
根津美術館へ行ってみたいけれど、どんな作品が見られるのか、庭園だけでも入れるのか、予約は必要なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
根津美術館は東京都港区南青山にある美術館で、国宝の燕子花図をはじめ、日本や東アジアの古美術を中心としたコレクションで知られています。表参道駅から徒歩圏内とは思えないほど緑豊かな日本庭園があり、美術鑑賞と庭園散策を一緒に楽しめるのも大きな魅力ですね。
初めて訪れるなら、根津美術館の現在の展覧会やチケットの予約方法、料金、所要時間、開館時間、休館日、カフェのNEZUCAFÉ、ミュージアムショップ、写真撮影、アクセス、駐車場なども知っておきたいところです。特に燕子花図はいつでも展示されているわけではないので、見たい作品が決まっている方は注意が必要です。
この記事では、根津美術館の見どころから国宝の燕子花図、庭園、カフェ、料金、予約、所要時間、表参道駅からの行き方まで、初めて訪れる前に知っておきたい情報をまとめて紹介します。
- 根津美術館のコレクションと国宝の見どころ
- 日本庭園とNEZUCAFÉの楽しみ方
- 料金・予約・開館時間・所要時間
- 表参道駅からのアクセスと駐車場情報
根津美術館はどんなところ?
根津美術館は、南青山という東京の中心部にありながら、日本や東アジアの古美術と広大な庭園を一緒に楽しめる美術館です。展示作品だけでなく、建築や庭園を含めた空間全体に魅力があります。
初代根津嘉一郎のコレクションを受け継ぐ美術館
根津美術館は、実業家として知られる初代根津嘉一郎が収集した日本・東洋の古美術品を保存し、公開するためにつくられた美術館です。
コレクションは絵画、書跡、彫刻、陶磁、漆工、金工、染織、考古、茶の湯に関する美術など多岐にわたり、特定のジャンルだけに偏っていません。
私が根津美術館の面白いところだと思うのは、有名な国宝だけを見る場所ではないことです。展示室を巡っていると、中国の青銅器や仏教美術、茶道具など、普段なら自分から探さないような古美術にも自然と目が向きます。
古美術に詳しくなくても、形や色、素材、細かな装飾を眺めながら自分の気になる作品を探すくらいの気持ちで十分楽しめると思います。
根津美術館は、日本と東アジアの古美術を中心とする美術館です。展示だけでなく、庭園、建築、茶室、カフェまで含めて一つの空間として楽しめるのが大きな特徴です。
南青山に広がる静かな美術空間
所在地は東京都港区南青山6丁目5番1号です。
最寄り駅は東京メトロの表参道駅。周辺にはショップやカフェが並び、人通りの多い青山・表参道エリアですが、美術館の敷地へ入ると雰囲気が大きく変わります。
長いアプローチを進んで美術館へ向かう時間から、すでに鑑賞が始まっているような感覚がありますね。
東京都心の美術館でありながら、館内だけを見て帰るのではなく、庭園を歩きながらゆっくり過ごせるのが根津美術館ならではの魅力です。
国宝「燕子花図」は根津美術館を代表する作品
根津美術館の名前を調べると、まず目にすることが多いのが尾形光琳の燕子花図です。ただし、訪れれば一年中見られる作品ではありません。
尾形光琳の代表作として知られる国宝
根津美術館を代表する作品の一つが、尾形光琳による国宝「燕子花図屏風」です。
金地を背景に群青と緑青を使って燕子花の群生を描いた六曲一双の屏風で、琳派を代表する作品として知られています。
実際に注目したいのは、一つひとつの花だけではありません。左右に広がる屏風全体を見ると、燕子花の配置によって独特のリズムが生まれています。
美術史に詳しくなくても、金色の背景と青い花の組み合わせはかなり印象に残ると思います。
燕子花図が見られる時期は限られている
ここは初めて訪れる方に特に知っておいてほしいところです。
燕子花図屏風は常設展示ではありません。
根津美術館では、日本や東洋の古美術を保存するため展示替えを行っており、燕子花図は例年、ゴールデンウィークを含む4月下旬から5月中旬ごろに公開されています。
紙や絹などで作られた古美術は光や温湿度による影響を受けやすいため、作品を守るためにも展示期間が限られています。
燕子花図を目的に訪れる場合は、必ずその年の展覧会スケジュールを確認してください。根津美術館が所蔵している作品でも、訪問日に展示されているとは限りません。
庭園のカキツバタも春の楽しみ
