埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間は?見どころ・料金も解説
埼玉県立さきたま史跡の博物館への訪問を計画中で、所要時間はどのくらいか気になっていませんか?
この記事では、博物館は一体どこにあるのか、博物館の正式な読み方とは何かといった基本情報から、観覧料金はいくらになるか、利用できる支払い方法一覧まで詳しく解説します。
また、営業時間と休館日をチェックすることはもちろん、埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間を決める見どころとして、国宝を含む必見の見どころをご紹介。
電車やバスでのアクセス方法、無料で使える駐車場の有無、雨の日でも楽しめるポイントや、近くの観光スポットも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。最後に、埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間まとめとして、あなたの訪問計画を完璧にするための情報をお届けします。
- 博物館の所要時間と見学モデルコース
- 料金やアクセス、駐車場の詳細情報
- 国宝など必見の展示物と見どころ
- 周辺の観光スポットと合わせて楽しむ方法
埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間と基本情報
- 博物館は一体どこにあるの?
- 博物館の正式な読み方とは?
- 観覧料金はいくらになる?
- 利用できる支払い方法一覧
- 営業時間と休館日をチェック
博物館は一体どこにあるの?
埼玉県立さきたま史跡の博物館は、埼玉県行田市埼玉4834にあります。この場所は、国の特別史跡に指定されている「埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)」の中心に位置しています。博物館の周囲は「さきたま古墳公園」として整備されており、9基の大型古墳が点在する緑豊かな環境の中にあります。
県名の発祥の地ともいわれる「埼玉(さきたま)」の地で、古代のロマンを感じながら歴史を学べる絶好のロケーションといえるでしょう。歴史的な遺構と自然が調和した空間で、静かな時間を過ごすことができます。
施設の所在地
〒361-0025
埼玉県行田市埼玉4834
(さきたま古墳公園内)
博物館の正式な読み方とは?
この博物館の正式な読み方は、「さいたまけんりつ さきたま しせきの はくぶつかん」です。
特に注意したいのが、地名および施設名に含まれる「埼玉」の部分です。これは現在の県名である「さいたま」とは異なり、「さきたま」と読みます。この「さきたま」という地名が、後に「さいたま県」の由来になったとされており、歴史的な背景を持つ由緒ある読み方です。
豆知識:県名発祥の地
博物館のある行田市「埼玉(さきたま)」は、現在の「埼玉県(さいたまけん)」の名前のルーツとなった場所です。園内には「埼玉県名発祥之碑」も建立されており、埼玉の歴史を語る上で欠かせない重要なスポットになっています。
観覧料金はいくらになる?
埼玉県立さきたま史跡の博物館の観覧料は、非常にリーズナブルな設定になっています。個人で観覧する場合の料金は以下の通りです。
区分 | 個人料金 | 団体料金(20名以上) |
---|---|---|
一般 | 200円 | 120円 |
高校生・学生 | 100円 | 60円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
また、以下に該当する方は観覧料が無料となります。
- 中学生以下の方
- 障害者手帳(ミライロIDも可)をお持ちの方と、その付添いの方1名
年間観覧券(年間パス)もお得!
