盛岡城跡の見どころは?石垣・歴史・アクセス完全ガイド

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盛岡城公園

岩手県盛岡市を観光するなら、盛岡城跡は一度歩いてみたい場所です。ただ、現在は天守や櫓が残っていないため、何があるのか、見どころはどこなのか分かりにくいと感じる人もいるかもしれません。

盛岡城跡は盛岡城跡公園や岩手公園とも呼ばれ、南部氏の居城だった歴史を現在に伝える国指定史跡です。特に石垣が有名で、日本100名城のスタンプや御城印を目的に訪れる人もいます。

また、盛岡城跡の桜や紅葉、冬の雪景色も人気があり、盛岡駅からのアクセス、駐車場、観光の所要時間、入場料などを事前に知っておくと予定を立てやすいですね。

今回は、盛岡城跡に天守がない理由から、南部信直と盛岡城の歴史、石垣、本丸・二の丸、桜や紅葉、日本100名城スタンプ、御城印、もりおか歴史文化館まで、初めて訪れる人にも分かりやすく紹介します。

  • 盛岡城跡の歴史と現在天守がない理由
  • 東北屈指とされる石垣など城跡の見どころ
  • 桜・紅葉・雪景色など季節ごとの楽しみ方
  • 所要時間・アクセス・駐車場・日本100名城情報
目次

盛岡城跡はどんな城跡?

盛岡城跡は、かつて盛岡藩を治めた南部氏の居城があった場所です。現在は盛岡城跡公園として整備されていますが、城の縄張りや大規模な石垣が残されていて、歩いてみると想像以上に城らしさを感じられます。

南部氏の居城だった盛岡城

盛岡城は、盛岡藩初代藩主となった南部信直が築城を計画した城です。

南部氏はもともと現在の青森県南部などを中心に勢力を拡大していました。1590年には豊臣秀吉から南部七郡の領有を認められ、翌1591年、信直は三戸から不来方へ居城を移すことを決めます。

その背景には、豊臣秀吉の重臣だった浅野長政の助言があったとされています。

1597年には嫡子の南部利直を総奉行として築城が始められたと伝わり、1598年に正式な許可を得たあと本格的に工事が進められました。

現在の盛岡という街の発展を考えるうえでも、盛岡城は重要な出発点のひとつなんですね。

かつては不来方城があった場所

盛岡城が築かれる以前、この場所には不来方城(こずかたじょう)がありました。

「不来方」という名前は、現在でも盛岡の歴史を語るときによく登場します。

不来方城は丘陵を利用した土の城で、平坦地や空堀、土塁などを設けた構造でした。

その後、南部氏によって新しい縄張りが行われ、本丸・二の丸・三の丸などが造られ、石垣を巡らせた本格的な近世城郭へ変わっていきます。

つまり盛岡城跡では、単純に江戸時代の城跡を見るだけでなく、中世の土の城から近世の石垣の城へ変わっていった歴史までたどることができます。

盛岡城は不来方城の跡地を利用して築かれました。現在も盛岡では「不来方」という名称を目にすることがあります。読み方は「こずかた」です。

盛岡城跡は国指定史跡

盛岡城跡は1937年4月17日に国の史跡に指定されています。

現在の所在地は盛岡市内丸で、盛岡市の中心部にありながら、城跡の地形や石垣がよく残されています。

また、盛岡城は日本100名城にも選ばれています。

天守が現存する城のような華やかさとは少し違いますが、石垣や曲輪を実際に歩きながら城の規模を想像できるタイプの城跡ですね。

盛岡城跡は、南部氏が築いた盛岡城の遺構を残す国指定史跡です。現在は盛岡城跡公園として整備されていますが、本丸・二の丸・三の丸などの城郭構造や大規模な石垣を見ることができます。

周辺観光

合わせて行きたい観光スポット

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盛岡城跡に天守はある?現在の姿を知っておこう

初めて盛岡城跡へ行く人が戸惑いやすいのが天守の存在です。「盛岡城」という名前から大きな天守を想像するかもしれませんが、現在は天守や櫓などの城郭建築は残っていません。

