
大分県で美術館を探していると、日出町にある二階堂美術館が気になった人もいるのではないでしょうか。別府からもアクセスしやすい場所ですが、どんな作品が見られるのか、横山大観や上村松園との関係、入館料、開館時間、休館日、アクセス、駐車場など、初めてだと分からないこともありますよね。
二階堂美術館は、近現代の日本画を中心に約1000点を所蔵する美術館です。横山大観、上村松園、川合玉堂、竹内栖鳳など、日本画に詳しくない私でも名前を聞いたことがあるような画家の作品が数多く収蔵されています。
さらに、JR日出駅から徒歩でアクセスでき、無料駐車場も用意されているため、日出町観光はもちろん、別府や大分方面を旅行するときにも立ち寄りやすいですね。企画展やコレクション展によって展示作品が変わるので、訪れる時期によって違った日本画に出会えるのも魅力です。
この記事では、二階堂美術館の見どころや収蔵作品、料金、開館時間、アクセス、駐車場、所要時間まで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめて紹介します。
- 二階堂美術館の特徴と日本画コレクション
- 横山大観や上村松園など注目したい画家
- 入館料・開館時間・休館日などの基本情報
- 日出駅からのアクセス・駐車場と楽しみ方
二階堂美術館はどんな美術館?
二階堂美術館の大きな特徴は、近現代の日本画に焦点を当てたコレクションです。美術館そのものは比較的コンパクトですが、その中には明治から現代までの日本画が数多く収蔵されています。
大分県日出町にある日本画専門の美術館
二階堂美術館があるのは、大分県速見郡日出町です。別府湾に面した日出町は、別府市と杵築市の間に位置していて、別府観光と組み合わせることもできます。
二階堂美術館は、近現代の日本画を中心とした美術館です。掛け軸を中心に約1000点もの作品を所蔵していて、明治から現代までの日本画の流れを幅広く楽しめます。
私が面白いと思うのは、いろいろなジャンルを少しずつ展示する総合美術館ではなく、日本画という分野をかなり深く掘り下げているところです。日本画が好きな人はもちろん、これまで日本画をじっくり見たことがない人にとっても、作品に触れるきっかけになる場所かなと思います。
二階堂美術館は、近現代日本画を中心に約1000点を所蔵しています。横山大観、川合玉堂、竹内栖鳳、上村松園など、日本画を代表する画家の作品がコレクションの大きな柱になっています。
二階堂酒造が収集した美術品がコレクションの原点
二階堂美術館と聞いて、麦焼酎の二階堂を思い浮かべる人も多いかもしれません。美術館のコレクションは、大分麦焼酎で知られる二階堂酒造が長年にわたって収集してきた美術品がもとになっています。
企業による美術品収集から始まり、それを一般の人も鑑賞できる場所へと発展しているんですね。地方にこれだけ日本画へ特化したコレクションがあること自体、かなり興味深いところです。
有名な観光地を巡るだけでは分からない地域の文化に出会えるのも、旅先で美術館を訪れる面白さだと思います。
掛け軸を中心としたコレクションにも注目
二階堂美術館では掛け軸を中心とした作品を所蔵しています。西洋絵画を中心とする美術館とは展示の雰囲気も違い、日本の住空間や文化の中で発展してきた絵画の魅力を感じられます。
日本画というと少し難しそうに感じる人もいるかもしれませんが、最初から技法や美術史を詳しく知っている必要はないと思います。人物、自然、動物、富士山など、自分が気になった絵から自由に見ていくだけでも十分楽しめます。
作品を何点か見ていくうちに、同じ日本画でも画家によって色や線、余白の使い方がかなり違うことに気付くかもしれません。
二階堂美術館で見たい日本画コレクション
二階堂美術館を訪れるなら、どんな画家の作品が収蔵されているのかを少し知っておくと鑑賞がさらに面白くなります。特に横山大観、上村松園、川合玉堂、竹内栖鳳は注目したい存在です。
約70点を所蔵する横山大観
二階堂美術館を代表するコレクションのひとつが横山大観です。横山大観の作品は約70点所蔵されています。
横山大観は近代日本画を代表する画家の一人で、東京美術学校で学び、日本美術院の活動などを通して新しい日本画の表現を追求しました。富士山を描いた作品でもよく知られていますね。
二階堂美術館では、これまで横山大観だけに焦点を当てた展覧会や、富士をテーマにした展示なども開催されてきました。
