
鎌倉の小町通りから少し離れた静かな場所に佇む宝戒寺。萩の寺として有名ですが、実はここ、知る人ぞ知るパワースポットなんです。
特に「鎌倉 宝戒寺 お守り」と検索しているあなたは、何か厄除けやご利益を求めているのではないでしょうか。私自身も、日々の生活でちょっとついてないなと感じたときに、ふと立ち寄ってみたことがあります。
この記事では、私が実際に訪れて感じた魅力や、気になるお守りの種類、そして周辺のランチ情報まで、皆さんの疑問を解消できるように分かりやすくご紹介しますね。
- 自分で作る体験ができる無患子守りの詳細
- 北条氏鎮魂の歴史から紐解くお寺のご利益
- 季節の花や限定御朱印などの見どころ情報
- 参拝後に立ち寄れる周辺のランチやカフェ
鎌倉の宝戒寺のお守りの種類とご利益
宝戒寺を訪れる多くの人が求めているのが、ここならではのユニークな授与品です。一般的なお守りとは一味違う、歴史や物語が込められたアイテムがたくさんあります。まずは、どんなお守りがあって、それぞれどのようなご利益が期待できるのか、詳しく見ていきましょう。
厄除けに強い無患子守りの効果と由来
宝戒寺で最も有名なお守りといえば、なんといっても「無患子守(むくろじまもり)」です。名前からして強そうな響きですが、これは植物の名前に由来しています。
境内に大きくそびえ立つ無患子の木。この木の実を使ったお守りなんですが、漢字で「子が患(わずら)わ無(な)い」と書くことから、古くから子供の無病息災を願う縁起物として親しまれてきました。
実はこの実、お正月の羽根突き遊びで使う「羽根の黒い玉」の正体でもあるんです。羽根突きには「厄を跳ね飛ばす」という意味があるそうで、まさに厄除けのお守りとしてぴったりなんですよね。
無患子守りを受けると、その一部(100円など)が被災した子供たちのための義援金として寄付される仕組みになっています。自分の厄除けを祈りながら、誰かの助けにもなれるなんて、なんだか心が温まりますね。
自分で作る無患子守りの体験手順
この無患子守り、ただ購入するだけではないのが面白いところなんです。なんと、参拝者自身の手で「完成させる」という体験型の授与品なんですよ。
手順はとってもシンプルですが、思いを込めるには十分な時間です。まず、いくつか用意されている色とりどりの「お守り袋」の中から、自分の好きな柄を選びます。そして、境内で採れた硬くて黒い「無患子の実」を受け取り、自分自身でその袋の中に実を納めるんです。
「このお守りが守ってくれますように」と願いを込めながら紐を結ぶ瞬間は、既製品を買うのとは違う特別な愛着が湧いてきます。自分だけのオリジナルお守りを作れるので、鎌倉旅行の素敵な思い出にもなりますよね。
聖天二又大根守や閻魔守の特徴
宝戒寺には、他にもユニークな形をしたお守りがあります。まずは「聖天二又大根守(しょうてんふたまただいこんまもり)」です。名前のインパクトがすごいですが、これは境内に祀られている歓喜天(聖天様)にちなんだものです。
大根は体内の毒素を消すと言われていることから「煩悩を消す」象徴とされ、さらに二股の大根は「夫婦和合」や「縁結び」を表しているそうです。
また、巾着の形をしていることから商売繁盛や金運アップのご利益も期待できるんだとか。お店をやっている方や、夫婦円満を願う方には特におすすめですね。
そしてもう一つが「厄除け閻魔守」です。宝戒寺には迫力満点の閻魔大王像がいらっしゃいます。地獄の裁判官である閻魔様の力で、悪いものを寄せ付けないという強力な魔除けの意味が込められています。
最近ちょっと運気が下がっているかも…と感じる方は、閻魔様に守ってもらうのも心強いかもしれません。
縁結びや子育て地蔵守りの意味
女性に人気なのが「結縁(けちえん)天女のお守り」です。良縁を呼び込むとされる天女様のお姿が織り込まれていて、恋愛成就はもちろん、仕事や友人関係など、あらゆる良いご縁を結んでくれるといわれています。
また、宝戒寺のご本尊は「子育て経読み延命地蔵菩薩」というお地蔵様です。
その名の通り、子供の成長や安産のご利益があると信仰されています。「子育地蔵守り」は、出産祝いや小さなお子さんがいるご家庭へのお土産としても喜ばれそうですね。お地蔵様の優しいパワーが、子供たちを温かく見守ってくれるような気がします。
宝戒寺の授与品の値段と一覧
お守りを受けたいけれど、いくらくらい準備していけばいいの?と気になる方もいますよね。リサーチした情報を元に、主な授与品の目安価格をまとめてみました。
※価格は変更になる場合があります。最新の情報は必ず現地の授与所でご確認ください。
| 授与品名 | 目安価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| 無患子守(むくろじまもり) | 600円〜700円 | 自分で実を入れる体験型・厄除け |
| 聖天二又大根守 | 700円〜1,000円 | 夫婦和合・商売繁盛 |
