埼玉県立自然の博物館の所要時間は?料金・アクセスも解説

長瀞観光で人気の「埼玉県立自然の博物館」へのお出かけを計画中ですね。「埼玉県立自然の博物館の所要時間はだいたいどのくらい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、平均的な滞在時間から、絶対外せない見どころを紹介しつつ、埼玉県立自然の博物館の見どころと所要時間の目安を徹底解説します。
さらに、博物館はどこにあるの?という基本的な情報から、博物館の正式な読み方、便利な電車や車でのアクセス方法、嬉しい無料駐車場の利用について、そして開館と閉館の営業時間や観覧料金はいくら?といった具体的な利用案内まで網羅。使える支払い方法一覧も掲載しているので、キャッシュレス派の方も安心です。
雨の日でも楽しめる博物館として、家族連れやカップルにもおすすめのスポットの魅力を、近くの観光スポットもチェックしながらお伝えします。最後に埼玉県立自然の博物館の所要時間まとめとして、知っておきたい情報を凝縮しましたので、ぜひお出かけ前の参考にしてください。
- 博物館の平均的な滞在時間や見どころ
- アクセス方法や駐車場の詳細
- 料金や支払い方法などの利用案内
- 周辺の観光情報や楽しみ方
埼玉県立自然の博物館の所要時間と基本情報
- 博物館はどこにあるの?
- 博物館の正式な読み方
- 電車や車でのアクセス方法
- 無料駐車場の利用について
- 開館と閉館の営業時間
- 観覧料金はいくら?
- 使える支払い方法一覧
博物館はどこにあるの?
埼玉県立自然の博物館は、埼玉県の北西部、秩父郡長瀞町にあります。都心からのアクセスも良く、豊かな自然に囲まれた長瀞は観光地として非常に人気が高いエリアです。
博物館の詳しい所在地は以下の通りです。
所在地: 〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1417-1
電話番号: 0494-66-0404
この場所は、国の名勝・天然記念物にも指定されている「長瀞岩畳(ながとろいわだたみ)」にも近く、博物館見学とあわせて長瀞の美しい景観や自然散策を楽しむことができます。自然豊かな環境の中にあり、まさに埼玉の自然を学ぶのに最適なロケーションと言えるでしょう。
博物館の正式な読み方
「埼玉県立自然の博物館」の正式な読み方は、「さいたまけんりつ しぜんの はくぶつかん」です。
地元の方や観光客からは、親しみを込めて「自然の博物館(しぜんのはくぶつかん)」や、単に「かはく(科博)」と混同されることもありますが、正しくはこの読み方となります。電話で問い合わせる際や、地図アプリで検索する際に覚えておくとスムーズです。
博物館の歴史
この博物館は、昭和56年(1981年)に「埼玉県立自然史博物館」として開館しました。その後、平成18年(2006年)に現在の「埼玉県立自然の博物館」へと名称を変更し、リニューアルオープンしています。
秩父鉄道が設立した「鑛物植物標本陳列所」の時代から数えると、100年以上の歴史を持つ由緒ある施設です。
電車や車でのアクセス方法
埼玉県立自然の博物館へのアクセスは、電車と車の両方が利用可能で、どちらも便利な場所にあります。ご自身の出発地や旅行プランに合わせて最適な方法を選びましょう。
電車を利用する場合
電車での最寄り駅は秩父鉄道の「上長瀞駅(かみながとろえき)」です。駅からは徒歩約5分と非常に近く、アクセスは抜群です。
- 上長瀞駅から:駅から出て目の前の道を直進し、丁字路を左折。100mほど進むと左手に博物館が見えてきます。(所要時間:約5分)
- 長瀞駅から:観光の中心地である「長瀞駅」からも徒歩圏内です。駅を出てすぐ左に曲がり踏切を渡り、十字路を右折して道なりに約900m進むと右手に到着します。(所要時間:約15分)
長瀞駅からのルートは少し距離がありますが、お土産屋さんや飲食店が立ち並ぶ通りを散策しながら向かうのも楽しいですよ。
車を利用する場合
お車の場合は、国道140号線からのアクセスが便利です。「上長瀞」の交差点が目印となります。
熊谷方面から | 国道140号線の交差点「上長瀞」を左折します。 |
---|---|
秩父方面から | 国道140号線の交差点「上長瀞」を右折します。 |
交差点を曲がった後、踏切を渡って約200m進み、丁字路を左折。さらに100mほど進んで左折すると、博物館の駐車場に到着します。
注意点:カーナビによっては裏道を案内されることがあります。国道140号線の「上長瀞」交差点を目指すのが最も分かりやすいルートです。
無料駐車場の利用について