所蔵作品には、漁火や遠寺晩鐘、早春、朝陽映嶋などがあります。すべてが常時展示されているわけではありませんが、これだけまとまった数を所蔵しているからこそ、展覧会ごとに違った大観作品に出会える可能性があります。
上村松園の美人画を楽しむ
もう一人、二階堂美術館で注目したいのが上村松園です。約40点の作品が所蔵されています。
上村松園は、美人画を代表する日本画家として知られています。女性の姿をただ華やかに描くだけではなく、着物の表現や立ち姿、表情などをじっくり見ていくと、一枚の絵の中から人物の空気感まで伝わってくるようで面白いですね。
二階堂美術館では上村松園を取り上げた企画も行われており、作品だけでなく下絵や素描が紹介されたこともあります。
横山大観と上村松園は二階堂美術館でも特に充実したコレクションです。ただし、所蔵作品がすべて常時展示されているわけではありません。見たい作品が決まっている場合は、開催中の展覧会と出品作品を事前に確認しておくと安心です。
川合玉堂と竹内栖鳳も充実
二階堂美術館の魅力は横山大観と上村松園だけではありません。川合玉堂は約50点、竹内栖鳳は約30点が所蔵されています。
川合玉堂は日本の自然や暮らしを描いた作品で知られ、竹内栖鳳は京都画壇を代表する存在です。東京画壇と京都画壇、それぞれを代表する画家たちの作品がひとつのコレクションに含まれているため、画風の違いを意識しながら鑑賞するのも面白いと思います。
ほかにも下村観山、川端龍子、木村武山、東山魁夷、平山郁夫、加山又造など、近現代日本画を語るうえで知られた画家たちの作品が収蔵されています。
展覧会によって作品との出会いが変わる
二階堂美術館では、豊富な所蔵品を活用したコレクション展や企画展が開催されています。そのため、どの作品が見られるのかは訪問する時期によって変わります。
テーマを変えながらコレクションを紹介
約1000点もの作品があるため、すべてを一度に展示することはできません。そこで二階堂美術館では、テーマを設定しながら所蔵作品を紹介しています。
これまでにも横山大観と近代日本画の富士図、日本画と文学、上村松園と美人画の四季、竹内栖鳳と京都画壇の画家たちなど、さまざまな切り口の展覧会が開催されてきました。
同じ美術館でも訪れる時期によって違った作品を楽しめるのは、コレクションが豊富だからこその魅力ですね。
一度訪れたことがある人でも、展示が変われば印象はかなり違ってくると思います。
画家同士のつながりを見るのも面白い
日本画に詳しくないと、画家の名前を一人ずつ覚えるだけでも大変ですよね。そんなときは、師匠と弟子、東京画壇と京都画壇など、画家同士の関係に注目してみるのもおすすめです。
過去には幸野楳嶺とその門下、竹内栖鳳と京都画壇など、画家のつながりをテーマにした展覧会も開催されています。
一人の有名画家だけを見るより、その前後の世代や同じ時代を生きた画家を並べて見ることで、日本画がどのように変化していったのかも分かりやすくなります。
展示解説が行われることもある
展覧会によっては、学芸員による展示解説などが開催されることがあります。
私は美術館で作品を見るとき、解説を読んでからもう一度絵を見ると、それまで気付かなかった部分が急に見えてくることがあります。日本画にあまり詳しくない人ほど、こうした機会を利用すると楽しみやすいかもしれません。
開催日時は展覧会によって異なるため、参加したい場合はイベント情報を事前に確認しておきましょう。
二階堂美術館の料金・開館時間・休館日
実際に二階堂美術館へ行く前に確認しておきたいのが、観覧料と開館時間です。展示替えによる休館日もあるため、遠方から訪れる場合は特に注意したいところです。
観覧料は一般800円
通常の観覧料は、一般800円、大学生・高校生500円、中学生・小学生300円です。20名以上には団体料金が設定されています。
| 区分 | 個人 | 団体(20名以上) |
|---|---|---|
| 一般 | 800円 | 600円 |
| 大学生・高校生 | 500円 | 400円 |
| 中学生・小学生 | 300円 | 200円 |
小学生・中学生・高校生は、学校教育活動に基づく観覧や土曜日の観覧が無料となる制度もあります。大学生は学生証の提示が必要です。
料金制度は変更される可能性もあるため、実際に訪問するときには最新情報を確認してください。
開館時間は9時から17時まで
開館時間は9時から17時までで、入館は16時30分までです。
夕方まで開館していますが、16時30分が最終入館なので、別府や日出町を観光した最後に立ち寄る場合は時間に注意したいですね。
