宇都宮二荒山神社のご利益は?見どころ・アクセス完全ガイド

宇都宮二荒山神社への参拝を考えているけれど、どんなご利益があるのか、どうやって行けばいいのか気になっていませんか?宇都宮二荒山神社のご利益は勝運だけじゃないんです。
この記事では、神社の正しい読み方を知っていますか?という基本的な疑問から、1600年以上の歴史をわかりやすく紹介し、祀られているなんの神様かご存知ですか?といった神社の核心に迫る情報まで、詳しく解説します。
有名なパワースポット明神の井とは?という疑問にもお答えし、多様なご利益を授かろうと計画しているあなたにぴったりの内容です。
さらに、宇都宮二荒山神社のご利益と参拝ガイドとして、境内の見どころとユニークなおみくじの情報や、車やバスでのアクセス方法を解説します。
最寄り駅からの徒歩での行き方や、近くの観光スポットも合わせて楽しもうという提案も盛り込みました。さあ、この記事を読んで、宇都宮二荒山神社のご利益を授かりに行こう。
- 宇都宮二荒山神社の歴史や祀られている神様
- 勝運から安産まで期待できる多様なご利益
- 境内のパワースポットや見どころ、名物おみくじ
- 公共交通機関や車での具体的なアクセス方法
宇都宮二荒山神社のご利益と基本情報

- 神社の正しい読み方を知っていますか?
- 1600年以上の歴史をわかりやすく紹介
- 祀られているなんの神様かご存知ですか?
- 勝運だけじゃない!多様なご利益を授かろう
- 有名なパワースポット明神の井とは?
神社の正しい読み方を知っていますか?
宇都宮二荒山神社の正しい読み方は「うつのみやふたあらやまじんじゃ」です。栃木県内には日光にも同じ漢字の「二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)」があるため、区別するために鎮座する地名を付けて呼ばれています。
地元の人々からは、親しみを込めて「ふたあらさん」や「お明神さま」という愛称で呼ばれ、古くから信仰の中心であり続けてきました。ちなみに、宇都宮という地名の由来には諸説ありますが、その一つにこの神社が下野国で最も格式の高い「一之宮(いちのみや)」であったことから、「いちのみや」が訛って「うつのみや」になったという説は有名です。
豆知識:二つの「ふたあら」
宇都宮の「二荒山」は音読みで「にこうさん」とも読め、これが「日光(にっこう)」の地名の由来になったという説もあります。二つの神社は歴史的に深い繋がりを持っているのです。
参拝する際には、ぜひ正しい読み方を覚えて、心の中で唱えてみてくださいね。
1600年以上の歴史をわかりやすく紹介
宇都宮二荒山神社の歴史は非常に古く、その起源は今から約1600年以上前の第10代崇神天皇の時代にまで遡ると伝えられています。
社の記録によれば、第16代仁徳天皇の御代に、御祭神である豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)の四世孫・奈良別王(ならわけのきみ)が、祖神の偉業を偲んで荒尾崎(現在の境内地とは別の場所)に祀ったのが創始とされています。その後、承和5年(838年)に現在の場所である臼ヶ峰(うすがみね)に遷座されました。
平安時代に編纂された『延喜式神名帳』には、下野国(現在の栃木県)で唯一の「名神大社」としてその名が記されており、当時から非常に高い社格を誇っていたことがうかがえます。鎌倉時代以降は、下野国一之宮として武家の崇敬も篤く、源頼朝や徳川家康といった歴史上の偉大な武将たちが戦勝祈願に訪れました。
度重なる火災と再建

