足尾銅山観光の所要時間は?見どころやアクセス情報も解説。他では体験できないトロッコや雨の日でも体験できるのは魅力的。

「足尾銅山観光に初めて行くけど、所要時間はどのくらい見ておけばいいんだろう?」
この記事では、そんな疑問をお持ちのあなたのために、400年の歴史を誇る足尾銅山の観光に必要な情報を網羅的に解説します。
平均的な足尾銅山観光の所要時間はもちろん、気になる口コミや評判をチェックし、足尾銅山の料金と割引情報から、使える支払方法と注意点、電車や車でのアクセス方法、無料駐車場の収容台数と場所まで、旅行計画に欠かせないポイントをまとめました。
さらに、名物トロッコの乗車時間と運行間隔や、写真映えする坑内の見どころ、雨の日でも楽しめるかといった天候の注意点など、足尾銅山観光の所要時間を左右する見どころについても詳しくご紹介します。
この記事を読めば、足尾銅山観光の所要時間と計画のコツがわかり、当日をスムーズに楽しめること間違いなしです。
- 足尾銅山観光の平均的な所要時間と見学の流れ
- 料金やアクセス、駐車場などの基本情報
- 見学がさらに楽しくなるトロッコや坑内の見どころ
- 快適に観光するための服装や計画の注意点
足尾銅山観光の所要時間は?基本情報まとめ

- 400年の歴史を誇る足尾銅山
- 足尾銅山の料金と割引情報
- 使える支払方法と注意点
- 電車や車でのアクセス方法
- 無料駐車場の収容台数と場所
400年の歴史を誇る足尾銅山
足尾銅山は、約400年にわたって日本の近代化を支え続けた、非常に歴史深い場所です。
その歴史は古く、1610年(慶長15年)に発見され、江戸幕府の直轄運営となりました。当時産出された銅は、日光東照宮や江戸城の瓦などに使われただけでなく、海外へも輸出され国の財政を支える重要な資源だったのです。江戸時代の貨幣である「寛永通宝」もここで造られ、裏に「足」の字が刻まれた「足字銭」は有名です。
明治時代に入ると、実業家の古河市兵衛が経営を引き継ぎ、西洋の最新技術を導入したことで、足尾銅山は急速に発展を遂げます。一時は「日本一の鉱都」と呼ばれ、栃木県で2番目に人口が多い街として大いに栄えました。しかし、その発展の裏では、鉱毒事件という日本の公害問題の原点ともいえる悲しい歴史も抱えています。
1973年(昭和48年)に閉山となりましたが、現在はその坑内の一部が観光施設として公開されており、日本の産業史を体感できる貴重な学習の場となっています。
足尾銅山の料金と割引情報

足尾銅山観光の入場料金は、個人と団体で設定されています。15名以上で訪れる場合は団体料金が適用されるため、お得に見学できます。
料金一覧
利用者区分 | 個人料金 | 団体料金(15名以上) |
---|---|---|
大人・高校生 | 830円 | 大人: 730円 高校生: 510円 |
小・中学生 | 410円 | 300円 |
未就学児 | 無料 | 無料 |
障がい者手帳をお持ちの方へ
身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳のいずれかをお持ちの方は、窓口で提示することにより、入場料が無料になります。
学校の移動教室などで下見を行う場合、事前の申請により減免措置を受けられることもあります。訪問前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
使える支払方法と注意点