作品を落ち着いて鑑賞したいなら、閉館直前ではなく少し余裕を持って到着するのがおすすめです。
月曜日と展示替えの休館に注意
基本的な休館日は毎週月曜日です。ただし、月曜日が祝日または振替休日の場合は開館し、その次の平日が休館になります。
このほか年末年始や展示替え日、施設整備などによる臨時休館があります。
展覧会と展覧会の間には展示替えによる休館日が設定されることがあります。通常の休館日だけを確認するのではなく、訪問予定日の開館状況まで確認してから向かうと安心です。
二階堂美術館へのアクセスと駐車場
二階堂美術館は鉄道でアクセスしやすいのがうれしいところです。JR日出駅から徒歩数分なので、車を使わない大分旅行でも予定に組み込みやすくなっています。
JR日出駅から徒歩約3分
最寄り駅はJR日豊本線の日出駅です。日出駅から二階堂美術館までは徒歩約3分と案内されています。
駅からこれだけ近い美術館なら、鉄道を利用した旅行でもかなり訪れやすいですね。
JRを利用する場合の目安として、大分駅から日出駅までは約15分、別府駅からは約20分、杵築駅からは約10分と案内されています。列車によって所要時間や乗り継ぎ条件は変わるので、実際の旅行では利用する列車を確認してください。
別府からJRで移動しやすいのも二階堂美術館の魅力です。温泉観光とは少し違った時間を過ごしたい日に、日本画鑑賞を加えてみるのもいいですね。
車なら日出ICから約5分
車の場合は、日出ICから約2km、所要時間は約5分がひとつの目安です。
大分県内を車で観光している場合にも立ち寄りやすく、別府方面や杵築方面と組み合わせて移動できます。
ただし、道路状況や観光シーズンによって所要時間は変わります。ナビゲーションだけに頼らず、時間に余裕を持った予定を立てておくと安心です。
無料駐車場は25台
二階堂美術館には25台分の無料駐車場があります。
専用の無料駐車場が用意されているので、車で訪れる人にとっても利用しやすいですね。ただし、イベント開催日などは通常より利用者が増える可能性があります。
満車時の対応や駐車場の利用条件については、現地の案内に従ってください。
二階堂美術館の所要時間と楽しみ方
旅行の予定へ組み込むときには、どのくらい時間を取ればいいのかも気になります。二階堂美術館は展示室が2室の比較的コンパクトな施設なので、自分のペースで作品と向き合いやすい美術館です。
所要時間は展示内容と鑑賞スタイルで変わる
館内には展示室が2室あり、巨大な美術館を一日かけて巡るような規模ではありません。
一通り作品を見るなら1時間前後をひとつの目安として考えやすいですが、これはあくまで一般的な目安です。展覧会の展示点数や作品を見るペースによって大きく変わります。
日本画が好きで一点ずつじっくり鑑賞するなら、もっと余裕を持っておいたほうがいいでしょう。
逆に、日出町や別府を観光する途中で立ち寄るなら、前後の予定を調整しながら鑑賞することもできます。
ラウンジで余韻を楽しむ
館内には展示室だけでなくラウンジもあります。
美術館は作品を次々と見ていると、意外と頭を使いますよね。印象に残った作品を見つけたら、鑑賞後に少し時間を取って振り返るのもおすすめです。
特に二階堂美術館は、静かな環境で作品を楽しむことを大切にしている美術館です。予定を詰め込みすぎず、お気に入りの一枚を探すような気持ちでゆっくり見るのが合っていると思います。
日本画初心者でも気軽に楽しめる
横山大観や上村松園と聞くと、美術に詳しい人が行く場所というイメージを持つかもしれません。
でも、私は日本画を見るときに難しい知識から入る必要はないと思っています。まずは好きな色、人物の表情、風景、動物、季節感など、自分が気になった部分から見れば十分です。
例えば上村松園なら人物や着物、横山大観なら富士山や自然の表現など、分かりやすい入口があります。同じテーマを違う画家がどう描いているのか比べるのも面白いですね。
作者名だけを追いかけるのではなく、最初に作品を見て「これが好き」と感じたあとで作者を確認するのもおすすめです。思いがけず自分の好きな日本画家が見つかるかもしれません。
日出町や別府観光と組み合わせるのもおすすめ
二階堂美術館だけを目的に訪れるのはもちろん、日出町の散策や別府方面への旅行と組み合わせるのもいいと思います。駅から近いため、観光ルートを大きく外れずに立ち寄れるのが魅力です。
日出町の歴史と一緒に楽しむ
日出町は、江戸時代に日出藩の城下町として栄えた地域です。町内には日出城跡周辺など、歴史を感じながら散策できる場所があります。