燕子花図の公開時期には、庭園でもカキツバタが花を咲かせる季節を迎えます。
展示室で光琳が描いた燕子花を鑑賞し、そのあと庭園へ出て実際の花を見るという流れは、この美術館だからこそできる楽しみ方ですね。
ただし、植物なので開花状況は毎年同じではありません。
気温や天候によって見頃は変わります。燕子花図と庭園のカキツバタの両方を楽しみたい場合は、その年の開花状況も確認してから訪れるといいと思います。
国宝・重要文化財を含む古美術コレクション
燕子花図が有名ですが、根津美術館の魅力は一つの作品だけではありません。展示替えを繰り返しながら、所蔵するさまざまな古美術がテーマに沿って紹介されています。
絵画から陶磁器まで幅広い
根津美術館には、燕子花図のほかにも国宝や重要文化財を含む数多くの作品が収蔵されています。
日本絵画、中国絵画、書跡、仏教美術、青銅器、陶磁器、漆工、染織、茶道具などジャンルはかなり幅広く、展示室ごとに雰囲気も変わります。
古美術という言葉を聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、すべての作品の歴史を理解してから見る必要はありません。
私は最初に全体を眺めて、気になる作品があったら解説を読むという見方でも十分だと思います。古い作品なのに驚くほど現代的に感じる模様やデザインが見つかることもありますよ。
茶の湯に関する美術も見どころ
根津美術館では、茶の湯に関係する美術も重要なコレクションの一つです。
茶碗や茶入、花入、掛物などを単独の作品として見るだけでなく、茶室という空間でどのように使われるものなのか想像しながら見ると面白くなります。
館内の展示室6には茶室を思わせる展示空間が設けられ、茶の湯に関する作品が紹介されます。
庭園に点在する実際の茶室と、展示室で見る茶道具を結び付けながら鑑賞すると、根津美術館らしさがより分かりやすいかなと思います。
展示は定期的に入れ替わる
根津美術館へ行く前に理解しておきたいのが、常設展示を中心とする美術館とは少し違うことです。日本や東洋の古美術を守りながら公開するため、年間を通して展示内容が変わります。
企画展と特別展で違った作品に出会える
根津美術館では年間を通してテーマの異なる展覧会が開催されます。
同じ美術館でも、訪問時期が違えば見られる作品が大きく変わるんですね。
そのため、「根津美術館へ行く」と決めたら、次にその日に開催されている展覧会を確認するのがおすすめです。
興味のあるテーマに合わせて訪問日を決めてもいいですし、表参道へ出かける日にどんな展覧会が開催されているのか調べてみるのもいいと思います。
所蔵作品でも常時展示とは限らない
美術館のウェブサイトなどで気になる所蔵作品を見つけても、それが現在展示されているとは限りません。
特に古美術には紙、絹、漆など繊細な素材が使われているものが多く、作品を長く保存するためには光や温湿度の影響をできるだけ抑える必要があります。
展示替えが多いのは少し不便にも感じますが、作品を未来へ残すためには大切なことなんですね。
見たい作品が決まっている場合は、所蔵品一覧だけでなく、訪問予定日の展覧会ページに掲載されている展示作品も確認しておくと安心です。
隈研吾が手がけた美術館建築にも注目
根津美術館では展示作品に目が向きがちですが、建物そのものも見どころです。現在の本館は2009年に新しくなり、現代建築と日本的な空間が組み合わされています。
大きな屋根と竹に囲まれたアプローチ
現在の本館は隈研吾建築都市設計事務所が設計しています。
入口へ向かうアプローチには竹が並び、その横には大きく伸びる屋根があります。
表参道の街並みから美術館へ入り、このアプローチを歩いていく間に少しずつ周囲の雰囲気が変わっていきます。
建物を単体で眺めるというより、竹や庭園などの自然と一緒に見ると、この建築の魅力が分かりやすいと思います。
館内から庭園へつながっていく
本館は地上2階、地下1階で構成されています。
展示室を巡ったあと、そのまま庭園へ出られる動線があり、屋内での美術鑑賞から屋外の散策へ自然につながります。
美術館の建物と庭園が完全に分離している感じがしないんですね。
展示作品だけでなく、窓の外に見える緑や建物から庭園へ移るときの景色にも目を向けてみると、根津美術館をより楽しめると思います。
約17,000平方メートルの日本庭園を散策