入場券の購入には、現金のほか、一部のキャッシュレス決済が利用可能です。
現在利用できる主なキャッシュレス決済は、PayPayやd払いなどです。団体での利用の場合は、あと払いや各種クーポンも利用できるため、事前に問い合わせておくとスムーズでしょう。
クレジットカードは利用できません
現在のところ、クレジットカードでの支払いは対応していません。現金または対応するQRコード決済を準備していく必要がありますので、ご注意ください。
施設内にはレストハウス(売店)もありますが、こちらも使える決済方法が異なる場合があるため、ある程度の現金は持っていくことをおすすめします。
電車や車でのアクセス方法
足尾銅山へは、公共交通機関と車のどちらでもアクセスできます。出発地に合わせて最適な方法を選びましょう。
電車・バスでのアクセス
電車を利用する場合、最寄り駅はわたらせ渓谷鐵道の「通洞駅」です。駅から観光施設までは、徒歩約5分と非常に近く便利です。わたらせ渓谷鐵道は、風光明媚な路線としても人気があり、のんびりとした鉄道旅を楽しむのも良いでしょう。
また、日光方面からは市営バスも運行しています。JR日光駅または東武日光駅から足尾行きのバスに乗車し、「銅山観光前」バス停で下車すれば目の前です。乗車時間は約55分です。
車でのアクセス
車でのアクセスも良好で、各方面からの所要時間の目安は以下の通りです。
- 日光宇都宮有料道路 清滝ICから:約30分
- 北関東自動車道 伊勢崎ICから:約70分
カーナビで目的地を設定する際は、「足尾銅山観光管理事務所」の電話番号(0288-93-3240)ではなく、住所「栃木県日光市足尾町通洞9-2」で検索すると正確な場所が表示されやすいです。
無料駐車場の収容台数と場所
車で訪れる方にとって嬉しいのが、広くて無料の駐車場が完備されている点です。
駐車場の収容台数は以下の通りで、十分なスペースが確保されています。
- 乗用車:100台
- 大型バス:17台
駐車場は観光施設の入口に隣接しており、長距離を歩く必要はありません。休日や観光シーズンでも比較的スムーズに駐車できることが多いですが、心配な方は少し早めに到着すると良いでしょう。
これだけの台数が停められるなら、安心して車で行けますね!団体旅行のバスにも対応しているのはありがたいです。

足尾銅山観光の所要時間を左右する見どころ

- 名物トロッコの乗車時間と運行間隔
- 写真映えする坑内の見どころ
- 雨の日でも楽しめる?天候の注意点
- 気になる口コミや評判をチェック
- 足尾銅山観光の所要時間と計画のコツ
名物トロッコの乗車時間と運行間隔

足尾銅山観光のハイライトの一つが、坑道内へと進むトロッコ電車です。
このトロッコに乗って、薄暗い坑道へと入っていくところから見学がスタートします。乗車時間は片道約7分ほど。ゆっくりと進む車窓からは、これから始まる探検への期待感が高まります。
トロッコは往路のみの運行です
トロッコは、入口のステーションから坑道内の150メートル奥にある降車場までの片道(往路)のみの運行です。降車した後は、約300メートルの坑道内を徒歩で見学し、出口へ向かう順路になっています。
トロッコは午前9時の始発から、通常時は約15分間隔で運行されています。最終の発車時刻は閉園時間とは異なり、午後4時15分となっているため、時間に余裕を持って乗り場へ向かいましょう。
写真映えする坑内の見どころ

トロッコを降りた先には、全長約460メートルにわたる見学コースが広がっています。薄暗くひんやりとした坑内には、写真に収めたくなるような見どころが満載です。
最大の見どころは、当時の厳しい採掘作業の様子を再現した、リアルな人形たちです。江戸時代の手掘りから、明治・大正・昭和へと進むにつれて機械化されていく様子が年代順に展示されており、その過酷さと技術の進歩を肌で感じることができます。
人形は動いたり音声が流れたりするものもあり、臨場感たっぷりです。また、坑道は所々でライトアップされており、幻想的な雰囲気を醸し出しています。行き止まりの坑道を照らすライトアップ装置など、子どもたちが楽しめる仕掛けもあります。
『ボタンを押してください』という演出はところどころにあり、当時の会話らしき音声も流れたりするのでなかなか楽しめますよ(笑)
坑道の総延長は東京-博多間に匹敵!
現在公開されているのは坑道のごく一部ですが、足尾銅山の坑道の総延長は約1,200kmにも及びます。これは、東京から福岡県の博多までの距離にほぼ匹敵する長さです。そのスケールの大きさを想像しながら見学すると、より一層感慨深いものがあります。
雨の日でも楽しめる?天候の注意点

