
こんにちは。にほん旅さんぽ、運営者の「ちょぼ」です。鎌倉駅のすぐ近くにある「おんめさま」こと大巧寺は、安産祈願でとても有名なお寺です。
これから赤ちゃんを迎えるご家族にとって、安心して参拝できるかどうかは気になるところですよね。特に大巧寺の拝観料や安産祈願にかかる具体的な費用、そして当日の持ち物や服装については、事前にしっかり調べておきたいポイントです。
また、妊婦さんの体調を考えると、境内の近くまで車で行ける駐車場があるか、御朱印の受付時間は何時から何時までかといった情報も欠かせません。
この記事では、私が実際に調べた情報を基に、皆さんが不安なくお参りできるよう詳しくご紹介します。
- 拝観料の有無と安産祈願やお礼参りにかかる具体的な費用
- 腹帯を持ち込んで帯印をもらう際の手順と料金の目安
- 鎌倉駅から徒歩3分のアクセス情報と駐車場の利用注意点
- 参拝後に立ち寄れる妊婦さんに優しいランチやカフェ情報
大巧寺の拝観料は無料だが安産祈願の費用はかかる
鎌倉観光のついでにふらっと立ち寄ることも多い大巧寺ですが、まず最初にお伝えしたいのは、境内に入るための拝観料は無料だということです。
駅からのアクセスも良く、通り抜けもできるため、地元の方や観光客が散策を楽しんでいる姿もよく見られます。
ただし、今回のメインテーマである「安産祈願」を受ける場合には、当然ながら初穂料(費用)が必要になります。ここでは、実際にどのような費用がかかるのか、項目ごとに詳しく見ていきましょう。

安産御守や腹帯セットの初穂料と内容
まず、安産祈願の基本となるのが「安産御守」です。こちらは初穂料として2,500円を納めることで授与されます。この2,500円という金額には、単にお守りを受け取るだけでなく、とても手厚いご祈祷が含まれているのが大きな特徴なんです。
安産御守(2,500円)に含まれるもの
- 安産御守本体
- 妊婦さんの氏名・年齢・住所・出産予定日の記帳
- 出産予定月の末日まで、毎朝住職による安産祈祷
一般的なご祈祷だと、その場で一度お祓いをして終わりというケースも多いですが、大巧寺では出産予定日まで毎朝ご祈祷を続けてくれるんです。これが「おんめさま」が多くの妊婦さんに支持されている理由の一つかなと思います。
数ヶ月間にわたる安心感が2,500円で得られると考えると、非常にありがたいですよね。
また、これとは別に、さらしタイプの「安産腹帯」が必要な場合は、追加で2,500円を納めて授与していただく形になります。さらに、犬がお産が軽いことにあやかった縁起物の飾り「戌張子(いぬはりこ)」も2,500円で用意されています。これらは必須ではなく、まずは「安産御守」を受けることが基本の条件となっています。
腹帯を持ち込み帯印をもらう手順と料金
最近では、昔ながらの「さらし」ではなく、使い慣れたマタニティガードルや腹巻きタイプの腹帯を使っている妊婦さんも多いですよね。「自分が普段使っているものにご利益をいただきたい」という方も安心してください。大巧寺では、持参した腹帯に「帯印」のみを押していただくことも可能です。
この場合の手順としては、まず基本の「安産御守(2,500円)」を受けることが前提となります。その上で、持参した腹帯を窓口で出すと、朱印を押していただけます。この帯印のみの初穂料は、一般的に1,500円程度とされています。
持ち込みのポイント ガードルタイプや腹巻きタイプなど、素材や形状によっては押印が難しい場合もあるかもしれません。心配な方は、念のため窓口で確認してみてくださいね。また、お寺では帯を「授与・押印」するのみで、実際に巻く指導は行っていませんので、巻き方は産院などで相談しましょう。
お礼参りの返納方法と郵送の対応について
無事に出産を終えた後は、感謝の気持ちを込めて「お礼参り」に行きたいですよね。お礼参りの際は、授与された安産御守や腹帯(さらし)、戌張子などをお寺にお返しします。基本的には、赤ちゃんの顔見せも兼ねて家族で参拝するのが一番ですが、産後の体調や遠方にお住まいの事情などで、直接行くのが難しい場合もあるかと思います。
そんな時は、郵送での返納や御守の授与も受け付けてくれます。
郵送で安産祈願(御守授与)を申し込む場合は、代金(2,500円)と返信用封筒(切手貼付・宛名記入済)、そして妊婦さんの情報(氏名・年齢・住所・出産予定日)を書いた紙を同封し、現金書留で送る形になります。お礼参りの返納についても、まずはお寺に問い合わせて詳細を確認してみるとスムーズですよ。
御朱印の値段変更と受付時間の最新情報
参拝の記念に御朱印を集めている方も多いと思いますが、料金については少し注意が必要です。以前は300円でしたが、昨今の物価上昇などの影響もあり、鎌倉周辺の寺社では価格改定が行われました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 御朱印料 | 500円(※最新情報をご確認ください) |
| 受付時間 | 09:00 ~ 17:00 |
| 場所 | 安産腹帯守授与所(本堂向かって右手) |
インターネット上の古い記事では「300円」と書かれていることもありますが、現在は500円用意しておくのが確実です。また、大巧寺は「鎌倉江の島七福神」の一つ(夷尊神・布袋尊)でもありますので、七福神巡りの色紙などをお持ちの方も、こちらで御朱印をいただけます。
駐車場やアクセスと戌の日の混雑状況
妊婦さんにとって一番気になるのがアクセスですよね。大巧寺の最大の魅力は、なんといってもその立地の良さです。