根津美術館を訪れるなら、展示室だけで帰るのは少しもったいないです。本館の外には、南青山にいることを忘れてしまいそうな広い庭園が待っています。
起伏のある庭園に池や石造物が点在
庭園の広さは約17,000平方メートルあります。
もともとは初代根津嘉一郎が明治時代に取得した土地で、自然の地形を生かしながら庭園がつくられました。
園路を進んでいくと池や石灯籠、石仏などが現れ、場所によって景色が少しずつ変化します。
整然とした平坦な庭園というより、木々の中を歩きながら景色を探していく感覚がありますね。
展示室で集中して作品を見たあとに緑の中を歩けるので、気分を切り替えながら美術館で過ごせます。
4棟の茶室が庭園に点在
庭園には4棟の茶室が点在しています。
一般の来館者が自由に茶室内部へ入ることはできませんが、庭園の景観を構成する重要な要素として外から眺めることができます。
木々や石畳の中に茶室が現れる景色には、展示室とはまた違った趣があります。
季節によって新緑、紅葉、花々など庭園の表情が変わるので、違う季節に再訪する楽しみもありますね。
庭園には起伏や段差、池があります。雨天時や雨上がりは足元にも注意してください。車いすやシルバーカーなどで散策する場合は、利用できる経路や必要なサポートを事前に確認しておくと安心です。
庭園だけの利用はできる?
庭園の写真を見て「庭だけ散策したい」と考える方もいるかもしれません。ただし、根津美術館では庭園を独立した公園のように利用することはできません。
庭園の利用にも美術館への入館が必要
庭園を利用できるのは美術館の入館者です。
庭園だけを無料で散策することはできません。
これは庭園内にあるNEZUCAFÉやミュージアムショップについても同様で、基本的には美術館へ入館した人が利用できる施設となっています。
そのため根津美術館は「展覧会を見る」「庭園を歩く」「カフェで休憩する」という一連の流れで楽しむ場所と考えると分かりやすいですね。
庭園まで含めて時間を確保したい
展示室だけなら比較的短時間で回ることもできますが、庭園を歩き始めると想像以上に時間を使います。
せっかく訪れるなら、予定を詰め込みすぎず、庭園散策の時間まで確保しておくのがおすすめです。
特に春のカキツバタや秋の紅葉など、庭園を目的の一つにして訪れる時期は余裕を持っておきたいですね。
NEZUCAFÉで庭園を眺めながら休憩
庭園の中にはNEZUCAFÉがあります。美術鑑賞と庭園散策の合間に休憩できる場所で、大きなガラス越しに緑を眺めながら過ごせます。
カフェの営業時間は10時から16時30分
NEZUCAFÉの基本営業時間は10時から16時30分です。
フードのラストオーダーは15時、ドリンクは16時となっています。混雑状況によってラストオーダーが早まることがあります。
コーヒーや紅茶だけでなく、サンドイッチなどの軽食、ケーキなども用意されています。
私なら展示室を一通り見てから庭園を散策し、その途中でカフェへ立ち寄る流れにしたいですね。
NEZUCAFÉは予約できない
NEZUCAFÉは席の予約を受け付けていません。
そのため、混雑していると待ち時間が発生することがあります。
特に燕子花図の公開時期や休日など、美術館自体の来館者が多い時期は時間に余裕を持っておいた方がいいでしょう。
カフェだけを目的に入館することもできないため、美術館や庭園と合わせて利用するのが基本です。
NEZUCAFÉのメニューや価格、営業時間は変更される場合があります。利用予定の場合は当日の営業状況も確認してください。
根津美術館の料金と予約方法
根津美術館ではオンライン日時指定予約が用意されています。当日券もありますが、オンライン予約とは料金が異なり、混雑状況によっては購入できない場合があります。
企画展はオンライン予約で一般1,400円
| 区分 | オンライン日時指定予約 | 当日券 |
|---|---|---|
| 企画展・一般 | 1,400円 | 1,600円 |
| 企画展・大学生以上 | 600円 | 800円 |
| 高校生以下 | 無料 | 無料 |
企画展の基本料金は、オンライン日時指定予約の場合、一般1,400円、大学生以上の学生600円です。高校生以下は無料ですが、学生料金や無料入館の適用には学生証が必要です。
当日券は一般1,600円、大学生以上の学生800円が基本です。
