆる災厄や迷いを断ち切ってくれる存在なんです。
一般的には「勝運」の神様として有名ですが、ただ単に「戦いに勝つ」だけではありません。
経津主大神のすごさは、その「決断力」や「道を切り開く力」にあります。人生の岐路に立った時や、ここ一番の勝負所で「迷いを断ち切りたい!」という時に、背中をドンと押してくれる力強い神様なんですよ。
経津主大神の主なご利益
- 勝運(スポーツ、受験、ビジネスなど)
- 交通安全・災難除け
- 心願成就(強い意志で願いを叶える)
- 縁結び・安産(意外と女性の信仰も厚いんです!)
私自身も、新しいプロジェクトを始める前には必ず手を合わせたくなる、そんな頼れる親分肌のような神様だなと感じています。
鹿島神宮との違いや関係性を神話から解説
「香取神宮 なんの神様」と調べると、必ずセットで出てくるのがお隣・茨城県の「鹿島神宮」ですよね。「どっちも武神みたいだけど、何が違うの?」と疑問に思う方も多いはず。
実はこの二柱の神様、神話の世界では「国譲り(くにゆずり)」の最強コンビとして描かれているんです。
| 神社名 | 神様(日本書紀) | 特徴・役割 |
|---|---|---|
| 香取神宮 | 経津主大神(フツヌシ) | 選ばれし実力者 冷静沈着、剣の威光、交渉の要 |
| 鹿島神宮 | 武甕槌大神(タケミカヅチ) | 熱意ある志願者 勇猛果敢、雷のエネルギー、行動力 |
『日本書紀』によると、天照大神が「地上の国を治めさせたい」と考えた時、多くの神様が失敗する中で、「この神なら間違いない」と神々から満場一致で推薦されたのが香取の経津主大神でした。
そこに「私でもやれます!」と名乗りを上げたのが鹿島の武甕槌大神だったのです。
二人は地上(出雲)に降り立つと、剣を逆さまに波の上に突き立て、その切っ先の上にあぐらをかいて座るという、とんでもないパフォーマンスを見せつけました。これには相手の大国主神も「これは敵わない」と降参し、平和的に国を譲ったといいます。
つまり、力尽くでねじ伏せるのではなく、「圧倒的な実力を見せて戦わずして勝つ」というのが、香取神宮の神様の本質なんです。スマートでかっこいいですよね!
怖い噂の正体は奥宮に祀られる荒魂の神気
ネットで検索していると「香取神宮 怖い」なんてキーワードが出てきて、ドキッとしたことはありませんか?実はこれ、幽霊が出るとかそういう悪い意味ではないんです。
その理由の多くは、境内奥深くに鎮座する「奥宮(おくのみや)」の雰囲気にあります。
華やかな本殿には神様の穏やかな側面である「和魂(にぎみたま)」が祀られていますが、奥宮には荒々しく活動的な側面である「荒魂(あらみたま)」が祀られています。
荒魂(あらみたま)とは? 神様の「荒ぶる魂」のこと。新しいものを生み出すエネルギーや、現状を打破する強い力を持っています。決して「悪い魂」ではありませんが、エネルギーが強すぎるため、人によっては「怖い」「重い」と感じることがあるようです。
奥宮は鬱蒼とした森の中にあり、昼間でも少し薄暗く、シーンとした静寂に包まれています。私も初めて訪れた時は、空気がピーンと張り詰めていて、自然と背筋が伸びるような感覚になりました。この「畏れ多い」という感覚が、「怖い」という言葉で表現されているのだと思います。
逆に言えば、それだけパワーが強いということ。「今の自分を変えたい!」「絶対に叶えたい願いがある!」という時には、この荒魂の強烈なエネルギーが大きな後押しになるはずです。
地震ナマズを封じる要石の不思議な伝説
香取神宮の境内には、どうしても見逃せない不思議な石があります。それが「要石(かなめいし)」です。
古来、日本では「地震は地中に住む巨大なナマズが暴れることで起きる」と信じられていました。そのナマズを押さえつけているのが、この要石なんです。
面白いのが、ここでも鹿島神宮とのペア感が発揮されているところ。
- 鹿島神宮の要石:ナマズの「頭」を押さえている(凹型の石)
- 香取神宮の要石:ナマズの「尾」を押さえている(凸型の石)
この二つの石で、関東地方を大地震から守っていると伝えられています。地上に見えている部分はほんの一部で、地中深くまで巨大な石柱が埋まっているとか。
あの水戸黄門(徳川光圀)が正体を突き止めようと7日7晩掘らせたけれど、結局底にはたどり着けなかった……なんて伝説も残っているんですよ。
「防災」や「家内安全」の守り神として、ぜひ手を合わせておきたいスポットです。
東国三社巡りの順番と最強ルートの選び方
せっかく香取神宮へ行くなら、最強のパワースポット巡りと言われる「東国三社巡り」にチャレンジしてみませんか?
東国三社とは、以下の三つの神社のことです。
- 香取神宮(千葉県香取市):決断・平和の剣神
- 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市):行動・始まりの雷神
- 息栖神社(茨城県神栖市):二神を案内した水の神
地図上でこの三社を結ぶと、きれいな直角二等辺三角形になり、これが強力な結界(レイライン)を作っていると言われています。
おすすめの巡る順番は? 実は、正式な決まりはありません!ただ、個人的なおすすめルートはこちらです。 ①鹿島神宮(ここからスタート!) 「鹿島立ち」という言葉があるように、物事の始まりを象徴する場所だから。