| 厄除け閻魔守 | 600円〜700円 | 強力な魔除け・厄払い |
| 結縁天女のお守り | 600円〜700円 | 良縁成就 |
| 子育地蔵守り | 600円 | 子供の成長・安産 |
| 花御札 | 1,000円 | 季節の花があしらわれたお札 |
私が調べた範囲では、無患子守りは600円という情報と700円という情報がありました。少し多めに小銭を用意しておくと安心ですね。

鎌倉の宝戒寺のお守りと楽しむ見どころ
お守りを受けた後は、ぜひゆっくりと境内を散策してみてください。宝戒寺は、ただお守りを買うだけでなく、その場所に流れる歴史や空気感そのものが魅力的なんです。ここからは、合わせて楽しみたい見どころをご紹介します。
北条氏鎮魂の歴史と本尊の魅力
宝戒寺がある場所は、かつて鎌倉幕府の実権を握っていた北条執権家の屋敷(小町邸)があった場所です。1333年、新田義貞の鎌倉攻めによって北条氏は滅亡し、ここで悲劇的な最期を迎えました。
その後、後醍醐天皇の命を受けた足利尊氏が、滅ぼした北条一族の霊を慰めるために建立したのがこの宝戒寺なんです。「勝者が敗者を弔う」という、鎮魂の祈りが込められた場所なんですね。そう知ってからお参りすると、静寂な境内の空気がより一層深く感じられます。
本堂にいらっしゃるご本尊の「子育て経読み延命地蔵菩薩」は、国の重要文化財にも指定されています。優しいお顔立ちを拝見していると、心が洗われるような気持ちになりますよ。
萩の寺として有名な境内の花々
宝戒寺は別名「萩(はぎ)の寺」とも呼ばれています。特に秋、9月中旬から下旬にかけては、参道の両脇に植えられた白萩が見頃を迎えます。
こぼれ落ちるように咲く白い花がトンネルのように参道を覆う景色は、本当に幻想的です。萩以外にも、春には桜やモクレン、夏には百日紅(サルスベリ)、冬には椿や梅と、一年を通して四季折々の花が楽しめます。「花の寺」としての美しさも、多くの人を惹きつける理由の一つなんですね。
お花を目当てに行くなら、9月の彼岸花や白萩のシーズンが特におすすめ!カメラを持って散策するのも楽しいですよ。
季節限定もある御朱印の受付時間
御朱印集めをしている方にとって見逃せないのが、宝戒寺の御朱印です。基本のご本尊やお地蔵様の御朱印に加えて、季節や行事に合わせた限定御朱印が登場することもあります。
例えば、萩の花が咲く時期には「福徳・結縁天女御朱印」といった特別なものが授与されることもあるようです。御朱印の受付時間は、通常9:00から16:30頃までとなっていますが、行事などで変更になることもあるので、時間に余裕を持って訪れるのがベターですね。
宝戒寺周辺のランチや古民家カフェ
参拝が終わったら、美味しいランチで一息つきたいですよね。宝戒寺のある小町3丁目周辺は、観光客でごった返す小町通りから一本入ったエリアなので、意外と穴場なお店が多いんです。
私のおすすめは、お寺の裏手あたりにある古民家カフェ「燕CAFE(つばめカフェ)」です。築85年以上の古民家をリノベーションしていて、靴を脱いで上がるスタイルがとっても落ち着きます。薬膳カレーなどが人気で、おばあちゃんの家に遊びに来たようなほっこりした気分になれますよ。
また、身体に優しいごはんが食べたいなら「Umi鎌倉 Organic Restaurant」もいいですね。有機野菜を使ったランチが楽しめます。どちらも人気店なので、週末は予約をするか、時間をずらして行くのが良いかもしれません。
鎌倉駅から宝戒寺へのアクセス方法
最後に、アクセス情報の確認です。宝戒寺への行き方は、JR鎌倉駅の東口から徒歩で約13分ほど。賑やかな小町通りを歩いていくのも楽しいですが、混雑を避けたいなら若宮大路(段葛)を進み、鶴岡八幡宮の手前で右に曲がるルートが分かりやすくておすすめです。
注意点として、宝戒寺には参拝者専用の駐車場がありません。車で行く場合は近くのコインパーキングを利用することになりますが、台数が少なく道も狭いので、できれば公共交通機関を利用するのが無難かなと思います。
鎌倉の宝戒寺のお守りの情報のまとめ
今回は「鎌倉 宝戒寺 お守り」について、その魅力や種類、周辺情報をご紹介しました。
無患子守りを自分で作る体験や、北条氏鎮魂という歴史背景を知ることで、ただのお土産ではない特別なお守りになるはずです。厄除けや良縁を願いつつ、美しい花々や美味しいランチで心も体もリフレッシュする。そんな素敵な鎌倉散歩を楽しんでみてくださいね。
皆さんに素敵なご利益がありますように!
宝戒寺の情報
| 公式サイト | 宝戒寺 |
| 住所 | 神奈川県鎌倉市小町3丁目5−22 |
| 営業時間 | 9時30分~16時00分 |
| 料金 | 【拝観料】大人(高校生以上):300円、中学生:200円、小学生:100円 |
| 電話番号 | 0467225512 |
| 駐車場はありますか? | なし |