ただし、窓口で販売される当日券はオンライン日時指定予約の定員に空きがある場合に限られます。
特別展は展覧会によって料金が変わる
特別展の場合、オンライン日時指定予約は一般1,600円以上、大学生以上の学生700円以上が基本となり、実際の料金は展覧会によって変わります。
そのため「根津美術館はいくら」と一つの料金だけで考えない方がいいですね。
例えば燕子花図が公開される特別展などでは、その展覧会独自の料金が設定されることがあります。
入館料は展覧会によって異なり、今後変更される可能性もあります。記事内の料金は一般的な目安として考え、訪問する展覧会の最新料金を確認してください。
オンライン日時指定予約をしておくと安心
根津美術館ではオンライン日時指定予約が推奨されています。
入館時間ごとに予約枠が設定されているため、訪問日と時間が決まっているなら事前にチケットを確保しておく方が安心です。
当日券がまったく販売されないという意味ではありませんが、予約枠が埋まっている場合は希望する時間に入館できない可能性があります。
特に燕子花図の公開時期や休日に訪れるなら、早めに日時指定予約を確認しておくのがおすすめです。
開館時間と休館日
根津美術館は展示替えによる休館期間があります。曜日だけを確認するのではなく、訪問予定日の展覧会スケジュールまで見ておきたい美術館です。
開館時間は10時から17時
| 項目 | 基本情報 |
|---|---|
| 開館時間 | 10:00~17:00 |
| 最終入館 | 16:30 |
| 休館日 | 月曜日 |
| その他 | 展示替期間・年末年始など |
基本の開館時間は10時から17時までで、最終入館は16時30分です。
休館日は月曜日で、月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館となります。
このほか展示替期間や年末年始にも休館します。
展示替期間には入館できない
根津美術館は年間を通して複数の展覧会を開催するため、展覧会と展覧会の間に展示替期間があります。
この期間は休館となるため、「月曜日ではないから開いているだろう」と思って出かけるのは避けたいところです。
遠方から訪れる場合は特に、当日の開館状況を確認してから出発すると安心ですね。
根津美術館の所要時間はどのくらい?
根津美術館は展示を見るだけなら比較的コンパクトに回れますが、庭園やカフェまで楽しむと滞在時間が長くなります。
展示鑑賞なら1時間前後が一つの目安
展示室を中心に見る場合は、1時間前後を一つの目安にするといいかなと思います。
もちろん、開催中の展覧会の規模や作品数、解説をどこまで読むかによって変わります。
気になる作品を中心に見るなら短くできますし、一点ずつじっくり鑑賞すれば1時間以上かかります。
古美術は細部まで見始めると意外と時間がかかるので、時間を細かく決めすぎない方が楽しみやすいですね。
庭園まで楽しむなら1時間30分から2時間ほど
展示室に加えて庭園を散策するなら、1時間30分から2時間程度を確保しておくと余裕が出ます。
さらにNEZUCAFÉを利用するなら、2時間以上滞在することも十分考えられます。
春のカキツバタや秋の紅葉など庭園をじっくり見る季節は、もう少し時間を取ってもいいでしょう。
所要時間はあくまで一般的な目安です。展覧会の内容、混雑状況、庭園の散策範囲、カフェの待ち時間などによって変わります。
混雑する時期はいつ?
根津美術館の混雑状況は、開催されている展覧会によって大きく変わります。特に代表的な作品が公開される時期は、通常より余裕を持った予定がおすすめです。
燕子花図の公開時期は人気が高い
毎年春に行われる燕子花図の公開は、根津美術館を代表する展覧会の一つです。
国宝を鑑賞できることに加えて、庭園のカキツバタの季節とも重なるため、多くの人が訪れます。
ゴールデンウィークと重なる時期でもあるので、休日は特に混雑を想定しておいた方がいいでしょう。
日時指定予約を利用し、できれば時間に余裕のある日を選ぶと動きやすいと思います。
カフェの待ち時間も考えておく
展示室へ日時指定で入館できても、NEZUCAFÉの席まで予約されているわけではありません。
カフェは予約制ではないため、混雑時には待つことがあります。
美術館のあとに別の予定を入れる場合は、カフェ利用を含めて時間をぎりぎりに設定しない方が安心です。
写真撮影はできる?