埼玉県立自然の博物館には、無料で利用できる専用駐車場が完備されています。車で訪れる方にとっては非常に嬉しいポイントです。
駐車場の収容台数は以下の通りです。
- 普通車:32台
- 障がい者用スペース:2台
- 大型バス:2台
駐車場は博物館のすぐ目の前にあり、手前と奥の2か所に分かれています。ただし、行楽シーズンの週末などは混雑し、満車になる可能性もあります。
満車の場合の対応
もし博物館の駐車場が満車の場合は、周辺の民間有料駐車場を利用することになります。特に長瀞駅周辺には複数の有料駐車場がありますので、そちらの利用を検討してください。
また、大型バスの駐車場利用は予約制です。団体で利用を希望する場合は、事前に博物館へ電話で問い合わせが必要です。
問い合わせ先:0494-66-0407(企画・広報担当)
開館と閉館の営業時間
博物館を訪れる前に、開館時間と休館日を必ず確認しておきましょう。季節によって開館時間が異なる点に注意が必要です。
期間 | 開館時間 | 最終入館 |
---|---|---|
通常期(9月~6月) | 9:00~16:30 | 16:00 |
夏期(7月・8月) | 9:00~17:00 | 16:30 |
夏休み期間は少し長く開館しているので、ゆっくりと見学できます。
休館日について
基本的な休館日は月曜日ですが、祝日や特定の期間は開館しているなど、少し変則的です。
- 毎週月曜日 ※ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合、ゴールデンウィーク期間、7月・8月、埼玉県民の日(11月14日)は開館します。
- 年末年始(12月29日~1月3日)
- その他、臨時休館日あり
訪問前には、公式サイトで最新の開館情報を確認することをおすすめします。
観覧料金はいくら?
埼玉県立自然の博物館は、非常にリーズナブルな料金で楽しめる点も大きな魅力の一つです。特にファミリー層には嬉しい価格設定となっています。
区分 | 個人料金 | 団体料金(20名以上) |
---|---|---|
一般 | 200円 | 120円 |
高校生・大学生 | 100円 | 60円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
なんと、中学生以下は無料で入館できます。この価格で充実した展示内容を楽しめるのは、県立施設ならではのメリットです。
料金が無料になる対象者
以下の条件に該当する方は、ご本人および付き添いの方1名が無料になります。入館の際に証明書の提示が必要です。
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などをお持ちの方
- 障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示も可能です。
また、年間観覧券(一般1,500円)もあり、頻繁に訪れたい方にはこちらもおすすめです。
使える支払い方法一覧
観覧料の支払いには、現金だけでなく一部のキャッシュレス決済も利用できます。
利用可能な支払い方法は以下の通りです。
- 現金
- 交通系ICカード(Suica, PASMOなど)
- QRコード決済(PayPay)
クレジットカードは利用できません。この点には注意が必要です。現金または対応するキャッシュレス決済手段を準備しておきましょう。
券売機ではなく、受付カウンターで支払う形式です。スムーズな入館のため、事前に支払い方法を決めておくと良いでしょう。

埼玉県立自然の博物館の見どころと所要時間の目安
- 絶対外せない見どころを紹介
- 雨の日でも楽しめる博物館
- 近くの観光スポットもチェック
- 埼玉県立自然の博物館の所要時間まとめ
絶対外せない見どころを紹介
埼玉県立自然の博物館は、コンパクトながらも見ごたえのある展示が満載です。ここでは特に見逃せない、絶対外せない見どころをいくつか紹介します。
巨大ザメ「カルカロドン・メガロドン」
博物館に入ってすぐ、頭上に展示されているのが全長約12mにもなる巨大ザメ「カルカロドン・メガロドン」の生態復元模型です。
その圧倒的な迫力は、訪れる人々を驚かせます。このサメの歯の化石が埼玉県深谷市の約1000万年前の地層から発見されたことから、かつて埼玉が海だったことを物語っています。実物の歯化石や、記念撮影にぴったりのアゴの復元模型も展示されています。
謎の海獣「パレオパラドキシア」
オリエンテーションホールでメガロドンと並んで展示されているのが、謎の海獣「パレオパラドキシア」です。約1500万年前に秩父の海「古秩父湾(こちちぶわん)」に生息していた絶滅哺乳類で、埼玉県は世界で最も多く化石が発見されている場所です。
