鎌倉の本覚寺は拝観料無料!見どころや駐車場も徹底レポ

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鎌倉の本覚寺は拝観料無料!見どころや駐車場も徹底レポ

鎌倉駅からほど近い場所にある本覚寺は、商売繁盛の神様として知られ、多くの観光客で賑わう人気のスポットです。

鎌倉観光の計画を立てる際、やはり気になるのが拝観料や現地の駐車場事情ではないでしょうか。実は本覚寺、拝観料に関しては無料という、お財布にも優しいお寺なんです。

しかし、無料だからといって侮るなかれ。境内には歴史ある建築や可愛らしいお守りのにぎり福、そして迫力ある御朱印など、訪れる価値のある魅力がたくさん詰まっています。

今回は、そんな本覚寺の拝観料に関する基本情報から、混雑を避けるための時間帯やアクセスのコツまで、私が実際に足を運んで感じた魅力とともにお伝えします。

  • 無料で参拝できる境内の開放時間と注意点
  • 鎌倉駅からの混雑を避けたおすすめアクセス
  • 周辺駐車場の料金相場と賢い利用方法
  • 人気のお守り「にぎり福」や御朱印の情報
目次

本覚寺は鎌倉観光で拝観料が不要な名所

鎌倉には数多くの名刹がありますが、拝観料(入山料)がかかるお寺も多いですよね。そんな中で、本覚寺は基本的に拝観料が無料という、旅行者にとって非常にありがたいスポットです。

鎌倉駅周辺の観光ルートに組み込みやすく、ふらっと立ち寄れる気軽さが魅力ですが、まずは基本的な利用ルールやアクセス環境についてしっかり押さえておきましょう。

参拝可能な時間と寺務所の対応

本覚寺の境内は、門扉で厳重に閉ざされているわけではなく、小町大路という通りに面して開放されています。そのため、基本的には自由に境内に入ってお参りすることが可能です。散策の途中に立ち寄って、静かに手を合わせるだけなら時間を気にする必要はあまりありません。

ただし、御朱印をいただいたり、お守りを購入したりしたい場合は、寺務所(授与所)が開いている時間に訪れる必要があります。

寺務所の対応時間 9:00 〜 16:00

鎌倉の多くのお寺は16時30分頃まで開いていることが多いですが、本覚寺の寺務所は16時で閉まってしまう点に注意が必要です。

特に冬場など日が落ちるのが早い季節は、16時を過ぎると境内も暗くなり足元が見えづらくなります。安全に参拝するためにも、また授与品を確実に手に入れるためにも、日中の明るい時間帯に訪れることをおすすめします。

鎌倉駅からのアクセスと近道

本覚寺へのアクセスは、JR横須賀線・江ノ島電鉄の「鎌倉駅」から徒歩で約3分から5分ほどと、非常に好立地です。しかし、駅前の「小町通り」や「若宮大路」は観光客で大変混雑しており、普通に歩くと人混みで疲れてしまうことも。

そこで私がおすすめしたいのが、人混みを避けてスムーズにたどり着ける裏ルートです。

おすすめの徒歩ルート

  1. 鎌倉駅「東口」を出て、右手の「鎌倉郵便局」方面へ進みます。
  2. 郵便局の横を通り過ぎ、その裏手にあたる道へ入ります。
  3. そのまま進むと滑川(なめりがわ)にかかる「夷堂橋(えびすどうばし)」が見えてきます。
  4. 橋を渡れば、目の前が本覚寺の山門です。

このルートを使うと、賑やかな観光地から一歩離れた、鎌倉らしい落ち着いた雰囲気を感じながらアプローチできますよ。

周辺駐車場の料金相場と注意点

車で鎌倉へ行く際、最も頭を悩ませるのが駐車場問題です。残念ながら、本覚寺には参拝者専用の駐車場がありません。そのため、近隣のコインパーキングを利用する必要がありますが、このエリアの駐車料金は「観光地価格」であることが多いので注意が必要です。

私がリサーチした周辺の相場感は以下の通りです。

エリア距離感料金相場の目安
駅・寺直近徒歩1〜5分20分 300円〜 最大料金 2,000円〜2,750円
大町・材木座徒歩10〜15分30分 200円前後 最大料金 1,000円前後

「最大料金」の罠に注意! 駅に近い便利な駐車場ほど、土日祝日は「最大料金(打ち止め)」の設定がない場合があります。数時間停めただけで数千円の請求が来ることも珍しくありません。看板の小さな文字までしっかり確認しましょう。

少し歩くことにはなりますが、海側の材木座方面や大町エリアまで離れると、料金がガクッと下がることがあります。また、道が狭く混雑しやすい鎌倉では、駐車場を探してウロウロするのはリスクが高いです。

「akippa」などの事前予約サービスを使って、あらかじめ場所を確保しておくのが賢い方法かなと思います。

東身延と呼ばれる歴史的背景

本覚寺は、単なる観光スポットではなく、日蓮宗にとって非常に重要な「聖地」でもあります。創建は1436年(永享8年)。かつてこの場所には「夷堂(えびすどう)」があり、佐渡流罪から戻った日蓮聖人がここで説法を行ったという伝承が残っています。

その後、日蓮宗総本山である身延山久遠寺から日蓮聖人のご遺骨を分骨したことから、本覚寺は「東身延(ひがしみのぶ)」と呼ばれるようになりました。境内にある分骨堂には、その貴重なご遺骨が祀られており、格式の高さがうかがえます。無料で入れるお寺ですが、こうした深い歴史を知ってから訪れると、見える景色も変わってきますよね。