美術館や庭園の景色を写真に残したい方も多いと思います。ただし、展示室と庭園では考え方が異なるため、撮影ルールを守って楽しみましょう。
展示室内の作品撮影はできない
根津美術館では、展示室内での写真撮影はできません。
作品をスマートフォンで撮影して持ち帰るのではなく、その場でじっくり見る美術館ですね。
展示作品の図版が欲しい場合は、ミュージアムショップで展覧会図録や関連商品を確認してみるのもいいと思います。
庭園でも周囲への配慮を忘れずに
庭園には写真を撮りたくなる景色がたくさんあります。
ただし、園路は場所によって狭く、段差や池もあります。撮影に夢中になって通路をふさいだり、足元への注意がおろそかになったりしないよう気を付けたいですね。
特別な撮影ルールや制限が案内されている場合は、現地の表示やスタッフの案内を優先してください。
子ども連れでも利用できる?
古美術中心の美術館なので大人向けという印象を持つかもしれませんが、子どもと一緒に入館することもできます。高校生以下の入館料が無料なのもうれしいところです。
高校生以下は入館無料
根津美術館では高校生以下の入館料が無料です。
無料入館には学生証などの提示が必要となるため、対象となる場合は忘れずに持参しましょう。
子どもと古美術を見る場合、作品の名前や歴史をすべて説明しようとしなくてもいいと思います。
「どの作品が好き?」「何に使ったものだと思う?」と話しながら見るだけでも、十分に美術館を楽しめます。
ベビーカーも利用できる
館内ではベビーカーを利用でき、各階への移動にはエレベーターがあります。
ただし、混雑時には子どもの安全を考慮して、展示室へのベビーカーでの入室を控えるよう案内される場合があります。
1階と地下のだれでもトイレには、おむつ交換に対応した設備もあります。
バリアフリーと庭園散策の注意点
本館はエレベーターを利用して移動できますが、庭園には自然の地形を生かした起伏があります。館内と庭園では移動環境が違うことを知っておくと安心です。
館内は車いすで鑑賞できる
展示室は車いすで鑑賞でき、館内各階へはエレベーターで移動できます。
だれでもトイレにはオストメイト対応設備も用意されています。
必要なサポートがある場合は、訪問前に美術館へ確認しておくとより安心です。
庭園には段差や起伏がある
庭園の主要な園路は歩きやすいよう整備されていますが、すべてが平坦なわけではありません。
起伏や段差、池などがあるため、車いすやシルバーカーなどを利用して散策する場合は介助者の同伴が案内されています。
体力や移動状況に合わせて無理のない範囲で楽しみたいですね。
根津美術館へのアクセス
根津美術館の最寄り駅は表参道駅です。駅から少し歩きますが、青山の街を歩きながら向かえる距離です。
表参道駅A5出口から徒歩約8分
東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線の表参道駅A5出口から徒歩約8分です。
A5出口は階段を利用します。
エスカレーターを利用したい場合はB4出口から徒歩約10分、エレベーターを利用する場合はB3出口から徒歩約10分が目安です。
階段を避けたい場合は、最短距離だけで出口を選ばず、B3出口など設備のある出口を利用すると移動しやすくなります。
都営バスなら南青山六丁目から徒歩約5分
バスを利用する場合は、都営バスの渋88系統を利用し、南青山六丁目で下車して徒歩約5分です。
渋谷方面から移動する場合などは、地下鉄だけでなくバスも選択肢になります。
交通機関の運行時刻や経路は変更される場合があるため、訪問当日の情報を確認してください。
根津美術館に駐車場はある?