館内には、体の大部分がそろった非常に貴重な「全身骨格」の実物化石が展示されており、これは学術的にも大変価値の高いものです。
大ジオラマがある生物展示ホール
館内の奥に進むと、高さ8mの大ジオラマが広がる「生物展示ホール」があります。ここでは、埼玉を代表する雑木林やブナ林、奥秩父の原生林などが精巧に再現されており、まるで森の中に迷い込んだかのような臨場感を味わえます。
ツキノワグマやニホンジカ、キツネなど、そこにすむ動物たちの剥製が生き生きと展示されており、動物たちの姿を探すのも楽しみの一つです。
さわれるはく製コーナー
お子様に大人気のコーナーが、実際に動物の剥製に手で触れることができる「さわれるはく製コーナー」です。イノシシの硬い毛並みや、タヌキのふわふわした毛の感触などを直接体験できます。普段は決して触ることのできない動物たちの体を、自分の手で感じられる貴重な機会です。
雨の日でも楽しめる博物館
長瀞観光は、ラインくだりやハイキングなど屋外でのアクティビティが人気ですが、天候に恵まれない日もあります。そんな雨の日の観光プランとして、埼玉県立自然の博物館は最適なスポットです。
全館屋内施設のため、天候を一切気にすることなく快適に過ごせます。特に小さなお子様連れのファミリーにとっては、雨でも退屈せずに楽しめる貴重な場所となるでしょう。知的好奇心を刺激する展示は、子供だけでなく大人も夢中にさせてくれます。
「雨でラインくだりが中止になっちゃった…」そんな時でも大丈夫!博物館で太古の埼玉に思いを馳せる、なんていうのも素敵な時間の使い方ですよ。
また、博物館の観覧料は大人200円、中学生以下は無料と非常にお手頃。天気が不安定な日の「とりあえずの立ち寄り先」としても、気軽にプランに組み込めるのが嬉しいポイントです。
近くの観光スポットもチェック
博物館を見学した後は、長瀞の他の観光スポットにも足を延ばしてみましょう。博物館周辺には魅力的な場所がたくさんあります。
スポット名 | 特徴 | 博物館からの距離 |
---|---|---|
長瀞岩畳 | 国の名勝・天然記念物。畳を敷き詰めたような岩が広がる絶景が楽しめます。 | 徒歩約10分 |
宝登山神社 | ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星を獲得した美しい神社。開運厄除けのご利益があるとされます。 | 徒歩約17分 |
長瀞ラインくだり | 長瀞観光の代名詞。船頭さんのガイドを聞きながら、荒川の美しい渓谷美を満喫できます。 | 徒歩約12分 |
月の石もみじ公園 | 博物館のすぐ目の前にある公園。特に秋の紅葉シーズンにはライトアップされ、幻想的な風景が広がります。 | 徒歩約1分 |
博物館で長瀞の自然や地質について学んだ後に岩畳を訪れると、「これが結晶片岩か!」といったように、より深く自然観察を楽しむことができます。博物館で配布している「長瀞自然観察マップ」を片手に散策するのもおすすめです。
埼玉県立自然の博物館の所要時間まとめ
この記事の要点を、最後にリスト形式でまとめました。お出かけ前に最終チェックとしてご活用ください。
- 平均的な所要時間は30分から1時間程度
- じっくり見学したい場合は1時間半ほど見ておくと安心
- 所在地は埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1417-1
- 正式な読み方は「さいたまけんりつしぜんのはくぶつかん」
- 電車での最寄りは秩父鉄道「上長瀞駅」から徒歩約5分
- 車の場合は国道140号線「上長瀞」交差点からすぐ
- 駐車場は無料で普通車32台が駐車可能
- 開館時間は通常9時から16時30分まで
- 7月と8月は17時まで延長開館
- 休館日は月曜日と年末年始が基本
- 観覧料は一般200円、高校生・大学生100円
- 中学生以下と障がい者手帳をお持ちの方は無料
- 支払い方法は現金、交通系IC、PayPayに対応
- クレジットカードは利用不可なので注意
- 巨大ザメ「メガロドン」や「パレオパラドキシア」の化石は見どころ
- 雨の日でも天候を気にせず楽しめる全館屋内施設
情報と地図
公式サイト | 埼玉県立自然の博物館 |
住所 | 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1417−1 |
営業時間 | 9時00分~16時30分 |
料金 | 200円 |
電話番号 | 0494660404 |
駐車場はありますか? | 無料駐車場あり |