頻繁に訪れる方には、お得な年間観覧券もあります。
一般:1,200円
高校生・学生:600円
このパスは、購入日から1年間有効で、「埼玉県立嵐山史跡の博物館」でも利用可能です。さらに、他の県立博物館施設(歴史と民俗の博物館、自然の博物館、近代美術館)の観覧料が割引になる特典も付いています。
一般の方でも200円で国宝を見学できるのは、とても魅力的ですね!ワンコインでお釣りがくる手軽さで、気軽に立ち寄れます。
利用できる支払い方法一覧
観覧料の支払いには、現金のほか、一部の電子マネーが利用できます。ただし、クレジットカードは利用できないため注意が必要です。
利用可能なキャッシュレス決済は以下の通りです。
- 交通系電子マネー:Suica、PASMOなど
- QRコード決済:PayPay
クレジットカードは利用不可
前述の通り、クレジットカードでの支払いはできません。現金または対応する電子マネーを事前に準備しておくと、入館がスムーズです。
営業時間と休館日をチェック
博物館を訪れる前に、開館時間と休館日を必ず確認しておきましょう。季節によって開館時間が異なる点に注意してください。
開館時間
開館時間は通常と夏期で異なります。
期間 | 開館時間 | 入館受付締切 |
---|---|---|
通常期間(9月1日~6月30日) | 午前9時~午後4時30分 | 午後4時まで |
夏期期間(7月1日~8月31日) | 午前9時~午後5時 | 午後4時30分まで |
休館日
主な休館日は月曜日と年末年始ですが、例外もあります。
- 月曜日
(ただし、祝日、振替休日、埼玉県民の日(11月14日)は開館します) - 年末年始
(12月29日~1月3日)
臨時休館に注意
上記の定休日のほか、展示替えや施設のメンテナンスなどで臨時に休館する場合があります。訪問前には公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間を決める見どころ
- 国宝を含む必見の見どころ
- 電車やバスでのアクセス方法
- 無料で使える駐車場の有無
- 雨の日でも楽しめるポイント
- 近くの観光スポットも紹介
- 埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間まとめ
国宝を含む必見の見どころ
埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間は、じっくり見学しておおよそ60分~90分が目安です。もし、さきたま古墳公園全体の散策や体験学習も加えるなら、半日(3~4時間)ほど見ておくと余裕を持って楽しめます。ここでは、所要時間を左右する博物館の主な見どころを紹介します。
国宝展示室:最大の見どころ
この博物館を訪れるなら、国宝展示室は絶対に外せません。最大の見どころは、稲荷山古墳から出土した国宝「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」です。この鉄剣に刻まれた115文字の銘文は、5世紀後半の日本の歴史を知る上で非常に重要な一級資料とされています。
金錯銘鉄剣の展示について
資料保存のため、金錯銘鉄剣は当面の間、精巧な複製品の展示となっています。本物ではありませんが、その価値や歴史的意義を感じるには十分な迫力があります。
その他にも、鉄剣とともに出土した勾玉(まがたま)や鏡、馬具など、一括で国宝に指定された貴重な副葬品が数多く展示されており、古代の王の権力の大きさを物語っています。
将軍山古墳展示館:古墳の内部を体感
博物館の本館とは別に、公園内にある将軍山古墳の内部を利用した展示施設があります。本館の観覧券でそのまま入場できるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
館内では、発掘された横穴式石室の一部が実物大で復元されており、埋葬時の様子をリアルに知ることができます。また、馬用の甲冑である「馬冑(ばちゅう)」や、旗を立てるための金具「蛇行状鉄器(だこうじょうてっき)」といった珍しい出土品(実物は本館に展示)の複製品が装着された馬の模型も展示されており、見ごたえがあります。
古墳の内部に入れる機会はなかなかないので、貴重な体験ができますね。当時の人々がどのように埋葬されたのか、想像が膨らみます。
さきたま体験工房:古代の技術に挑戦
時間に余裕があれば、1階にある「さきたま体験工房」で古代の体験学習に参加するのもおすすめです。一番人気は「まが玉づくり体験」です。
- 実施時間:午前(10:00~)と午後(13:30~)の2回
- 定員:各回6組まで(先着順)
- 料金:材料費のみ(300円~400円)
自分で石を削って磨き上げることで、オリジナルのまが玉を作ることができます。子供から大人まで夢中になれる体験で、旅の良い思い出になることでしょう。
電車やバスでのアクセス方法
博物館へは、主にJR高崎線の駅からバスを利用するのが便利です。複数のルートがあるため、出発地に合わせて最適なものを選びましょう。