足尾銅山観光は、天候に左右されずに楽しめる観光スポットです。
見学のメインは屋内(坑道内)なので、雨の日でも雪の日でも問題なく見学することができます。むしろ、雨が降った日の観光プランとして最適かもしれません。
駐車場から受付に行くまでの間や、一部の外エリアに関しては雨に濡れるので傘が必要。ただ、徒歩でいうと数分程度。それ以外の場所は、屋内、坑道内だったり、雨よけがあるので嬉しいポイント!
ただし、服装には一つ注意点があります。
坑内は夏でも肌寒い!羽織るものを忘れずに
坑道内の気温は、年間を通じて15度前後に保たれています。そのため、真夏日であっても坑内はひんやりと感じられます。
特に寒がりの方や薄着で訪れた方は、体調を崩さないためにも長袖のシャツやカーディガンなど、羽織れるものを一枚持参することを強くおすすめします。
また、足元は少し濡れている場所もあるため、滑りにくく歩きやすい靴を選ぶと快適に見学できます。
気になる口コミや評判をチェック
実際に訪れた人の感想は、計画を立てる上で非常に参考になります。口コミをいくつか見てみましょう。
高評価の口コミ
多く見られるのは、「日本の近代化を支えた歴史を学べて勉強になった」「トロッコに乗るのがアトラクションのようで楽しかった」といった声です。特に、子どもにとっては社会科見学のような学びの機会となり、大人にとっては日本の産業史を再認識する良いきっかけになっているようです。併設の銅資料館も分かりやすいと評判です。
注意したい口コミ
一方で、「坑内の人形がリアルすぎて、小さな子どもが怖がってしまった」という意見も散見されます。また、「施設全体に古さを感じる」という声や、「団体の観光客と重なると、坑道内が騒がしくなることがある」といった指摘もあります。
確かに、薄暗い中で動く人形は、小さなお子様には少し刺激が強いかもしれませんね。事前に「昔の人の様子を見るんだよ」と伝えておくと、心の準備ができるかもしれません。
静かにゆっくり見学したい方は、団体の予約が入りやすい午前中を避け、午後の時間帯を狙うと良いでしょう。
栃木観光のおすすめ観光スポット
栃木観光で人気の観光スポットは『あしかがフラワーパーク』です。特に年末年始の時期に開催されるイルミネーションは全国各地から多くの人が訪れる。時期が合うなら絶対におすすめ!

足尾銅山観光の所要時間と計画のコツ
ここまでご紹介した情報を基に、具体的な所要時間と計画の立て方をまとめます。結論として、足尾銅山観光の平均的な所要時間は、おおよそ30分から60分程度です。
この時間には、以下の内容が含まれています。
- トロッコの乗車時間(約7分)
- 坑道内の徒歩見学(約20分~40分)
- 銅資料館の見学(約10分~20分)
展示をじっくりと読んだり、写真を撮ったりする時間を多めに確保したい方や、レストハウスでお土産をゆっくり選びたい方は、90分ほど見ておくと、時間に追われることなく満喫できるでしょう。
また、近くにある「古河足尾歴史館」や「あしおトロッコ館」にも立ち寄る場合は、さらに時間が必要になります。周辺施設も合わせて観光する場合は、半日程度の滞在を計画するのがおすすめです。
- 足尾銅山観光の平均所要時間は30分から60分
- 余裕を持つなら90分程度の滞在がおすすめ
- トロッコ乗車時間は片道約7分
- 坑道内の徒歩見学は約300メートル
- トロッコの最終便も16時15分なので注意
- 料金は大人830円で15名以上から団体割引が適用
- 支払いは現金かPayPay、d払いが利用可能
- クレジットカードは使えないため準備が必要
- 電車の場合はわたらせ渓谷鐵道「通洞駅」から徒歩5分
- 車の場合は無料駐車場が100台分完備されている
- 坑内は夏でも涼しいため羽織るものが一枚あると安心
- 雨の日でも問題なく観光できる
- リアルな人形展示は小さな子どもには少し怖い可能性も
- 周辺施設も訪れるなら半日ほどの計画を立てると良い
情報と地図
公式サイト | 足尾銅山観光 |
住所 | 栃木県日光市足尾町通洞9−2 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
料金 | 830円 |
電話番号 | 0288933240 |
駐車場はありますか? | 無料駐車場あり |