
新宿で美術館を探していると、SOMPO美術館が気になったという方も多いのではないでしょうか。西新宿にある比較的コンパクトな美術館ですが、ゴッホのひまわりを所蔵していることで知られ、企画展とあわせて作品をじっくり楽しめる場所です。
SOMPO美術館の見どころを調べると、ひまわり、企画展、アクセス、所要時間、混雑、チケットや料金、割引、グッズ、ランチ、駐車場など、行く前に確認しておきたいことがいろいろ出てきます。特に注意したいのが、一般的な常設展中心の美術館とは少し違い、開催中の展覧会によって見られる作品や料金、撮影ルールなどが変わることです。
私がSOMPO美術館で注目したいのは、有名作品だけではありません。展示室そのものが落ち着いていて作品を見やすく、美術館の建物にもひまわりを意識したデザインが取り入れられています。この記事では、初めて訪れる人でも館内で何を見ればいいのか分かるように、見どころから鑑賞前に知っておきたいポイントまでまとめていきます。
- SOMPO美術館で注目したい作品と展示
- ゴッホのひまわりを鑑賞するときのポイント
- 企画展や館内を楽しむために知っておきたいこと
- 所要時間やアクセスなど訪問前に役立つ情報
SOMPO美術館でじっくり見たいもの
SOMPO美術館というとゴッホのひまわりが真っ先に思い浮かびますが、実際に足を運ぶなら企画展や建物まで含めて見てみると、この美術館らしさが分かってきます。大規模な美術館を端から端まで歩くというより、気になる作品の前で立ち止まりながら鑑賞したい場所ですね。
ゴッホのひまわりを間近で鑑賞できる
SOMPO美術館を訪れる大きな楽しみのひとつが、フィンセント・ファン・ゴッホの《ひまわり》です。1987年にコレクションへ加わり、現在では美術館を代表する作品になっています。
画集やテレビ、インターネットなどで見たことがある人も多い作品ですが、実物を前にすると印象がかなり変わるかもしれません。黄色を中心とした色彩だけではなく、絵具の厚みや花びらの表現、花瓶と背景の関係など、近くで見るからこそ気づける部分があります。
有名な作品だからこそ、少し離れて全体を見たあと、近づいて筆跡や絵具の表情を見るのがおすすめです。同じ作品でも見る距離を変えると感じ方が変わります。
SOMPO美術館では《ひまわり》が原則展示されていますが、常設展示室が設けられているわけではありません。展覧会開催中に収蔵品コーナーなどで展示される形となるため、訪問前に現在の展示内容を確認しておくと安心です。
企画展によって美術館の印象が変わる
SOMPO美術館では年間を通してさまざまな企画展が開催されています。西洋絵画、日本画、近現代美術などテーマは展覧会によって異なり、訪れる時期によって楽しみ方が変わるのも特徴です。
そのため、SOMPO美術館へ行くときは「ひまわりを見に行く」だけでなく、その日に開催されている企画展もひとつの目的として考えておくと満足しやすいかなと思います。
企画展の内容によって展示作品数や観覧料金、開館時間、作品の撮影可否などが変わる場合があります。以前訪れたときと同じ条件とは限らないので、再訪する場合も確認しておきたいところですね。
展示作品の撮影ルールは展覧会ごとに異なります。撮影可能な作品でもフラッシュや三脚などが禁止されている場合があります。館内表示とスタッフの案内に従って鑑賞してください。
東郷青児をはじめとしたコレクションにも注目
SOMPO美術館の歴史を知るうえで欠かせない人物が東郷青児です。現在の美術館につながる施設は、1976年に東郷青児美術館として開館しました。
館内には東郷青児の油彩をはじめ、素描、版画、彫刻など多数の作品が収蔵されています。ただし、収蔵されている作品がいつでもすべて見られるわけではありません。
特に東郷青児の作品を目的に訪れる場合は、その時期に展示されているかを確認しておくことが大切です。収蔵作品と現在展示されている作品は別と考えておくと分かりやすいですね。
作品だけではないSOMPO美術館の楽しみ方
展示を見終えたらすぐに外へ出てしまうのは少しもったいないかもしれません。現在のSOMPO美術館は2020年に開館した建物で、外観から館内まで独特のデザインが取り入れられています。
曲線を取り入れた美術館の建築
西新宿には直線的な高層ビルが並んでいますが、その中でSOMPO美術館を見ると、建物の柔らかな曲線が印象に残ります。