夷堂などの境内にある見どころ

境内に入ってまず目を引くのが、朱色が鮮やかな八角形のお堂、「夷堂(えびすどう)」です。ここには商売繁盛の神様である夷様(えびすさま)が祀られています。

実はこの夷堂、源頼朝が鎌倉幕府の「裏鬼門」にあたる方向を鎮めるために建てたのが始まりだとか。一般的なえびす様といえば、鯛を抱えてニコニコしているイメージですが、本覚寺のえびす様は少し違います。

本覚寺のえびす様の特徴 岩の上に座り、手には何も持たず、厳しい表情で合掌されています。これは、人々の苦しみを代わりに引き受け、泥にまみれて働く尊さを説いている姿だと言われています。

また、夏には樹齢を重ねた見事な百日紅(サルスベリ)が花を咲かせます。歴史ある建物と自然の調和も、本覚寺の大きな魅力の一つです。

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本覚寺を鎌倉で拝観料以上に楽しむ方法

拝観料がかからない分、お賽銭や授与品にお金を使って、より深くお寺とのご縁を結ぶのも素敵な過ごし方です。ここからは、本覚寺ならではの「体験」や「モノ」に焦点を当ててご紹介します。特に女性に人気のお守りや、力強い御朱印は必見ですよ。

愛らしいお守りにぎり福の種類

本覚寺を訪れたら絶対にチェックしたいのが、「にぎり福」という独自のお守りです。これは小さな土人形で、一つひとつ手書きで顔が描かれているため、どれも微妙に表情が違います。自分と目が合う子を探すのも楽しい時間です。

使い方はとてもユニークで、「1日1回、願いを込めて手の中で握る」ことでご利益があると言われています。ただ持っているだけでなく、毎日触れることで愛着が湧いてくるんですよね。

にぎり福の文字とご利益

  • 【愛】:良縁や家庭円満(ピンクなどの色が多い)
  • 【健】:身体健全(健康を願う方に)
  • 【財】:商売繁盛・金運(黄色や赤など)
  • 【学】:学業成就・合格祈願(青や緑など)
  • 【福】:幸福全般(オールマイティな願い)

価格は数百円程度とお手頃ですので、家族や友人へのお土産としても喜ばれると思います。

頂ける御朱印の種類と値段

御朱印集めをしている方にとっても、本覚寺は外せないスポットです。こちらでは主に2種類の御朱印をいただけます。

  1. 「南無妙法蓮華経」:日蓮宗特有の、筆先が伸びた「髭文字(ひげもじ)」で書かれる力強い御朱印。
  2. 「夷尊神」:鎌倉江の島七福神の一つとしての御朱印。

初穂料(値段)は、一般的に300円から500円程度です。最近は書き置き(紙のみの渡し)のお寺も増えていますが、本覚寺では帳面への「直書き」に対応してくださることが多いのも嬉しいポイント(混雑状況や書き手の不在時を除く)。

御朱印帳について 本覚寺オリジナルの御朱印帳は確認されていませんが、七福神巡り専用の「屏風型御朱印帖(3,000円)」や、専用の色紙(1,000円)の取り扱いはあります。ただし在庫がない場合もあるので、確実に欲しい方は他のお寺で入手してから回るのが無難かもしれません。

刀工正宗の墓と伝わる伝説

歴史ファン、特に日本刀が好きな方にとって、本覚寺は聖地の一つです。境内には、鎌倉時代末期に活躍した伝説の名刀工、「五郎入道正宗(ごろうにゅうどうまさむね)」のお墓があります。

「正宗」という名前は、実は日蓮聖人から贈られたものだという伝承も残っています。境内には正宗の碑も建っており、静かに手を合わせるファンの姿を見かけることもあります。拝観料無料のエリアに、これほど重要な歴史的遺産があるなんて驚きですよね。

初えびすなどの主要な年中行事

普段は静かな本覚寺ですが、お正月には凄まじい熱気に包まれます。特に有名なのが、1月に行われる「鎌倉えびす(初えびす)」です。

主な行事スケジュール

  • 1月1日〜3日(初えびす):初詣客で賑わいます。
  • 1月10日(本えびす):この日がクライマックス。「商売繁盛、お笹持ってこい!」の掛け声とともに、福娘さんが縁起物を授与してくれます。
  • 10月24日(お会式):日蓮聖人の命日法要。夜には万灯(まんどう)が練り歩き、幻想的な雰囲気に包まれます。

特に1月10日の本えびすは、午前中から大変な混雑になります。商売繁盛を本気で願うならこの日がベストですが、ゆっくり参拝したい方は日程をずらすなどの工夫が必要です。

本覚寺は鎌倉で拝観料無料の必見地

今回は、「本覚寺 鎌倉 拝観料」と検索している方に向けて、現地の情報を詳しくまとめてみました。

結論として、本覚寺は「拝観料無料」という気軽さがありながら、得られる体験の密度が非常に高いお寺です。駅から近くアクセスも抜群なので、鎌倉到着直後や、帰りの電車に乗る前の立ち寄りスポットとしても最適です。

浮いた拝観料の分で、可愛い「にぎり福」を連れて帰ったり、御朱印をいただいたりすれば、きっと素敵な鎌倉の思い出になるはず。ぜひ次の鎌倉散歩のコースに入れてみてくださいね。

本覚寺の情報

公式サイト本覚寺
住所神奈川県鎌倉市小町1丁目12−12
営業時間9時00分~16時00分
料金拝観無料
電話番号0467220490
駐車場はありますか?なし

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