世界を代表する銀の産出地【石見銀山】
戦国時代後期から江戸時代にかけて最盛期を迎えた銀山で日本最大はもちろん、世界の銀山の3分の1の銀の産出は日本だったともいわれています。
当時から貴重な資源である銀が産出されたこともあり、銀山を争奪する争いの地となる事も多く、他国から何度も侵攻された地でもあります。
多くの歴史や先人の知恵がつまったの石見銀山なのです。
今でこそ『石見銀山』と呼ばれていますが、当初は大森銀山と。江戸時代初期には佐摩銀山とも呼ばれていました。
明治時代になると銀は枯渇し産出されなくなりましたが、代わりに銅を採鉱していたそうです。2007年にはアジア圏で初!鉱山としての世界遺産として登録されました。
石見銀山は複数のエリア構成される総称
石見銀山と言えば鉱山そのものを表すと思っていたのですが、実は採掘が行われていたエリアで世界遺産として登録される石見銀山遺跡の中で常に公開されているのが『龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)』と呼ばれるエリア。
江戸時代の武家屋敷跡や豪商などが住んでいたと言われ、今も住んでる人がいる昔ながらの町並みをみる事ができる『大森の町並み』
ノスタルジックな雰囲気も持つ温泉街のエリア『温泉津エリア』2つの泉質が異なる泉源があり国内屈指の湯治場と言われています。その3つのエリアを総称して石見銀山の観光名所となっているようです。
龍源寺間歩までの道のりはかなり険しい?
石見銀山エリアに観光で行く場合には多くの方が車で向かう人が多いと思います。龍源寺間歩に一番近い駐車場は小さくて競争率が高い。
さらに多くの人が行きかう道を通るので事故のリスクも高い為、中央の駐車場を利用する人がほとんどです。
しかし、この中央駐車場から龍源寺間歩までは緩やかな坂道を上りながら40分程度の道のりです。普段からの運動している人以外には結構厳しいかもしれません(笑)
もし、体力面で不安があるなら自転車を借りる方がいいです。さらに言うと電動アシスト自転車がおすすめです。
龍源寺間歩に向かう途中に『大森の町並み』があるので歴史を感じる町並みや建物、自然との融合を見る事が出来ます。
龍源寺間歩までの道中には景観を損ねない自動販売機が鎮座(笑)
龍源寺間歩内に入ると少し狭いエリアが続きますので頭上に注意が必要です。
龍源寺間歩内には多少なりともアップダウンが続きますので、簡易的な椅子が設置されているので途中で休む事もできます。
龍源寺間歩を出るとさらに休憩所が用意されています。年配の方も多かったので、その事による配慮がされているのでしょう。
龍源寺間歩から大森の町並みを行くまでの道には紅葉も見る事が出来ます!
世界遺産石見銀山の情報
公式サイト | しまね観光ナビ |
住所 | 島根県大田市大森町ニ183 |
営業時間 | 3/1~11/30 9:00~17:00 12/1~2/28 9:00~16:00 ※最終入場10分前 |
料金 | 大人410円(310円)、小人210円(150円) ※( )内は20名様以上の団体料金 ※小人は小学生以上中学生まで 幼児は無料 |
電話番号 | 0854-89-0117 |
駐車場 | 付近にあり |
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