みどり市大間々博物館の楽しみ方!料金・アクセス・見どころ完全ガイド

群馬県みどり市にある「みどり市大間々博物館」について、詳しく知りたいと思っていませんか?
みどり市大間々博物館へ行く前に、愛称「コノドント館」とは?と疑問に思うかもしれません。また、館内の様子を写真でチェックしたい、見学の所要時間はどのくらいかかるのか、そして観覧料金と割引について知りたい方も多いでしょう。
さらに、支払いは現金のみ?という支払方法を解説してほしい、電車と車でのアクセス方法や無料駐車場の場所と台数、実際に訪れた人の口コミや評判も気になるところです。
この記事では、周辺にある岩宿博物館の情報も含めて、みどり市大間々博物館の総まとめとして、あなたの知りたい情報を徹底的に解説します。
- 博物館の基本情報とユニークな見どころ
- 観覧料金、各種割引、利用可能な支払い方法
- 公共交通機関や車での詳しいアクセスと駐車場の情報
- 見学時間の目安や実際に訪れた人たちのリアルな口コミ
みどり市大間々博物館の基本情報

- 愛称「コノドント館」とは?
- 館内の様子を写真でチェック
- 見学の所要時間はどのくらい?
- 観覧料金と割引について
- 現金のみ?支払方法を解説
愛称「コノドント館」とは?

みどり市大間々博物館は、「コノドント館」という愛称で多くの人々に親しまれています。このユニークな愛称は、ある微化石に由来しています。
「コノドント」とは、古生代の海に生息していた原始的な脊椎動物の歯の化石で、大きさは1mmにも満たない非常に小さなものです。日本では、みどり市在住の研究者であった林信悟氏が初めて発見しました。
この発見により、みどり市は日本のコノドント研究発祥の地とされています。館内には、このコノドントを顕微鏡や模型で分かりやすく解説するコーナーが設けられており、博物館の大きな特徴の一つです。
また、博物館の建物自体も歴史的価値が非常に高いものです。この建物は、大正10年(1921年)に「旧大間々銀行」の本店として建てられました。
赤茶色のレンガ風タイルと白い御影石が調和したモダンな洋風建築は、当時の最先端デザインであり、現在はみどり市の指定重要文化財にもなっています。歴史ある建物を活用し、地域の自然・歴史・民俗を総合的に学べる点が、この博物館の大きな魅力です。
コノドントって何?
コノドントは、ラテン語で「円錐状の歯」を意味します。長い間、正体不明の化石でしたが、後の研究でウナギに似た原始的脊椎動物の体の器官の一部と判明しました。石油探査の手がかりとなる示準化石としても重要視されています。
館内の様子を写真でチェック

みどり市大間々博物館は、歴史ある建物の構造を活かしたユニークな展示構成が特徴です。ここでは、各フロアの見どころを写真のイメージと共にご紹介します。
1階 自然展示室

1階には、大間々地域に生息する動植物の精巧なジオラマや、子どもたちに人気の恐竜の模型が展示されています。博物館の愛称の由来となった「コノドント」のコーナーもあり、顕微鏡を覗いて微化石の世界を体験できます。迫力満点の立体映像シアターもこのフロアにあり、恐竜が画面から飛び出してくる映像は必見です。
中2階 民俗展示室

旧大間々銀行時代に担保の生糸などを保管していた土蔵を改修したのが、この民俗展示室です。一歩足を踏み入れると、まるで大正・昭和時代にタイムスリップしたかのような空間が広がっています。
かつての町家の暮らしを再現したコーナーでは、箱箪笥や柱時計、火鉢などが並び、懐かしい雰囲気に満ちています。また、商業で栄えた大間々の歴史を伝える商家の道具や、足袋職人・鍛冶職人などが使った道具の展示もあり、当時の人々の息づかいを感じられます。
歴史展示(古代~近現代)

各時代ごとの展示も充実しています。縄文時代の土器から、古墳時代の副葬品、渡良瀬川の要衝に築かれた高津戸城の復元模型(中世)、足尾銅山から銅を運んだ「あかがね街道」の資料(近世)、そして近代化が進んだ明治・大正・昭和の時代の資料まで、地域の歩みを多角的に学ぶことができます。
館内は決して広くはありませんが、各コーナーに情報が凝縮されていて見ごたえ十分です。レトロな建物の雰囲気と合わせて楽しむのがおすすめですよ!
見学の所要時間はどのくらい?

