黒部峡谷トロッコ電車の所要時間は?2025年最新情報

黒部峡谷トロッコ電車の所要時間はどれくらいか気になっていますか?この記事では、まずトロッコ電車はどこにあるのか、そして最も重要な2025年情報として区間別の所要時間を詳しく解説します。
あわせて、車窓からの絶景見どころと写真、乗車のポイント(服装・客車)、訪れた人の口コミ評判も紹介。
さらに、黒部峡谷トロッコ電車 所要時間以外の利用ガイドとして、運行期間と営業時間、宇奈月駅へのアクセス方法、駐車場の場所と料金、予約とチケットの支払方法、近くの観光スポット(宇奈月温泉)の情報も網羅。黒部峡谷トロッコ電車 所要時間まとめとして、訪問前に知りたい情報を凝縮してお届けします。
- 2025年最新の運行区間と往復の所要時間
- 車窓から見える絶景スポット(新山彦橋、後曳橋など)
- 客車の種類と選び方、おすすめの服装
- 宇奈月駅へのアクセス、駐車場、予約、支払い方法
黒部峡谷トロッコ電車の所要時間と見どころ
- トロッコ電車はどこにある?
- 区間別の所要時間(2025年情報)
- 車窓からの絶景見どころと写真
- 乗車のポイント(服装・客車)
- 訪れた人の口コミ評判
トロッコ電車はどこにある?

黒部峡谷トロッコ電車は、富山県黒部市の「宇奈月(うなづき)駅」を始発駅とする観光列車です。
日本一深いV字峡谷と言われる「黒部峡谷」の秘境を、黒部川に沿って走ります。もともとは黒部川の電源開発(ダム建設)のための資材運搬用鉄道として敷設された歴史があります。
トロッコ電車の旅の玄関口は、富山県随一の温泉地「宇奈月温泉」にあります。
「黒部ダム」とは場所が異なります
よく混同されがちですが、「黒部峡谷トロッコ電車」と、立山黒部アルペンルート内にある「黒部ダム」は、異なる場所にあります。
トロッコ電車は黒部川の下流~中流域(宇奈月温泉側)を走るのに対し、黒部ダムはさらに上流(長野県側からのアクセスが一般的)に位置しており、トロッコ電車に乗っても黒部ダムへは行けませんのでご注意ください。
区間別の所要時間(2025年情報)

黒部峡谷トロッコ電車の所要時間ですが、2025年シーズンは令和6年能登半島地震の影響により、運行区間が変更されています。
例年であれば終点の「欅平(けやきだいら)駅」まで運行し、片道の所要時間は約1時間20分(80分)でした。しかし、2025年シーズン(5月10日~11月30日)は、途中の「猫又(ねこまた)駅」までの折り返し運転となっています。
2025年シーズンの所要時間(宇奈月駅 ⇔ 猫又駅)
- 往復所要時間: 約120分(約2時間)
- (※猫又駅でのトイレ休憩を含む)

※黒薙駅、鐘釣駅、欅平駅へは行くことができません。
※運行開始直後の4月20日~5月9日までは、さらに手前の「柳橋駅」や「笹平駅」までの折り返し運転となり、所要時間はより短くなります。
終点の欅平駅まで行けないのは残念ですが、猫又駅までの往復約2時間でも、黒部峡谷の渓谷美を十分に楽しむことができます。
車窓からの絶景見どころと写真

トロッコ電車の最大の魅力は、なんといっても車窓から見える手つかずの大自然です。宇奈月駅から猫又駅までの区間にも、見どころがたくさんあります。車内では、富山県出身の女優・室井滋さんのナレーションによる沿線案内放送も楽しめます。
【宇奈月駅~黒薙駅間】
- 新山彦橋: 宇奈月駅出発後すぐに見える真紅の鉄橋。渓流からの高さは約40mあり、スリル満点です。
- うなづき湖: 宇奈月ダムによってできた人工湖。エメラルドグリーンの湖面に峡谷の緑が映えます。
- 新柳河原発電所: 湖に浮かぶヨーロッパの古城のような美しい水力発電所。
【黒薙駅~猫又駅間】
- 後曳橋(あとびきばし): 川底からの高さが約60mもある青い鉄橋。沿線で最も険しい谷に架かっており、スリルと絶景を同時に味わえます。
- 出し六峰(だしろっぽう): 水墨画のようにそそり立つ6つの峰々。
- ねずみ返しの岩壁: 高さ約200mの大岩壁。紅葉の時期は特に美しいスポットです。
絶景ポイントが続くため、カメラの準備をお忘れなく!行きは進行方向の右手側に絶景ポイントが集まっています。
乗車のポイント(服装・客車)