長い歴史の中で、宇都宮二荒山神社は何度も火災に見舞われました。特に幕末の戊辰戦争では社殿のほとんどが焼失するという大きな被害を受けました。現在の社殿は、その後の明治10年(1877年)に再建されたものです。
このように、宇都宮の町の発展と共に歩んできた神社であり、その歴史は宇都宮の歴史そのものと言っても過言ではないでしょう。
祀られているなんの神様かご存知ですか?
宇都宮二荒山神社には、三柱の神様が祀られています。それぞれの神様が持つ御神徳(ご利益)を知ることで、より深い気持ちで参拝ができるでしょう。
主祭神は、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)です。第10代崇神天皇の第一皇子であり、大和朝廷の命を受けて東国を平定し、現在の栃木県・群馬県にあたる毛野国(けのくに)を開拓した宇都宮の始祖とされています。武徳に非常に優れた神様であることから、古くから武将たちの信仰を集めてきました。
そして、相殿(あいどの)には二柱の神様が共に祀られています。
一柱は、大物主命(おおものぬしのみこと)です。一般的に「大国様(だいこくさま)」として知られ、国土開拓や産業発展、縁結びの神様として篤く信仰されています。
もう一柱は、事代主命(ことしろぬしのみこと)で、こちらは「恵比須様(えびすさま)」として親しまれています。商売繁盛や海上安全、福徳を授ける神様です。
区分 | 神様のお名前 | 一般的な呼び名 | 主なご神徳 |
---|---|---|---|
主祭神 | 豊城入彦命 | – | 勝運、厄除け、国家鎮護 |
相殿神 | 大物主命 | 大国様 | 国土開拓、産業発展、縁結び |
相殿神 | 事代主命 | 恵比須様 | 商売繁盛、福徳開運、海上安全 |
これら三柱の神様が合わさることで、私たちの生活全般にわたる幅広い願い事を聞き入れてくださるのです。
勝運だけじゃない!多様なご利益を授かろう

前述の通り、主祭神である豊城入彦命が武勇に優れた神様であることから、宇都宮二荒山神社は「勝運」のご利益で非常に有名です。仕事やスポーツ、試験など、人生の様々な場面での勝利を願う多くの人々が参拝に訪れます。
しかし、この神社のご利益はそれだけではありません。相殿に祀られている大物主命(大国様)と事代主命(恵比須様)のご神徳により、商売繁盛や金運上昇、縁結びといったご利益も期待できます。
実は、さらなるご利益の秘密は広大な境内にあるんですよ!
境内には本社とは別に、12の「末社(まっしゃ)」と呼ばれる小さな神社が祀られています。これらの末社には、それぞれ異なる神様が鎮座しており、参拝することで多種多様なご利益を授かることができるのです。
代表的な末社とご利益
- 初辰稲荷神社(はつたついなりじんじゃ):五穀豊穣、商売繁盛
- 女体宮(にょたいぐう):安産、子授け、女性の心身諸願成就
- 菅原神社(すがわらじんじゃ):学業成就、合格祈願
- 須賀神社(すがじんじゃ):厄除け、疫病退散
本社の参拝を済ませたら、ぜひ境内をゆっくりと散策し、ご自身の願い事に合った末社にも手を合わせてみてください。一つの神社でこれほど多くのご利益をいただけるのは、宇都宮二荒山神社の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
有名なパワースポット明神の井とは?
宇都宮二荒山神社の境内で、特に強力なパワースポットとして知られているのが「明神の井(みょうじんのい)」です。この井戸は、かつて宇都宮に数多くあった湧水の中でも特に名水とされた「宇都宮七水」の一つに数えられています。
その水は非常に清らかで、明治天皇が宇都宮に行幸された際には、この井戸の水がお茶の湯として献上されたという由緒あるものです。このことから、ご霊水としての力が広く知られるようになりました。
明神の井には、不思議な言い伝えが残されています。
- このご霊水で墨をすって書を書くと、書道が上達する
- 飲むと男性は包容力がアップし、女性はより美しく優しくなれる
これらの言い伝えから、現在でも多くの方がその霊験あらたかな気をいただこうと訪れます。井戸は初辰稲荷神社の隣に静かに佇んでおり、その場の澄んだ空気を感じるだけでも心が洗われるような感覚になるでしょう。
ご霊水についての注意点
明神の井は神聖な井戸であり、ご霊水として崇められていますが、現在は飲用を目的としたものではありません。衛生上の観点から、直接口にすることは控えてください。その場に立ち、清らかな気を肌で感じるようにしましょう。
宇都宮二荒山神社を訪れた際には、この特別なパワースポットに立ち寄り、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

