日光東照宮の七不思議とは?歴史やパワースポットも解説!初代将軍が眠る、神秘を体感せよ。

日光東照宮の七不思議についてご存知ですか?この記事では、まず日光東照宮の歴史を解説し、いつ・誰が建てたのか、その世界遺産としての価値、そして祀られている人は徳川家康公であることや、スピリチュアルな魅力を紹介します。
さらに、日光東照宮の七不思議を巡る観光ガイドとして、最強のパワースポットはどこか、期待できるご利益とは何か、知って楽しい豆知識うんちくもお届けします。
拝観にかかる所要時間の目安や、入場料と拝観時間も網羅し、まとめとして日光東照宮の七不思議のすべてを解き明かします。
- 日光東照宮の歴史と徳川家康公が祀られる理由
- 「眠り猫」や「逆さ柱」など、七不思議の詳細解説
- 仕事運や勝負運を上げる三大パワースポットの場所
- 拝観にかかる所要時間、料金、アクセスの基本情報
日光東照宮の七不思議と歴史

- 日光東照宮の歴史を解説
- いつ・誰が建てたのか
- 世界遺産としての価値
- 祀られている人は徳川家康公
- スピリチュアルな魅力
日光東照宮の歴史を解説
日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康公を神として祀るために創建された神社です。その歴史は、家康公が亡くなった翌年の元和3年(1617年)に、二代将軍・秀忠公によって創建されたことに始まります。
当初は比較的簡素な社殿でしたが、家康公を深く敬愛していた三代将軍・家光公によって「寛永の大造替(かんえいのだいぞうたい)」と呼ばれる大改築が行われました。1636年に完成した現在の豪華絢爛な社殿群は、この時に築かれたものです。以来、徳川幕府の権威の象徴、そして国家鎮護の聖地として、400年以上にわたり日本の歴史を見守り続けています。
いつ・誰が建てたのか

「日光東照宮はいつ・誰が建てたのか」という問いに対しては、二段階で答えるのが正確です。
- 創建:元和3年(1617年)に、二代将軍・徳川秀忠公が徳川家康公の遺言に従い創建しました。
- 現在の大造営:寛永13年(1636年)に、三代将軍・徳川家光公が全国から名工を集め、現在見られるような壮麗な社殿群へと造り替えました。
つまり、創建したのは秀忠公、現在の姿に生まれ変わらせたのは家光公ということになります。この大造営には、当時の国家予算をはるかに超える莫大な費用が投じられたと言われています。
世界遺産としての価値

日光東照宮は、1999年に「日光の社寺」の一部として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。登録理由は、単に建物が豪華であるからというだけではありません。
世界遺産としての評価ポイント
55棟の建造物群に見られる建築様式や、5,000を超える彫刻に施された漆塗や彩色の技術は、江戸時代初期の日本の宗教建築における最高の芸術的達成を示しています。また、自然の山岳と一体となった景観は、日本の神道的な自然観を体現しており、その文化的伝統が評価されました。
日本の歴史と芸術、そして宗教観が見事に融合した人類共通の宝として、その価値が世界的に認められています。
祀られている人は徳川家康公
日光東照宮で祀られている人は、江戸幕府を開いた初代将軍・徳川家康公です。家康公は、その死後「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」という神号を朝廷から賜り、神として祀られました。
実は、主祭神は家康公ですが、相殿(あいどの)には豊臣秀吉公と源頼朝卿も配祀されています。これは、家康公が武家政権の創始者である頼朝を尊敬し、また天下統一を成し遂げた秀吉の功績も認めていたことの表れと言われています。
日本の平和の礎を築いた偉人として神格化された家康公の御霊は、今もこの地から日本を見守っていると信じられています。
スピリチュアルな魅力

日光東照宮は、風水や陰陽道の手法を駆使して設計された、強力なスピリチュアルスポットとしても知られています。江戸城(現在の皇居)の真北に位置しており、不動の星である北極星(北辰)のライン上に主要な建物が配置されています。
これは、徳川幕府の安泰と日本の恒久平和を願って、大地のエネルギー(龍脈)が最も集まるように計算されたものです。霊山である男体山からの力強いエネルギーと、女峰山からの優しいエネルギーが交わるこの地は、訪れるだけで心身が浄化され、運気が上がると言われています。
日光東照宮の七不思議を巡る観光ガイド
- 最強のパワースポットはどこ?
- 期待できるご利益とは
- 知って楽しい豆知識うんちく
- 拝観にかかる所要時間の目安
- 入場料と拝観時間
- まとめ:日光東照宮の七不思議
最強のパワースポットはどこ?
日光東照宮全体が強力なパワースポットですが、中でも特にエネルギーが強いとされる場所がいくつかあります。
最強のパワースポットとして最も有名なのが、陽明門の手前、唐銅鳥居(からかねのとりい)の下に広がる石畳です。この場所は、本殿、陽明門、鳥居、そして天の北極星が一直線に並ぶ「北辰の道」の起点とされており、強力なエネルギーが集中していると言われています。
もう一つの強力なスポットが、家康公が眠る奥宮宝塔(おくみやほうとう)です。ここは東照宮のパワーの源泉とも言える場所で、宝塔の真横や真後ろで静かに祈りを捧げると、強いエネルギーを感じることができると言われています。
期待できるご利益とは