↓ ②息栖神社(いきすじんじゃ) 鹿島と香取の間にある、穏やかな水の神様でバランスを整える。 ↓ ③香取神宮(ここで締め!) 最後に強い意志で決断し、目標を定める。
もちろん、アクセスの都合に合わせて逆回りでも大丈夫です。三社を巡るといただける「東国三社守」という特別なお守りもあるので、コンプリートを目指すのも楽しいですよ!
香取神宮は何の神様か理解して巡る見どころ案内
神様についての知識が深まったところで、次は実際に境内を歩くときにチェックしておきたい見どころや、実用的な情報をご紹介します。
三本杉などの境内パワースポットを散策
香取神宮の境内は広大で、歩いているだけで森の精気に癒やされます。本殿以外にも見逃せないポイントがたくさんあるんです。
まずは何と言っても「本殿(重要文化財)」。黒漆塗りを基調とした重厚な作りで、極彩色の装飾が本当に鮮やか!武神らしい威厳と美しさが同居していて、思わず見とれてしまいます。
そして、源頼義(みなもとのよりよし)の伝説が残る「三本杉」も必見です。頼義が「天下泰平」などを祈願したところ、一本の杉が三つに割れたという言い伝えがあります。
真ん中の杉の幹が空洞になっていて、中に入れるような不思議な形をしているんですよ。強力なパワースポットとして人気があります。
隠れた絶景ポイント:津宮浜鳥居(つのみやはまとりい) 車で境内へ直行するのも良いですが、もし時間があれば、神宮から少し離れた利根川沿いにある「津宮浜鳥居」にも行ってみてください。
こここそが、経津主大神が上陸された聖地。川の中に立つ鳥居の景色は神々しくて、写真映えも抜群です!
人気のお守りや御朱印と受付時間を確認
参拝の証としていただきたい御朱印やお守り。香取神宮では、やはり「勝運」に関するものが人気です。
- 勝守(かちまもり):ここ一番の勝負に挑む方に。
- 体育勝運守:スポーツをしているお子さんへのお土産にも喜ばれます。
- 要石守:災難除けとして身につけたいですね。
御朱印は、通常のものの他に、季節限定のデザインや、要石や奥宮の御朱印もいただけることがあります。
受付時間にご注意を! 授与所・御朱印の受付時間は、通常8:30~17:00です。 特に土日祝日は混雑することもあるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

車や電車でのアクセスと駐車場情報を網羅
都心からのアクセスが良いのも香取神宮の魅力の一つです。
【車で行く場合】 東関東自動車道「佐原香取IC」から約2分!インターを降りてすぐなので、迷う心配もありません。これは本当に便利ですね。
【駐車場について】 無料の駐車場が完備されています。参道のすぐ近くに停められるので、小さなお子様連れやご年配の方でも安心です。
【電車・バスで行く場合】 JR成田線「佐原駅」からタクシーで約10分、またはバスを利用します。バスの本数はそれほど多くないので、事前に時刻表をチェックしておきましょう。東京駅からの高速バスを利用するルートも便利ですよ。
参道商店街の名物厄落とし団子でグルメ
参拝が終わったら、お楽しみのグルメタイム!駐車場のすぐそばにある参道商店街は、昭和レトロな雰囲気が残っていて、歩くだけでワクワクします。
ここで絶対に食べてほしいのが、名物の「厄落とし団子」です。
香取神宮は厄除けのご利益も強いため、お団子を食べて体の中からも厄を落とそう!ということですね。草団子にあんこがたっぷり乗っていて、歩き疲れた体に染み渡る甘さ……。お店によって微妙に味が違うので、食べ比べしてみるのも楽しいかも?
わらび餅やお蕎麦など、美味しいお店が並んでいるので、ランチやおやつ休憩には困りません。
まとめ:香取神宮は何の神様か総復習
今回は「香取神宮 なんの神様」という疑問から、その深い歴史や見どころまでをご紹介しました。
最後にポイントをおさらいしておきましょう。
- 香取神宮の神様は「経津主大神」。剣の力で迷いを断つ勝運の神様。
- 鹿島神宮とは「国譲りの最強パートナー」。セットで巡るのがおすすめ。
- 「怖い」という噂は、奥宮の荒魂の強力なエネルギーによるもの。
- 要石や三本杉など、境内には不思議な伝説が残るスポットがいっぱい。
香取神宮は、単にお願い事をするだけでなく、「よし、やるぞ!」と自分の心にスイッチを入れるのに最高の場所です。人生の転機や、新しいことに挑戦したい時は、ぜひ香取の神様のパワーを借りに行ってみてくださいね。
それでは、素晴らしい参拝になりますように!

情報と地図
| 公式サイト | 香取神宮 |
| 住所 | 千葉県香取市香取1697 |
| 営業時間 | 8時30分~17時00分 |
| 料金 | 必要に応じて |
| 電話番号 | 0478573211 |
| 駐車場はありますか? | 無料駐車場あり |