宇都宮二荒山神社のご利益と参拝ガイド
- 境内の見どころとユニークなおみくじ
- 車やバスでのアクセス方法を解説
- 最寄り駅からの徒歩での行き方
- 近くの観光スポットも合わせて楽しもう
- 宇都宮二荒山神社のご利益を授かりに行こう
境内の見どころとユニークなおみくじ
宇都宮二荒山神社は、ご利益やパワースポットだけでなく、参拝者を魅了する見どころがたくさんあります。歴史を感じる建造物から、遊び心あふれるおみくじまで、参拝がより楽しくなるポイントをご紹介します。
街のシンボル「大鳥居と石段」

宇都宮のメインストリートである大通りに面してそびえ立つ大鳥居は、まさに街のシンボルです。鳥居をくぐると、その先には95段の急な石段が社殿まで続いています。この石段を一段一段踏みしめて登ることで、俗世から神域へと気持ちが切り替わっていきます。登り切った場所から振り返る宇都宮の街並みも格別です。
国の重要美術品「鉄製狛犬」
社務所には、鎌倉時代に作られたと伝わる国の重要美術品「鉄製狛犬」が展示されています。一般的な石造りの狛犬とは異なり、どこか愛嬌のある表情が特徴で、「日本一かわいい狛犬」と称されることも。その姿をモチーフにした「こま犬守」も人気です。
参拝の記念に、宇都宮ならではのユニークなおみくじはいかがですか?
宇都宮名物「しあわせ餃子おみくじ」