みどり市大間々博物館を見学する際の所要時間は、おおむね20分から40分が目安です。
館内の展示をさっと一通り見て回るだけであれば、30分程度で見学できます。しかし、各展示の説明をじっくり読んだり、人気の立体映像を鑑賞したりする場合は、1時間ほど時間を確保しておくと安心です。特に、歴史や民俗資料に興味がある方は、展示物に見入ってしまい、思ったより時間がかかるかもしれません。
立体映像の上映時間は決まっているため、入館時に受付でスケジュールを確認しておくと、効率よく館内を回ることができます。週末や連休中は多少混雑することもありますが、滞在時間に大きな影響が出ることは少ないでしょう。
見学プランのポイント
時間に余裕がない方は、興味のある展示室に絞って見学するのも一つの方法です。逆に、周辺の観光スポットも合わせて訪れる予定の方は、少なくとも1時間は博物館の見学時間として計画に含めておくことをおすすめします。
観覧料金と割引について

みどり市大間々博物館は、非常にリーズナブルな料金で楽しむことができるのが魅力の一つです。各種割引制度も用意されているため、訪れる前に確認しておきましょう。
区分 | 個人料金 | 団体料金(20名以上) |
---|---|---|
一般 | 200円 | 160円 |
小・中学生 | 50円 | 30円 |
幼児 | 無料 |
料金が無料になるケース
以下の条件に該当する方は、観覧料が無料になります。
- 身体障害者手帳・療育手帳または精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその介助者1名
- 5月18日「国際博物館の日」
- 10月28日「群馬県民の日」
観覧料が団体料金になる割引
下記の切符やカードを入館受付時に提示すると、観覧料が割引(団体料金適用)になります。
- わたらせ渓谷鐵道「一日フリーきっぷ」
- 東武鉄道「ふらっと両毛 東武フリーパス」
- モンベルクラブ「メンバーズカード」
割引利用の注意点
各種割引の併用はできません。利用できる割引が複数ある場合は、最もお得になるものを一つ選んで提示してください。
現金のみ?支払方法を解説
みどり市大間々博物館の観覧料の支払方法は、現金のみとなっています。
近年、多くの施設でキャッシュレス決済が導入されていますが、こちらの博物館ではクレジットカード、電子マネー、QRコード決済などは利用できません。そのため、訪れる際には必ず現金を用意していく必要があります。
観覧料は一般200円、小・中学生50円と高額ではありませんが、お釣りのないように小銭を準備しておくと、受付での支払いがスムーズに進みます。
支払いに関する注意点
館内にはミュージアムショップのような売店はなく、自動販売機も設置されていません。飲み物なども含め、必要な現金は事前に準備しておくことを強くおすすめします。

みどり市大間々博物館へ行く前に
- 電車と車でのアクセス方法
- 無料駐車場の場所と台数
- 訪れた人の口コミや評判
- 周辺にある岩宿博物館の情報
- みどり市大間々博物館の総まとめ
電車と車でのアクセス方法
みどり市大間々博物館は、公共交通機関でも車でもアクセスしやすい場所にあります。ご自身の出発地やスケジュールに合わせて最適な方法を選びましょう。
電車でのアクセス
電車を利用する場合の最寄り駅は、わたらせ渓谷鐵道「大間々駅」です。駅から博物館までは徒歩約5分と非常に近く、渓谷鐵道のレトロな列車の旅と合わせて楽しむことができます。
- 東京方面から:東武特急「りょうもう」で赤城駅まで行き、上毛電気鉄道に乗り換えて桐生駅へ。桐生駅からわたらせ渓谷鐵道で大間々駅へ。
- JR利用の場合:上野駅から高崎線・両毛線で桐生駅へ。桐生駅からわたらせ渓谷鐵道で大間々駅へ。
また、東武桐生線の「赤城駅」からも徒歩約15分でアクセス可能です。
自動車でのアクセス
自動車で訪れる場合は、北関東自動車道を利用するのが便利です。最寄りのインターチェンジは「太田藪塚IC」で、そこから国道122号線を経由して約25分で到着します。
博物館は国道122号線沿いに位置しており、道も分かりやすいため、初めての方でも迷うことは少ないでしょう。
無料駐車場の場所と台数