黒部峡谷トロッコ電車を快適に楽しむためには、客車の種類選びや服装、どの席を選ぶかが重要なポイントになります。こちらの写真がオープン席。
客車の種類
客車は主に2種類あり、特徴が大きく異なります。
- 普通客車(オープン型)
- 窓がない開放的な車両です。
- 料金:運賃のみ(例:宇奈月~猫又 往復 大人2,820円)
- メリット:黒部峡谷の風や音をダイレクトに感じられます。
- デメリット:雨天時は雨が吹き込むことがあります。また、夏でもトンネル内は肌寒く感じます。また、背もたれがありません。
- リラックス客車(窓付)
- 開閉可能な窓が付いた車両です。
- 料金:運賃 + 別途リラックス車両券(片道600円)が必要です。
- メリット:雨風や寒さを防げます。座席が転換できるクロスシートでゆったり座れます。
- デメリット:追加料金がかかります。開放感は普通客車に劣ります。また、窓は開けれるので寒くても他の人が全開にすると普通に寒い。
おすすめの服装
黒部峡谷は平地よりも気温が低く、特に標高が上がると涼しく(肌寒く)なります。また、トンネルの中は夏でもひんやりとしています。
- 上着(羽織るもの)は必須です。夏でも長袖のシャツやパーカーなどがあると安心です。
- 秋(特に10月以降)は、フリースや薄手のダウンジャケットなど、しっかりとした防寒対策をおすすめします。
- 普通客車で雨天時に備え、カッパやポンチョなどの雨具があると便利です。
席選びのポイント

リラックス車両の座席の様子
チケットを購入する際に普通車かリラックス客車のどちらかを選択します。発券されると号車が指定されます。ただポイントは席は指定されないという点です。
駅のホームに降りると1号車から始まり、奥に行くと12号車、13号車となります。そして進行方向は1号車向けに出発するのですが、猫又に行くまで多くの絶景ポイントは進行方向の右手側にあります。
その為、右側に席を確保することがおすすめ。絶景を見る事は出来ますが、写真撮影には向いていませんので注意が必要。
また、猫又に着くと20分の休憩時間を挟みますが、帰りも同じ号車の車両に乗りますが、席は自由なので、また席どりをしなければいけません。
訪れた人の口コミ評判
実際にトロッコ電車に乗車した人たちの口コミからは、その魅力と注意点が伝わってきます。
ポジティブな口コミ ✨
- 「渓谷美に圧倒されました。普段体験することのないトロッコのガタガタ音や景色がとてもよく感動しました。」
- 「童心に帰れて、大人も楽しい乗り物です。」
- 「真夏の旅行で冷房がないトロッコ列車が心配でしたが、乗車中は涼しく、気持ちが良かったです。」
- 「車掌さんが黒部の事や温泉など親切に対応してくれました。」
- 「鉄橋も撮影スポットとして美しい。」
ネガティブ・注意点の口コミ ⚠️
- 「災害の影響で猫又折り返しです。あまり見どころもなかったです。いまはコスパ悪いですね」(※2025年シーズンの折り返し運転に関する意見)
- 「オープントロッコでしたので、風もあり寒かったですが…」
- 「撮影スポットで減速していただけると嬉しいです。」
やはり絶景や非日常的な体験に満足する声が多い一方で、2025年シーズンは猫又駅までの折り返し運転となるため、以前の欅平駅まで行けた時と比べると物足りなさを感じる意見や、料金が割高に感じるという指摘もあります。また、開放型客車の「寒さ」は多くの人が言及するポイントのようです。

黒部峡谷トロッコ電車 所要時間以外の利用ガイド

- 運行期間と営業時間
- 宇奈月駅へのアクセス方法
- 駐車場の場所と料金
- 予約とチケットの支払方法
- 近くの観光スポット(宇奈月温泉)
運行期間と営業時間
黒部峡谷トロッコ電車は、冬季(12月~4月中旬)は積雪のため運休します。
2025年シーズン 運行期間
2025年4月20日(金)~ 11月30日(日)
営業時間(宇奈月駅 始発・終発)
- 始発: 8:17
- 終発: 15:19
※上記は5月10日以降の猫又駅までの運行ダイヤの一例です。時期により運行本数や時刻が変更になるため、必ず公式サイトの時刻表で確認してください。
乗車手続きのため、出発の約20分前までに宇奈月駅に来ることが推奨されています。並ぶときは30人位平気で並ぶので、ぎりぎりで行くとほぼ100%乗れないと思います。
また、乗れたとしてもいい席はとれないので十分に楽しめない可能性があります。
宇奈月駅へのアクセス方法