餃子の街・宇都宮ならではのユニークなものが、「しあわせ餃子おみくじ」です。これは、餃子をかたどった二つ折りの厚紙を、備え付けの箸でつまんで引くという遊び心満載のおみくじです。
おみくじの中には、運勢が書かれた紙と共に、恋愛成就や金運上昇など、それぞれご利益が異なる5種類の小さな縁起物の餃子(陶器製)が一つ入っています。旅の思い出にもなる、ここでしか引けない特別なおみくじをぜひ試してみてください。
車やバスでのアクセス方法を解説
宇都宮二荒山神社は宇都宮市の中心部に位置しており、車でも公共交通機関でも非常にアクセスしやすい場所にあります。ご自身の都合に合わせた方法で参拝しましょう。
お車をご利用の場合
遠方からお越しの場合は、高速道路を利用するのが便利です。神社の裏手には大規模な駐車場が完備されています。
項目 | 詳細 | |
---|---|---|
最寄りIC | ・東北自動車道「鹿沼IC」より約25分 ・東北自動車道「宇都宮IC」より約20分 | |
駐車場 | 場所 | 神社の裏手(大通り側からは入れません) ※カーナビでは「二荒山神社駐車場」と入力 |
収容台数 | 最大300台 | |
利用時間 | 8:00~21:00 | |
料金 | 60分300円(最大12時間1,500円) ※ご祈祷の方は2時間無料 |
駐車場入口の注意点
駐車場入口は神社正面の大通りではなく、裏手にあります。初めて訪れる方は、事前に公式サイトの案内図を確認しておくとスムーズです。
路線バスをご利用の場合
JR宇都宮駅からは、路線バスを利用するのが最も簡単で早いです。西口のバスロータリーから多くのバスが神社の前を通ります。
- 乗車場所:JR宇都宮駅 西口バスターミナル
- 所要時間:約5分
- 下車バス停:「馬場町(二荒山神社前)」
バス停を降りると、目の前に神社の大きな鳥居が見えるので、迷うことはないでしょう。
最寄り駅からの徒歩での行き方
宇都宮二荒山神社は、市内の主要な駅から徒歩圏内にあり、宇都宮の街並みを楽しみながら向かうことができます。天気の良い日には、散策がてら歩いてみるのもおすすめです。
JR宇都宮駅から徒歩
JR宇都宮駅を利用する場合、西口からスタートします。駅前の大通りをまっすぐ西に進むルートが最も分かりやすいです。
- 所要時間:約20分
- 距離:約1.5km
大通り沿いには様々なお店が立ち並んでいるため、街の雰囲気を感じながら歩くことができます。まっすぐ進んでいくと、前方に神社の大きな鳥居が見えてきます。
東武宇都宮駅から徒歩
東武宇都宮線を利用する場合は、JR駅よりも神社に近くなります。
- 所要時間:約15分
- 距離:約1km
駅を出て東に向かい、オリオン通り商店街などを抜けながら大通りを目指すと、神社の鳥居にたどり着きます。
散策のポイント
駅から神社までの道のりには、宇都宮餃子の有名店も点在しています。参拝前後に餃子の食べ歩きを計画に組み込むのも、宇都宮観光の醍醐味です。
近くの観光スポットも合わせて楽しもう
宇都宮二荒山神社は市の中心部にあるため、周辺には魅力的な観光スポットが数多く点在しています。せっかく訪れるなら、神社参拝と合わせて宇都宮の街を丸ごと満喫しましょう。
宇都宮城址公園
神社から南へ徒歩約10分の場所にある、宇都宮城の一部を復元した公園です。復元された櫓(やぐら)や土塁を見学でき、宇都宮の歴史に触れることができます。園内はきれいに整備されており、市民の憩いの場にもなっています。
来らっせ 本店
宇都宮餃子を食べるなら外せないスポットが「来らっせ」です。神社から徒歩約5分、MEGAドン・キホーテ宇都宮店の地下1階にあります。ここでは、宇都宮餃子会に加盟する人気店の餃子を日替わりや常設で味わうことができます。色々なお店の味を一度に比較できるのが最大の魅力です。
オリオン通り商店街
東武宇都宮駅方面に伸びる、北関東最大の全天候型アーケード商店街です。飲食店やブティック、雑貨店などが軒を連ね、天気を気にせずショッピングやグルメを楽しめます。レトロな雰囲気も魅力の一つで、歩いているだけでも楽しめます。
おすすめ散策モデルコース
JR宇都宮駅 → (徒歩) → 宇都宮二荒山神社で参拝 → (徒歩) → 来らっせで餃子のランチ → (徒歩) → 宇都宮城址公園で歴史散策 → (徒歩) → オリオン通りを散策しながら駅へ
これらのスポットはすべて徒歩圏内にまとまっているので、一日で効率よく宇都宮の中心部を観光することが可能です。
地元で人気のオムライス専門店
『ファーイーストキッチン』は人気のオムライス店です。気さくな店主と確かな味が人気。詳しくはこちらの記事を参考にされてください。

宇都宮二荒山神社のご利益を授かりに行こう
- 神社の正式名称は「うつのみやふたあらやまじんじゃ」
- 地元では「ふたあらさん」の愛称で親しまれている
- 約1600年以上の大変古い歴史を持つ古社
- 主祭神は東国を開拓した豊城入彦命
- 相殿神として大国様と恵比須様も祀られている
- 最も有名なご利益は勝運・必勝祈願
- 商売繁盛や縁結び、金運上昇のご利益も期待できる
- 境内には12の末社がありご利益は多種多様
- 強力なパワースポットとして有名な「明神の井」がある
- 街のシンボルである大鳥居と95段の石段が見どころ
- 宇都宮名物の「しあわせ餃子おみくじ」が人気
- JR宇都宮駅からバスで約5分とアクセス良好
- 300台収容可能な有料駐車場も完備している
- 周辺には宇都宮城址公園や餃子店など観光スポットが豊富
情報と地図
公式サイト | 宇都宮二荒山神社 |
住所 | 栃木県宇都宮市馬場通り1丁目1−1 |
営業時間 | 6時00分~18時00分 |
料金 | 駐車場料金や御朱印代 |
電話番号 | 0286225271 |
駐車場はありますか? | 有料駐車場あり |