- 電車の場合:JR鎌倉駅「東口」から徒歩約3分。若宮大路へ向かう平坦な道だけで到着できます。階段や坂道がないのは、お腹の大きい妊婦さんにとって本当に助かります。
- 車の場合:境内に参拝者用の駐車場が約12台分あります。ただし、入り口はメインの「若宮大路」ではなく、一本裏の「小町大路」側になりますのでご注意ください。
車での参拝に関する注意点 駐車場はあるものの、台数が少なく、周辺の道路(特に小町大路)は非常に狭くて人通りが多いです。運転に不慣れな方や大型車の場合はかなりストレスがかかるかもしれません。また、「戌の日」や週末、大安の午前中は駐車場がすぐに満車になります。 可能であれば電車を利用するか、周辺の広いコインパーキングに停めてから歩くことを強くおすすめします。
特に「戌の日」の午前中は、安産祈願の方で授与所が行列になることもあります。体調を崩さないよう、混雑のピークを避けて午後に行ったり、あえて平日を選んだりするのも一つの作戦かなと思います。
大巧寺の拝観料だけでなく周辺ランチやマナーも確認
ここまでは費用やアクセスを中心にお伝えしましたが、せっかく鎌倉まで来たのですから、お参り以外の時間も楽しく過ごしたいですよね。ここからは、おんめさまの歴史や見どころ、そして妊婦さんに優しい周辺のランチ情報など、より充実した時間を過ごすためのポイントをご紹介します。
おんめさまの歴史と産女霊神の由緒
そもそも、なぜ大巧寺は「おんめさま」と呼ばれているのでしょうか。その由来は、「産女(うぶめ)」という言葉が転じたものだと言われています。
大巧寺にお祀りされている「産女霊神(うぶめれいじん)」には、難産で亡くなった女性の霊を鎮め、安産の神様として祀ったという伝説があります。悲しい歴史が背景にありますが、だからこそ「他の方には同じ苦しみを味わわせたくない」という強い願いが込められており、今では多くの妊婦さんを守る力強い存在となっているんですね。
アガパンサスなど季節の花ごよみと見頃
大巧寺は「花の寺」としても有名で、いつ訪れても季節の花々が心を癒やしてくれます。特に私のおすすめは、初夏から夏にかけての時期です。
| 季節 | 花の種類 | 見頃の目安 |
|---|---|---|
| 春 | 椿、白木蓮、牡丹 | 3月~4月 |
| 初夏 | 石楠花(シャクナゲ) | 4月下旬~5月中旬 |
| 夏 | アガパンサス | 6月下旬~7月 |
| 冬 | 水仙 | 12月~1月 |
特にアガパンサスは、鎌倉の紫陽花シーズンが終わる頃に見頃を迎えます。紫陽花の人混みが落ち着いた7月頃、涼しげな青い花を眺めながら静かにお参りするのは、とても風情があって素敵ですよ。
撮影禁止場所や境内の飲食に関する注意点
美しいお庭があるとついつい写真を撮りたくなりますが、大巧寺には厳格なルールがあります。
撮影とマナーの禁止事項
- 三脚・一脚の使用禁止:参道が狭いため、通行の妨げになります。
- 本堂内の撮影禁止:ご本尊や祈りの場にはカメラを向けないようにしましょう。
- 飲食禁止:テイクアウトした飲み物や食べ物を境内で食べるのはNGです。
特に近年はSNS映えを狙った撮影トラブルも増えているようですが、ここはあくまで祈りの場。静寂を守り、他の参拝者への配慮を忘れないようにしたいですね。
妊婦や子連れに優しい座敷ランチとカフェ
参拝の後は、美味しいランチやカフェでほっと一息つきたいところ。妊婦さんや小さなお子様連れでも安心して利用できるお店をいくつかピックアップしました。
1. Alphabet Cafe(アルファベットカフェ) 鎌倉駅東口からすぐの場所にあるカフェです。こちらのお店は、コーヒー豆にこだわっているだけでなく、「デカフェ(カフェインレス)」も用意してくれています。妊娠中の方も、「デカフェで」と伝えれば美味しいカフェラテなどを楽しめますよ。
2. 秋本(Akimoto) 駅の目の前にある日本料理店です。美味しい天丼や鎌倉野菜を使った料理が楽しめます。駅近なので移動の負担が少なく、落ち着いた和の雰囲気で食事ができます。
3. 季節料理 あら珠 / 鎌倉海鮮 碧海(umi) どちらも座敷席がある和食店として知られています。お腹が大きくて椅子に座るのが辛い時や、産後に赤ちゃんを寝かせたい時には、座敷があるお店は本当に重宝しますよね。
人気店は混み合うことも多いので、できれば事前に予約をしておくと安心です。
大巧寺の拝観料や事前準備のポイントまとめ
今回は、鎌倉の「おんめさま」大巧寺の拝観料や安産祈願の費用、周辺情報についてご紹介しました。
記事のまとめ
- 拝観料自体は無料。散策だけなら費用はかかりません。
- 安産祈願(御守)は2,500円。出産まで毎朝祈祷してくれる安心感が魅力。
- 手持ちの腹帯(ガードル等)への帯印も可能(別途費用目安1,500円)。
- 駐車場はあるが狭くて混むため、電車でのアクセスが一番おすすめ。
- 御朱印は500円。時間は9:00~17:00まで。
初めての出産や育児には不安がつきものですが、おんめさまでしっかりと安産祈願をすることで、きっと心強い気持ちになれるはずです。体調を第一に考えつつ、素敵な鎌倉へのお出かけを楽しんでくださいね。
大巧寺の情報
| 公式サイト | 大巧寺 |
| 住所 | 神奈川県鎌倉市小町1丁目9−28 |
| 営業時間 | 24 時間 |
| 料金 | 拝観無料 |
| 電話番号 | 0467220639 |
| 駐車場はありますか? | あり |