みどり市大間々博物館には、無料の専用駐車場が完備されています。車で訪れる方にとって、駐車料金を気にせずゆっくり見学できるのは嬉しいポイントです。
駐車場は、博物館の建物の西側と南側にあります。駐車可能な台数は約25台です。さらに、大型バス専用の駐車スペースも確保されているため、団体での見学にも対応しています。
通常は問題なく駐車できますが、ゴールデンウィークや地域のイベント開催時など、周辺が混雑するタイミングでは満車になる可能性も考えられます。もし満車の場合は、周辺の有料駐車場などを利用することも検討しましょう。
駐車場のポイント
駐車場は敷地内にあり、博物館の入口まですぐです。料金は無料なので、時間を気にすることなく見学に集中できます。
訪れた人の口コミや評判

実際にみどり市大間々博物館を訪れた人々からは、様々な感想が寄せられています。ここでは、代表的な口コミや評判をいくつかご紹介します。
「建物自体が大正時代の銀行なので、レトロな雰囲気がとても素敵でした。展示だけでなく、建築物としても楽しめます。」(40代・女性)
「入館料が大人200円と非常に安いのに、展示内容は充実していて驚きました。恐竜の3D映像は子どもがとても喜んでいましたね。」(30代・男性)
「コノドントという化石について初めて知りました。地域の歴史や自然についてコンパクトにまとめられていて、勉強になりました。ちょっとごちゃ混ぜ感があるという意見も分かりますが、それもまた味があって良いと思います。」(50代・男性)
ポジティブな口コミとしては、「建物のレトロ感」「料金の安さ」「子どもも楽しめる展示」などが多く挙げられています。一方で、展示のカテゴリーが多岐にわたるため、少し雑多な印象を受けるという声も一部あるようです。しかし、総じてコストパフォーマンスが高く、気軽に立ち寄れる博物館として高く評価されています。
周辺にある岩宿博物館の情報
みどり市大間々博物館を見学した後は、少し足を延して周辺の観光スポットを訪れるのもおすすめです。特に歴史好きの方には、同じみどり市内にある「岩宿博物館」がおすすめです。
岩宿博物館は、日本の旧石器時代の存在を証明した「岩宿遺跡」の発見を記念して建てられた博物館です。大間々博物館からは車で約15分ほどの距離にあり、合わせて見学することで、この地域の歴史をより深く理解することができます。

その他の周辺観光スポット
- 高津戸峡:博物館から徒歩約7分。美しい渓谷で、散策に最適です。
- わたらせ渓谷鐵道:博物館の最寄り駅でもある大間々駅から乗車できます。渓谷の絶景を車窓から楽しむトロッコ列車が人気です。
- ながめ公園:博物館から徒歩約6分。高津戸峡に面した公園で、四季折々の景色が楽しめます。
大間々博物館を拠点に、これらのスポットを巡ることで、みどり市の魅力を一日中満喫できます。
みどり市大間々博物館の総まとめ
最後に、この記事でご紹介したみどり市大間々博物館の要点をリスト形式でまとめます。お出かけ前の最終チェックにご活用ください。
- 愛称はコノドント館
- 日本におけるコノドント研究発祥の地
- 建物は大正10年築の旧大間々銀行
- 建物はみどり市指定重要文化財
- 自然・歴史・民俗を扱う総合博物館
- 恐竜模型や立体映像シアターが人気
- 見学の所要時間は20分から40分
- 一般の観覧料金は個人200円
- 小・中学生の観覧料金は個人50円
- 団体割引や特定のカード提示で割引あり
- 支払方法は現金のみ
- クレジットカードや電子マネーは利用不可
- 最寄り駅はわたらせ渓谷鐵道「大間々駅」で徒歩5分
- 最寄りICは北関東道「太田藪塚IC」で約25分
- 無料駐車場が約25台分完備
みどり市大間々博物館の情報と地図
公式サイト | みどり市大間々博物館 |
住所 | 群馬県みどり市大間々町大間々1030 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
料金 | 200円 |
電話番号 | 0277734123 |
駐車場はありますか? | 無料駐車場あり |