現在は天守や櫓などの建物が残っていない

盛岡城跡へ行っても、松本城や姫路城のような天守を見ることはできません。

現在の盛岡城跡で中心的な見どころになっているのは、石垣や曲輪などの遺構です。

盛岡城では本丸に御殿があり、櫓などさまざまな建物が存在していました。

ただし、一般的にイメージされる「天守」という名称ではなく、本丸には天守の代わりとなる三階櫓が建てられていました。

そのため、現在の盛岡城跡は「天守を見に行く城」ではなく、石垣と縄張りを歩いて楽しむ城と考えると分かりやすいかなと思います。

明治時代に城内の建物の大半が取り壊された

盛岡城の建物が現在残っていない大きな理由は、明治時代の廃城にあります。

廃藩置県後の1872年、盛岡城は陸軍省の所管となりました。

そして1874年に城内建物の大半が取り壊されます。

これは盛岡城だけに起きたことではありません。明治維新後には全国各地で城が軍用地になったり、不要となった建物が解体されたりしています。

盛岡城でも建物は失われましたが、巨大な石垣は残りました。

だからこそ現在は、城の建物そのものではなく石垣が盛岡城を象徴する存在になっているんですね。

1906年に岩手公園として開園

城内の建物が取り壊されたあと、盛岡城跡は一時荒廃しました。

その後、岩手県によって公園としての整備が進められます。

設計を担当したのは、近代公園の先駆者として知られる長岡安平です。

そして1906年に「岩手公園」として開園しました。

開園から100周年を迎えた2006年には「盛岡城跡公園」という愛称が付けられ、現在では市民の憩いの場であると同時に、盛岡を代表する観光スポットになっています。

「盛岡城跡公園」と「岩手公園」は別の場所ではありません。同じ公園を指しています。現在の正式名称は岩手公園で、「盛岡城跡公園」は愛称として使われています。

盛岡城跡で見逃したくない石垣

盛岡城跡へ行くなら、何よりじっくり見たいのが石垣です。城内で採れた花崗岩を使い、築かれた時代によって異なる積み方が見られるため、石垣を見比べながら歩くと盛岡城の変化まで見えてきます。

東北でも屈指の規模を誇る石垣

盛岡城跡は美しい石垣が残る城跡として知られています。

盛岡市も「東北随一の美しい石垣」と紹介しているほどで、実際に園内を歩くと、本丸や二の丸などを囲む巨大な石垣が次々と現れます。

盛岡城の石垣には、城内や現在の内丸周辺で採れた花崗岩が使われています。

天守がないと聞くと少し地味な城跡を想像するかもしれませんが、盛岡城の場合は石垣の高さと量に驚く人も多いのではないでしょうか。

私は城跡を見るとき、建物が残っていない場所ほど石垣をじっくり見るようにしています。盛岡城跡はその楽しみ方が特に合う城だと思います。

野面積・乱積・布積の違いを探してみる

盛岡城の石垣の面白いところは、場所によって積み方が違うことです。

自然石をほぼそのまま利用する野面積、大小さまざまな割石を組み合わせる乱積、四角く加工した石を横方向の目地がそろうように積む布積などを見ることができます。

これは城が一度に完成したわけではなく、長い年月をかけて整備や改修が行われたこととも関係しています。

石垣の積み方を見比べると、盛岡城そのものの時代の変化を読み取れるのが面白いところです。

石垣に詳しくなくても大丈夫です。「こっちはゴツゴツしているけど、こっちは石が四角く整っている」という違いを探すだけでも十分楽しめます。

本丸東側には築城当初と考えられる石垣が残る

石垣の中でも注目したいのが本丸東側です。

ここには自然石を多く利用した石垣があり、盛岡城で最も古い、慶長年間の築城当初のものと考えられています。

一方、二の丸西側には1686年にかけて築かれた石垣があり、規則正しく加工された石材や美しく反った稜線を見ることができます。

同じ城の中でも築かれた時代が違うため、石垣の表情も変わっているんですね。

石垣を見るなら、本丸東側、腰曲輪、二の丸西側、三の丸北側などを意識して歩いてみてください。積み方や石の加工方法の違いを探すと、盛岡城跡散策がぐっと面白くなります。

本丸・二の丸・三の丸を歩いてみよう

盛岡城跡は石垣だけを見るのではなく、かつての本丸、二の丸、三の丸を意識しながら歩くのがおすすめです。建物がなくても曲輪の位置関係を見ることで、城の大きさをイメージしやすくなります。