建物自体をひとつの彫刻のようなアートとして捉えて設計されていて、正面から眺めるだけでも周囲のオフィスビルとは雰囲気が違います。展示作品だけを目的にしていると通り過ぎてしまいそうですが、入館前に少し建物を眺めてみると面白いですよ。
さらに外壁には、溶接によって生まれる立体的な線を利用してゴッホの《ひまわり》の筆のタッチが表現されています。作品と建築がさりげなくつながっているところが、この美術館らしい部分だと思います。
前庭にあるひまわりの陶板複製画
美術館の正面前庭には、ゴッホ《ひまわり》の陶板複製画があります。
本物の作品とは違い、陶板複製画は実際に触れて作品の表現を感じられるようになっています。展示室へ入る前に見ておくと、本物の《ひまわり》を鑑賞するときに比較する楽しみも生まれます。
本物の《ひまわり》を見ることだけを目的にすると見落としやすい場所ですが、前庭の陶板複製画、外壁、展示室の作品という順番で見ていくと、建物全体に《ひまわり》の存在が取り入れられていることが分かります。
展示室は作品に集中しやすい空間
展示室は3階から5階に配置されています。4階と5階は白を基調とした空間で、企画展の内容に合わせて展示構成を変えられるようになっています。
3階には《ひまわり》を鑑賞できるスペースが設けられています。作品を保護するガラスには映り込みを抑えた特注ガラスが採用されているため、色彩や筆跡を比較的自然な状態で見やすくなっています。
巨大な展示空間を歩き回るタイプではなく、ひとつひとつの作品と向き合いやすい距離感なのがSOMPO美術館の良さですね。
鑑賞後はミュージアムショップも立ち寄りたい
2階にはミュージアムショップと休憩スペースがあります。展覧会に関連したグッズや美術館ならではの商品を探すのも、美術館巡りの楽しみのひとつです。
ショップ周辺も曲線を取り入れた建築になっていて、白木を使った落ち着いた空間になっています。作品を見終えた直後に慌ただしく帰るのではなく、少し休みながら印象に残った作品を思い返すのもいいかなと思います。
グッズの内容は展覧会や時期によって変わるため、特定の商品を目的に訪れる場合は販売状況を事前に確認してください。
SOMPO美術館はどんな人に向いている?
美術館というと一日がかりで回る大型施設を想像するかもしれませんが、SOMPO美術館は少し違います。新宿という立地の良さもあり、街歩きや買い物と組み合わせながら美術鑑賞を楽しみたい人にも利用しやすい場所です。
ゴッホの作品を実物で見てみたい人
ゴッホが好きな人はもちろんですが、「有名な作品を実際に見てみたい」という美術館初心者にも訪れやすいと思います。
《ひまわり》は美術に詳しくなくても知っている人が多いため、作品について難しい知識がなくても楽しめます。実物を見てから作品について調べてみるのも、美術の楽しみ方のひとつですね。
ただし、《ひまわり》以外のゴッホ作品が常に多数展示されている美術館というわけではありません。ゴッホ作品をたくさん見たい場合は、開催中の展覧会内容まで確認して判断するのがおすすめです。
企画展を落ち着いて鑑賞したい人
大型美術館とは違った、比較的まとまりのある展示空間で作品を見たい人にも向いています。
企画展のテーマに沿って作品を順番に見ていくと、作者や時代背景を知らなくても自然に内容へ入り込みやすいです。私なら時間に余裕を持たせて、気になった作品の前では少し長めに立ち止まります。
人気の企画展では混雑することもあるため、静かに鑑賞したい場合は公式サイトで混雑情報などを確認してから訪れるといいでしょう。
新宿観光の途中で美術館へ行きたい人
SOMPO美術館は新宿駅西口から徒歩でアクセスできるため、観光の予定へ組み込みやすいのも魅力です。
新宿でランチを楽しんでから美術館へ向かったり、美術館のあとに都庁周辺を歩いたりと、半日程度の街歩きにも組み込みやすいですね。
天候の影響を受けにくい屋内施設なので、雨の日の東京観光で行き先を探しているときにも候補になります。
SOMPO美術館の所要時間と訪問前のポイント
初めて行く場所では、どれくらい時間を取ればいいのかも気になりますよね。SOMPO美術館は企画展の規模や鑑賞ペースによって所要時間が大きく変わるため、余裕を持った予定を組んでおくのがおすすめです。
所要時間は展示内容によって考える
SOMPO美術館の鑑賞時間は、作品をどの程度じっくり見るかによって変わります。館内を一通り見るだけなら比較的短時間でも回れますが、作品解説を読みながら企画展を鑑賞したり、《ひまわり》をじっくり見たり、ショップへ立ち寄ったりすると時間は長くなります。