日本画を鑑賞したあとに町を歩いてみると、美術館だけを訪れた場合とは違った印象になるかもしれません。
日出は別府ほど観光地の規模が大きくない分、少し落ち着いて町を歩きたい人にも向いているかなと思います。
別府旅行に日本画鑑賞を加える
別府からJR日豊本線を利用して日出駅へ移動できるため、別府観光との組み合わせも考えやすいです。
温泉や地獄めぐりなどを楽しむ旅行の中に美術館を加えると、一日の過ごし方にも変化が出ますね。特に天候が不安定な日には、屋内で楽しめる場所を候補に入れておくと旅行プランに余裕が生まれます。
美術館を見たあとに再び別府へ戻ることもできますし、杵築方面へ足を延ばすルートも考えられます。
雨の日の観光候補にも
旅行の日に雨が降ってしまうと、屋外中心の観光は予定を変更しなければならないことがあります。
二階堂美術館なら基本的に屋内で作品を鑑賞できるため、雨の日でも比較的楽しみやすいですね。
ただし、駅や駐車場から館内までの移動は屋外になります。大雨や台風など悪天候時には交通機関の運行状況も確認し、安全を優先してください。
二階堂美術館を訪れる前に確認したいこと
二階堂美術館を楽しむために特に大切なのは、開館しているかだけでなく、現在どんな展覧会が開催されているのかを確認することです。
見たい作品が展示されているとは限らない
二階堂美術館には約1000点の作品がありますが、そのすべてを常時見ることはできません。
例えば横山大観を約70点所蔵しているからといって、訪問した日に70点すべてが展示されているわけではありません。上村松園や川合玉堂、竹内栖鳳についても同様です。
特定の画家や作品を見ることが目的なら、開催中の展覧会と出品作品を確認してから訪れることをおすすめします。
展示替え期間を確認する
コレクション展から次の展覧会へ切り替わる時期には、展示替えのため休館することがあります。
通常の月曜日以外にも休館する可能性があるので、旅行の日程を決める段階で開館日カレンダーを確認しておきたいですね。
特に遠方から大分県へ旅行する場合は、美術館だけでなく交通機関や周辺施設の営業状況も合わせて確認しておくと安心です。
料金やアクセス情報も最新情報を確認
この記事で紹介した一般800円などの観覧料、開館時間、休館日、駐車場台数、交通機関の所要時間などは、訪問時期によって変更される可能性があります。
掲載している料金、所要時間、交通情報などの数値はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。悪天候時の移動や個別の安全上の事情など、専門的な判断が必要になる場合は、施設や交通機関へ確認し、必要に応じて最終的な判断は専門家にご相談ください。
まとめ|二階堂美術館で近現代の日本画を楽しもう
二階堂美術館は、大分県日出町にある近現代日本画を中心とした美術館です。掛け軸を中心に約1000点を所蔵し、横山大観、上村松園、川合玉堂、竹内栖鳳など、日本画を代表する画家たちの作品が充実しています。
特に横山大観は約70点、川合玉堂は約50点、上村松園は約40点、竹内栖鳳は約30点とまとまったコレクションがあり、テーマを変えながら開催される展覧会を通してさまざまな作品に出会えます。
そして旅行者にとってうれしいのが、JR日出駅から徒歩約3分というアクセスの良さです。車の場合も無料駐車場があり、日出町だけでなく別府方面の観光と組み合わせやすくなっています。
日本画に詳しい人はもちろん、これまであまり日本画を見る機会がなかった人にも訪れてみてほしい場所です。大分旅行で少し落ち着いた時間を過ごしたくなったら、二階堂美術館で自分のお気に入りの一枚を探してみてください。
二階堂美術館の基本情報
| 住所 | 大分県速見郡日出町川崎837-6 |
|---|---|
| 電話番号 | 0977-73-1100 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(入館16:30までを基本) |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え、年末年始等 |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | JR日出駅から徒歩・車利用 |
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