トロッコ電車の出発点である「宇奈月駅」へのアクセス方法です。
【電車の場合】
富山地方鉄道「宇奈月温泉」駅で下車し、徒歩約5分で黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」に到着します。
(※北陸新幹線「黒部宇奈月温泉」駅からは、富山地方鉄道「新黒部」駅に乗り換えて「宇奈月温泉」駅まで約25分です)
【車の場合】
北陸自動車道「黒部IC」から車で約20分です。
駐車場の場所と料金
車でアクセスする場合、宇奈月駅前に有料駐車場があります。
- 駐車場: 宇奈月駅前に約350台収容の駐車場あり
- 駐車料金: 普通車 1,000円 (当日1回6時間まで)
- その他: オートバイ 500円、バス 2,000円
駐車場の混雑
ゴールデンウィーク、お盆、紅葉シーズンの土休日は、駐車場が大変混雑する場合があります。時間に余裕を持って到着するか、公共交通機関の利用も検討しましょう。
10月の平日に行きましたが、感覚的に8割ぐらいの込み具合。車両によると思いますが、バスツアーなども組み込まれているので予約はとってた方が確実かもしれません。
予約とチケットの支払方法

トロッコ電車には予約なしでも乗車できますが、混雑時は希望の列車に乗れない可能性があるため、事前予約がおすすめです。
予約方法
- Web予約: 黒部峡谷鉄道の公式予約サイトから予約できます。乗車日の3ヶ月前から前日15:00まで受付可能です。(※4~6月分は4月1日から受付)
- 電話予約: お客さまセンター(0765-62-1011)で予約できます。
- 当日券: 宇奈月駅窓口で当日券も販売しています(午前7時40分より)。
支払い方法

宇奈月駅窓口でのチケット購入時には、多様な決済方法が利用可能です。
利用可能な決済方法
- クレジットカード: JCB, VISA, MASTER, AMEX, Diners
- デビットカード: J-Debit, JCB, VISA
- 電子マネー: iD, QUICPay, 楽天Edy, WAON, nanaco, 交通系IC(Suica, ICOCAなど)
- QR(スマホ)決済: PayPay, d払い, auPay
※Webチケット予約の場合は、クレジットカード決済または銀行振込となります。
近くの観光スポット(宇奈月温泉)
トロッコ電車の乗車前後にぜひ立ち寄りたいのが、出発駅でもある「宇奈月温泉」です。
富山県随一の規模を誇る温泉地で、「美肌の湯」として知られる弱アルカリ性の透明なお湯が特徴です。温泉街はこぢんまりとしており、散策にぴったりです。
- 温泉噴水: 宇奈月温泉駅前にある温泉街のシンボル。
- 山彦橋・やまびこ遊歩道: かつてのトロッコ電車の線路跡。トロッコ電車が「新山彦橋」を渡る姿を撮影できる絶好のビュースポットです。
- 黒部川電気記念館: 黒部川の電源開発の歴史やくろよんについて学べる無料の施設。宇奈月駅のすぐ近くにあります。
- 足湯・日帰り温泉: 温泉街には気軽に立ち寄れる足湯や、日帰り入浴が可能な旅館も多数あります。
トロッコ電車で冷えた体を、温泉で温めてから帰るのもおすすめです。
黒部峡谷トロッコ電車 所要時間まとめ
- 黒部峡谷トロッコ電車は富山県黒部市の宇奈月駅が始発
- 2025年シーズンは災害影響で「宇奈月駅~猫又駅」間の折り返し運転
- 2025年の往復所要時間は約120分(2時間)
- (参考)例年の終点・欅平駅までは片道約80分
- 車窓からは新山彦橋や後曳橋などの絶景が楽しめる
- 客車は窓なしの「普通客車」と窓付きの「リラックス客車」(追加料金600円)
- 峡谷は夏でも肌寒いため上着が必須
- 運行期間は4月中旬から11月末まで
- 宇奈月駅へのアクセスは富山地方鉄道「宇奈月温泉」駅から徒歩約5分
- 車の場合は北陸道「黒部IC」から約20分
- 宇奈月駅前に有料駐車場あり(普通車1,000円/日)
- 予約はWebまたは電話で可能。当日券もある
- 窓口での支払い方法は現金、クレジットカード、電子マネー、QR決済に対応
- 周辺には宇奈月温泉の観光スポットも多数
- 乗車前にトイレは済ませておくこと(車内・途中駅に無し ※猫又駅の休憩を除く)
情報と地図
| 公式サイト | 黒部峡谷トロッコ電車 |
| 住所 | 富山県黒部市黒部峡谷口11 |
| 営業時間 | 7時30分~16時00分 |
| 料金 | 料金表はこちら |
| 電話番号 | 0765621011 |
| 駐車場はありますか? | 有料駐車場あり |