一般的には1時間から2時間程度をひとつの目安として考えておくと予定を立てやすいかなと思います。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、企画展の規模や混雑状況によって異なります。
美術館のあとにレストラン予約や電車の予定を入れる場合は、鑑賞時間をぎりぎりに設定しないほうが安心です。気になる作品に出会ったときに、時間を気にせず立ち止まれる余裕を残しておきましょう。
開館時間と休館日は事前確認が安心
基本的な開館時間は10時から18時で、入館は閉館30分前までです。展覧会によっては金曜日に20時まで開館する場合があります。
休館日は基本的に月曜日ですが、祝日や振替休日にあたる場合の扱いや、展示替え期間、年末年始などで変更されることがあります。
展覧会によって開館日や時間が変わることもあるため、過去の情報だけを見て予定を決めないことが大切です。
チケット料金は企画展によって異なる
SOMPO美術館の観覧料金は一律ではなく、開催されている展覧会によって設定されます。事前購入券が用意される企画展もあります。
年齢による料金区分や無料対象なども展覧会によって確認が必要です。チケットを購入するときは、訪問予定日に開催されている展覧会のページを見るのが確実ですね。
料金、割引制度、開館時間、休館日、チケット販売方法、撮影ルールなどは変更される可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。移動や費用、安全面など重要な判断が必要な場合は、ご自身で最新情報を確認し、必要に応じて施設や専門家へご相談ください。
SOMPO美術館へのアクセス
SOMPO美術館は東京都新宿区西新宿にあり、新宿駅から徒歩で向かえる場所にあります。初めて西新宿を歩く場合は高層ビルが多く方向を見失いやすいので、損保ジャパン本社ビルを目印にすると探しやすいです。
新宿駅西口から徒歩でアクセスできる
所在地は東京都新宿区西新宿1-26-1です。JR新宿駅西口からは徒歩約5分がひとつの目安になります。
駅から近いため電車で訪れやすく、新宿観光や買い物と組み合わせやすい立地です。西新宿エリアには複数の鉄道路線や地下通路があるので、利用する路線によって歩くルートは変わります。
徒歩時間は出口や混雑、信号待ちなどでも変わるため、初めて訪れる場合は少し余裕を持って向かうと安心です。
車の場合は周辺の駐車場も確認しておく
車で訪れる場合は、美術館だけを見るのか、新宿周辺の観光や買い物もするのかによって駐車場所を考えると動きやすくなります。
西新宿は交通量が多く、駐車料金や利用可能時間も駐車場によって異なります。土日祝日やイベント開催日は周辺が混雑する可能性もあるため、公共交通機関を利用できる場合は電車での訪問も検討しやすい場所です。
SOMPO美術館は作品との距離を楽しみたい場所
SOMPO美術館は、ゴッホの《ひまわり》という世界的に知られた作品を鑑賞できるだけでなく、その時々の企画展や建築まで楽しめる美術館です。
特に印象的なのは、大きさを競うような美術館ではなく、作品をじっくり見ることに集中しやすいところです。《ひまわり》も遠くから眺めて終わりにするのではなく、色や筆跡を近くで見てみると、写真では分からなかった部分が見えてくると思います。
そして館外へ出る前には、建物の曲線や外壁、前庭にある《ひまわり》の陶板複製画にも目を向けてみてください。展示室で見た作品と建築がつながっていることに気づくと、SOMPO美術館の見え方が少し変わります。
企画展の内容や展示される収蔵作品は時期によって変わります。訪問日が決まったら、開催中の展覧会、チケット料金、開館時間、混雑状況などを確認してから出かけると、よりゆっくり美術鑑賞を楽しめます。
SOMPO美術館の基本情報
| 住所 | 東京都新宿区西新宿1-26-1 |
|---|---|
| 電話番号 | 050-5541-8600 |
| 営業時間 | 10:00~18:00(入館17:30まで) |
| 定休日 | 月曜日、展示替期間、年末年始(展覧会により月曜日開館の場合あり) |
| 駐車場 | 専用駐車場なし |
| アクセス | JR新宿駅西口から徒歩約5分/東京メトロ丸ノ内線 新宿駅から徒歩約5分 |
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