根津美術館には駐車場がありますが、駐車できる台数はかなり限られています。南青山という立地を考えても、公共交通機関での訪問を検討しやすい美術館です。
駐車場は9台分
美術館の駐車場は9台分で、そのうち1台が身障者優先駐車場となっています。
台数が少ないため、混雑する展覧会の開催時期には満車になる可能性があります。
特に燕子花図が公開される春や休日は、駐車場を前提にスケジュールを組まない方が動きやすいでしょう。
表参道駅から徒歩で訪れるのもおすすめ
表参道駅から徒歩8分程度なので、電車を利用しやすい方なら公共交通機関の方が予定を立てやすいと思います。
表参道や青山周辺にはショップやカフェも多いため、美術館と街歩きを組み合わせるのもいいですね。
美術館では庭園も歩くことになるので、歩きやすい靴で訪れるとより快適です。
ミュージアムショップもチェック
展示を見終えたら、ミュージアムショップにも立ち寄ってみてください。根津美術館のコレクションをモチーフにしたオリジナルグッズなどが用意されています。
燕子花図をモチーフにしたグッズも楽しみ
ミュージアムショップでは、所蔵作品のデザインを生かしたオリジナルグッズや出版物などが販売されています。
展示室では作品を撮影できないので、気に入った作品があれば図録やグッズを探してみるのも楽しみ方の一つです。
特に根津美術館を代表する燕子花図はデザインとしても印象的なので、お土産を探す時間も楽しめると思います。
ショップだけの利用はできない
庭園やNEZUCAFÉと同様に、ミュージアムショップの利用も美術館の入館者に限られています。
ショップだけに立ち寄って買い物をするという利用方法ではありません。
展示鑑賞の最後に立ち寄る場所として予定しておくといいですね。
根津美術館を楽しむためのポイント
根津美術館は、作品だけを短時間で見ることもできますが、庭園や建築まで含めて楽しむと印象がかなり変わります。初めてなら少し余裕を持った予定がおすすめです。
まず開催中の展覧会を確認する
訪問日を決める前に、まず確認したいのが展覧会の内容です。
根津美術館では展示替えが頻繁に行われるため、見られる作品が時期によって変わります。
燕子花図など特定の作品が目的なら、展示期間の確認は特に重要です。
展覧会が決まったらオンライン日時指定予約を確認し、そのあと庭園やカフェを含めた滞在時間を考えると予定を組みやすくなります。
展示・庭園・カフェを一つの流れで楽しむ
根津美術館で私がおすすめしたいのは、展示室だけを目的地にしないことです。
古美術を鑑賞したあとに庭園へ出ると、それまで静かな展示ケースの中で見ていた茶道具や絵画と、庭園にある茶室や自然の景色がつながって感じられます。
そして時間があればNEZUCAFÉでひと休みする。
作品、建築、庭園、カフェまで含めてゆっくり過ごすことで、根津美術館ならではの魅力を感じやすいかなと思います。
春だけでなく季節を変えて訪れる
燕子花図とカキツバタが重なる春は確かに魅力的ですが、それ以外の季節にも庭園の景色は変わります。
そして展覧会の内容も変わります。
一度訪れて気に入ったなら、違う季節にもう一度訪れてみるのもいいですね。
前回はまったく知らなかった作品が、次に訪れたときには一番印象に残る作品になるかもしれません。そうした出会いがあるのも、展示替えの多い根津美術館の面白さだと思います。
根津美術館は古美術と庭園を一緒に楽しめる場所
根津美術館は、尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」をはじめ、日本や東アジアの古美術に触れられる美術館です。
ただ、実際に訪れるなら作品だけに注目するのはもったいないと思います。
隈研吾が設計した本館、竹に囲まれたアプローチ、約17,000平方メートルの庭園、茶室、NEZUCAFÉまでつながる空間そのものが、この美術館の大きな魅力です。
表参道駅A5出口から徒歩約8分という都心の立地で、これだけ緑の中を歩けるというギャップも印象に残ります。
所要時間は展示を中心に見るなら1時間前後、庭園まで楽しむなら1時間30分から2時間程度が一つの目安です。カフェも利用するなら、さらに余裕を持っておくといいでしょう。ただし、これらの時間はあくまで一般的な目安で、展覧会の規模や混雑状況、鑑賞するペースによって変わります。
特に注意したいのは、燕子花図をはじめとする所蔵作品が常時展示されているわけではないことです。見たい作品がある場合は、その作品が公開される展覧会を確認してから訪れてください。
展覧会、展示作品、入館料金、予約方法、開館時間、休館日、カフェの営業時間、庭園の利用状況、交通機関、駐車場などは変更される場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、庭園には起伏や段差、池などがあります。車いすでの移動や健康・安全面などで個別の配慮が必要な場合は事前に施設へ確認し、必要に応じて最終的な判断は専門家にご相談ください。
根津美術館の基本情報
| 住所 | 東京都港区南青山6-5-1 |
|---|---|
| 電話番号 | 03-3400-2536 |
| 営業時間 | 10:00~17:00(入館16:30まで) |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替期間、年末年始 |
| 料金 | 1800円 |
| 駐車場 | 駐車場あり(台数に限りあり) |
| アクセス | 東京メトロ表参道駅A5出口から徒歩約8分 |
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