出発駅 | 利用バス | 下車バス停 | バス停からの時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
JR高崎線 吹上駅(北口) | 朝日バス | 「産業道路」 | 徒歩 約15分 | バスの本数が多く最も一般的 |
JR高崎線 行田駅(東口) | 市内循環バス | 「埼玉古墳公園」 | 徒歩 約2分 | バス停から近く便利だが本数が少ない |
秩父鉄道 行田市駅(南口) | 朝日バス | 「産業道路」 | 徒歩 約20分 | 忍城など他の観光地と合わせる場合に便利 |
バスの時刻表は事前に確認を
特にJR行田駅からの市内循環バスは運行本数が1時間に1本程度と限られています。訪問計画を立てる際は、事前にバス会社のウェブサイトなどで最新の時刻表を確認しておくことが重要です。
無料で使える駐車場の有無
自動車で訪れる方にとって嬉しいことに、博物館が位置する「さきたま古墳公園」には無料で利用できる大規模な駐車場が完備されています。
博物館の利用者も公園の利用者も共通で利用でき、収容台数も十分にあるため、安心して車で訪れることが可能です。
駐車場情報
- 料金:無料
- 利用時間:24時間・年中無休
- 収容台数:乗用車 295台 / 大型バス 33台 / 身障者用 8台
東北自動車道や関越自動車道の各インターチェンジからのアクセスも良く、ドライブでの訪問にも最適なスポットです。
雨の日でも楽しめるポイント
「さきたま史跡の博物館」は、天候を気にせず楽しめるのも大きな魅力です。
博物館の本館はもちろん、将軍山古墳展示館も完全に屋内の施設であるため、雨の日でも濡れることなくじっくりと展示を見学できます。古墳時代の歴史や文化に浸る、知的な休日を過ごすにはぴったりの場所です。
また、前述の「さきたま体験工房」でのまが玉づくりや、ハンズオンコーナーで土器に触れたり、図書コーナーで考古学関連の書籍を読んだりすることもできます。屋外の古墳公園の散策が難しい日でも、館内で充実した時間を過ごせるでしょう。
一部イベントの中止
ただし、屋外で行われる古墳群ガイドツアーなどは、雨天の場合は中止となることがありますのでご注意ください。
近くの観光スポットも紹介
せっかく行田市を訪れるなら、博物館だけでなく周辺の観光スポットにも足を延ばしてみましょう。1日かけて歴史散策を楽しむことができます。
さきたま古墳公園
博物館が立地する公園そのものが最大の見どころです。日本最大級の円墳である「丸墓山古墳」や、前方後円墳の「稲荷山古墳」など、実際に古墳の上を歩くことができます。特に丸墓山古墳の頂上からの眺めは素晴らしく、桜の季節には絶景が広がります。
忍城(おしじょう)
博物館から車で約10分の場所にある、関東七名城の一つです。映画『のぼうの城』の舞台としても有名で、石田三成の水攻めに耐えた「浮き城」として知られています。再建された御三階櫓は行田市のシンボルです。
行田市はにわの館
さきたま古墳公園から歩いて行ける距離にある施設で、オリジナルの埴輪(はにわ)作りを体験できます。粘土から自分だけの埴輪を作る体験は、子供だけでなく大人にも人気です。
手ぶちめんこ千代屋
手ぶちめんこ千代屋は、熊谷うどんの人気店でいつも賑わっているお店です。優しく温かい接客も体験してみてはいかが?詳細はこちらから↓

埼玉県立さきたま史跡の博物館の所要時間まとめ
最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。訪問計画を立てる際の最終チェックとしてご活用ください。
- 博物館の所要時間は展示のみで約60分~90分が目安
- 公園散策や体験学習を含めると半日ほど楽しめる
- 所在地は埼玉県行田市、さきたま古墳公園内にある
- 正式な読み方は「さきたま しせきの はくぶつかん」
- 一般の観覧料は200円と非常にリーズナブル
- 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料
- 支払いは現金または一部の電子マネー(PayPay、Suicaなど)に対応
- クレジットカードは利用できないので注意が必要
- 営業時間は9:00~16:30(夏期は17:00まで)
- 休館日は月曜日(祝日除く)と年末年始
- 最大の見どころは国宝「金錯銘鉄剣」をはじめとする稲荷山古墳出土品
- 将軍山古墳の内部を再現した展示館も必見
- 人気のまが玉づくり体験は時間に余裕があればぜひ参加したい
- アクセスはJR吹上駅または行田駅からバス利用が基本
- 295台収容可能な無料駐車場が完備されており車での訪問も便利
- 屋内施設が中心のため雨の日でも十分に楽しめる
- 周辺には忍城など合わせて巡りたい観光スポットが多数
情報と地図
公式サイト | 埼玉県立さきたま史跡の博物館 |
住所 | 埼玉県行田市埼玉4834 |
営業時間 | 9時00分~16時30分 |
料金 | 200円 |
電話番号 | 0485591111 |
駐車場はありますか? | 無料駐車場あり |