本丸跡は盛岡城の中心だった場所

盛岡城の中心だったのが本丸です。

江戸時代には本丸御殿などがあり、盛岡藩の重要な空間として使われていました。

現在は建物がないため開放的な空間になっていますが、周囲を取り囲む石垣を見ると、ここが城の中心だったことを感じられます。

本丸には南部利祥中尉の騎馬像が置かれていた台座も残っています。

銅像そのものは戦時中の金属供出によって失われていますが、台座だけが残る姿も盛岡城跡の近代史を伝えるものになっています。

二の丸と本丸を結ぶ渡雲橋

本丸と二の丸の間には渡雲橋があります。

かつてこの場所には廊下橋が架けられていました。

本丸と二の丸の間には高低差と空堀があり、橋を渡って本丸へ入る構造になっています。

現在は公園として気軽に歩けますが、石垣と橋の位置関係を見ると、城だった時代の防御を意識した造りが分かりやすいですね。

橋の周辺は盛岡城跡らしい石垣を近くから眺められる場所でもあるので、急いで通り過ぎずに周囲も見てみてください。

三の丸から石垣を見上げるのも面白い

本丸や二の丸へ上がるだけでなく、下から石垣を見上げるのもおすすめです。

上から見ると公園として整備された印象が強い場所でも、下へ回って石垣を見上げると一気に城らしく感じられます。

特に盛岡城跡は高い石垣が連続しているので、見る場所によってかなり印象が変わります。

天守がないからこそ、高低差や曲輪、石垣の配置そのものを楽しむのが盛岡城跡の歩き方かなと思います。

盛岡城跡と城下町の歴史も面白い

盛岡城は単独で存在していたわけではなく、周囲には城下町が形成されました。現在の盛岡市中心部にもその歴史が受け継がれているので、城跡だけで終わらず周辺まで歩いてみるのがおすすめです。

北上川と中津川を利用して築かれた城

盛岡城が築かれた場所は、もともと旧北上川と中津川の合流点にある丘陵でした。

川に囲まれた地形を利用しながら、本丸・二の丸・三の丸などを配置しています。

さらに城の周囲には外曲輪や総構を設け、堀や土塁によって城下町を守る構造になっていました。

現在は市街地化しているため当時の姿をそのまま見ることはできませんが、中津川など周囲の地形を見ながら歩くと、なぜこの場所に城が築かれたのかを想像しやすくなります。

盛岡は水陸交通の要衝として発展した

盛岡の城下町は北上川、中津川、雫石川の合流点周辺に発展しました。

陸上では奥州道中に秋田街道、宮古街道、遠野街道などがつながり、北上川の水運も利用されました。

つまり盛岡は、城下町であると同時に水運と陸路が交わる交通の要衝でもあったんですね。

現在の盛岡市中心部に歴史的建築や昔ながらの町並みが点在しているのも、こうした城下町としての歴史と無関係ではありません。

盛岡城跡から中津川方面へ歩いてみると、城だけではなく街全体の歴史を楽しみやすくなります。

盛岡城跡公園の入場料と営業時間

盛岡城跡は博物館のように入口でチケットを購入する施設ではありません。公園として開放されているため、気軽に散策できるのも魅力です。

盛岡城跡公園は入園無料

盛岡城跡公園の散策は無料です。

天守や有料の城郭建築があるわけではないため、石垣、本丸跡、二の丸などを自由に歩くことができます。

盛岡市中心部の観光途中に少し立ち寄ったり、朝の散歩で歩いたりしやすいですね。

桜や紅葉など季節ごとの景色を楽しむ目的で何度訪れても入園料がかからないのはうれしいところです。

公園は自由に散策できる

盛岡城跡公園そのものは散策自由です。

ただし、イベント開催や石垣修復工事、安全管理などによって一部区域への立ち入りが規制される場合があります。

実際に盛岡城跡では、石垣の保存を目的とした調査や修復工事が継続して行われています。

石垣修復工事やイベントなどによって園内の一部が通行できない場合があります。訪問直前に最新の園内情報を確認しておくと安心です。

盛岡城跡観光の所要時間はどれくらい?

盛岡城跡は自由に散策できるため、どこまで見るかによって所要時間が変わります。石垣を軽く見るだけなら短時間でも楽しめますが、初めてなら少し余裕を持って歩きたいところです。