徳川家康公は、戦国乱世を終わらせ天下を泰平に導いたことから、非常に強力で幅広いご利益を授けてくださると言われています。
主なご利益
- 勝負運・仕事運上昇:あらゆる困難に打ち勝った家康公の強運にあやかります。
- 出世運・成功運:一代で天下人まで上り詰めたことから、大きな成功を願う人に。
- 家内安全・厄除け:国全体の平和を願ったことから、家庭や個人の平穏を守護します。
- 健康長寿:当時としては長寿であった75歳まで生きたことから、健康と長寿のご利益も。
まさに人生全般を好転させる力強いパワーをいただくことができる場所です。
知って楽しい豆知識うんちく
日光東照宮には、参拝がもっと楽しくなるようなうんちくや豆知識がたくさん隠されています。これらが、いわゆる「七不思議」として語り継がれているものです。
代表的な七不思議(うんちく)
- 眠り猫と雀:坂下門の有名な「眠り猫」の彫刻の裏には、雀が安心して遊ぶ姿が彫られています。これは「猫が眠るほどの平和な世の中」を象徴しています。
- 陽明門の逆柱:「完成した建物は崩壊が始まる」という言い伝えから、陽明門の12本の柱のうち1本だけ、意図的に模様が逆さに彫られ「未完成」の状態にされています。
- 薬師堂の鳴き龍:本地堂の天井に描かれた龍の絵の下で拍子木を打つと、音が反響して龍が鳴いているように聞こえます。
これらのうんちくを知っていると、一つ一つの彫刻や建物をより深く味わうことができます。
拝観にかかる所要時間の目安

広大な日光東照宮を巡るには、どのくらいの所要時間を見積もれば良いのでしょうか。目的によって滞在時間は大きく変わります。
- 主要な建物を駆け足で巡る場合:約1時間~1時間半
- 「眠り猫」や家康公のお墓がある奥宮まで参拝する場合:約2時間~3時間
- 宝物館や美術館も含めてじっくり見学する場合:半日(4時間以上)
奥宮へは207段の石段を登る必要があるため、体力や時間と相談して計画を立てましょう。特に週末や観光シーズンは混雑するため、時間に余裕を持ったスケジュールがおすすめです。

入場料と拝観時間
日光東照宮を参拝するには、拝観料(入場料)が必要です。また、季節によって拝観時間が異なるため注意が必要です。
項目 | 詳細 |
---|---|
拝観料(単独券) | 大人・高校生:1,600円 / 小・中学生:550円 |
拝観時間 | 4月1日~10月31日:9:00~17:00 11月1日~3月31日:9:00~16:00 (※受付は閉門30分前まで) |
備考 | 宝物館や美術館は別途料金が必要です。お得なセット券もあります。 |
※料金や時間は変更される可能性があります。訪れる前に日光東照宮公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ:日光東照宮の七不思議
この記事では、日光東照宮の七不思議や、その背景にある歴史・見どころについて解説しました。
- 日光東照宮は徳川家康公を祀るために1617年に創建された
- 現在の豪華な社殿は三代将軍・家光公によって1636年に造営
- 「日光の社寺」として世界遺産に登録されている
- 祀られている人は徳川家康公が主祭神で、秀吉公・頼朝卿も祀られる
- 江戸の真北に位置し、風水に基づいた強力なスピリチュアルスポット
- 陽明門前の石畳や奥宮が最強パワースポットとして有名
- ご利益は勝負運や仕事運、厄除けなど多岐にわたる「所願成就」
- 眠り猫や逆柱、鳴き龍など知って楽しい「うんちく」が七不思議として伝わる
- 拝観の所要時間は奥宮まで含めると2~3時間が目安
- 入場料は大人1,600円(2025年8月現在)
- 七不思議に定説はなく、様々な解釈を楽しむのが醍醐味
- 歴史と芸術、そしてパワーに満ちた日本を代表する神社
日光東照宮の情報と地図
公式サイト | 日光東照宮 |
住所 | 栃木県日光市山内2301 |
営業時間 | 9時00分~16時00分 |
料金 | 入園料あり |
電話番号 | 0288540560 |
駐車場はありますか? | 有料駐車場あり |