城跡だけなら45分から1時間程度が目安

盛岡城跡の主要な石垣、本丸、二の丸、三の丸などを歩くなら、45分から1時間程度をひとつの目安にすると予定を立てやすいと思います。

これはあくまで一般的な目安で、歩く速度や写真撮影の時間によって変わります。

石垣の積み方をじっくり見たり、案内板を読んだり、桜や紅葉の写真を撮ったりするなら1時間以上かかることもあります。

反対に、盛岡市街の観光途中に本丸周辺だけを見るのであれば30分程度でも立ち寄れます。

もりおか歴史文化館まで見るなら1時間30分以上

私なら初めて盛岡城跡へ行くなら、隣接するもりおか歴史文化館までセットで見学します。

城跡には建物が残っていないため、現地を歩くだけでは「ここに何が建っていたのか」が分かりにくい場所もあります。

もりおか歴史文化館では、盛岡城や城下町、南部家などに関する資料を見ることができるので、城跡と組み合わせると理解しやすくなります。

盛岡城跡だけなら45分~1時間程度、もりおか歴史文化館まで見学するなら1時間30分~2時間程度を見ておくと、比較的ゆっくり楽しめます。

もりおか歴史文化館にも立ち寄りたい

盛岡城跡のすぐそばにあるもりおか歴史文化館は、盛岡の歴史を知るのに便利な施設です。城跡を歩く前でも後でも立ち寄りやすい場所にあります。

盛岡城と城下町の歴史を詳しく知ることができる

もりおか歴史文化館は、盛岡の歴史と文化を紹介する施設です。

1階は無料で利用でき、2階には盛岡の歴史や南部家、城下町などについて学べる展示室があります。

2026年10月現在、2階展示室の個人料金は一般450円、高校生300円、小・中学生150円です。

区分個人料金
1階無料
一般450円
高校生300円
小・中学生150円

城跡を先に歩いてから展示を見ると「あの石垣はこういう場所だったのか」と確認できますし、先に歴史文化館で予習してから歩く方法もいいですね。

4月から10月は19時まで開館

2026年10月現在、もりおか歴史文化館の開館時間は季節によって異なります。

期間開館時間2階最終受付
4月~10月9:00~19:0018:30
11月~3月9:00~18:0017:30

基本的な休館日は毎月第3火曜日で、祝日・休日の場合は翌日です。年末年始は12月31日から1月1日まで休館となっています。

イベントなどに伴って休館日が変更される場合もあるため、訪問日が決まったら確認しておくと安心です。

盛岡城の日本100名城スタンプと御城印

お城巡りをしている人なら、日本100名城スタンプや御城印も気になるところです。どちらも城跡そのものではなく、もりおか歴史文化館を確認しておきましょう。

日本100名城スタンプはもりおか歴史文化館

盛岡城は日本100名城の第6番に選ばれています。

2026年10月現在、日本100名城スタンプはもりおか歴史文化館で押すことができます。

以前の情報では休館日に盛岡市役所で押印できるという案内も見られますが、現在のもりおか歴史文化館では休館日は100名城スタンプの押印ができないと案内されています。

100名城スタンプが目的なら、もりおか歴史文化館の開館日を確認してから訪れるのが確実です。

スタンプの設置場所や押印時間は変更される可能性があります。古い情報だけを参考にせず、訪問直前に最新情報を確認してください。

盛岡城の御城印も販売されている

もりおか歴史文化館では盛岡城の御城印も販売されています。

城巡りの記念として御城印を集めているなら、100名城スタンプと一緒にチェックしておきたいですね。

ただし、休館日には御城印の販売も行われません。

限定版や販売内容などが変更される可能性もあるので、特定の御城印を目的に遠方から訪れる場合は事前に確認しておくのがおすすめです。

盛岡城跡は桜の名所としても人気

盛岡城跡は城好きだけが訪れる場所ではありません。春になると桜が咲き、石垣と桜を一緒に楽しめる盛岡市内の代表的な花見スポットになります。

春は石垣と桜の組み合わせが美しい

盛岡城跡公園では、例年春になると桜が咲きます。

盛岡城跡らしいのは、やはり桜と巨大な石垣を一緒に見られることです。

建物が残っていない城跡だからこそ、桜の向こうに石垣が続く景色がよく見えます。

2026年には4月10日から26日まで盛岡さくらまつりが開催されました。

桜の開花時期は気温などによって毎年変わるので、春に訪れる場合はその年の開花情報を確認してください。

さくらまつりでは夜桜のライトアップも

2026年の盛岡さくらまつりでは、盛岡城跡公園でぼんぼりやライトアップが実施され、18時から21時まで夜桜を楽しめるようになっていました。

昼間の石垣と桜もきれいですが、夜になると雰囲気が大きく変わります。

春の盛岡旅行なら、昼間に城跡を観光して、夜にもう一度ライトアップを見に行くという楽しみ方もできますね。

さくらまつりの開催期間やライトアップ時間は毎年同じとは限りません。開花状況や天候によって変更される場合もあります。

紅葉や雪景色も盛岡城跡の見どころ

盛岡城跡は春だけでなく、秋や冬にも雰囲気が大きく変わります。季節によって違う石垣の景色を楽しめるので、一度訪れたことがある人にもおすすめです。

秋は石垣と紅葉を一緒に楽しめる

秋になると盛岡城跡公園の木々が色づき、石垣と紅葉を一緒に楽しめます。

灰色の花崗岩と赤や黄色の葉は相性がよく、春とはまったく違う景色になります。

城跡内には高低差があるので、上から紅葉を眺めたり、石垣の下から木々を見上げたりと、場所によって見え方が変わります。

写真を撮りながらゆっくり歩くなら、秋もかなり魅力的な季節かなと思います。

冬は雪に包まれた石垣が印象的

冬になると盛岡城跡は雪に包まれることがあります。

雪が積もった石垣は春や夏とは印象が変わり、盛岡市も冬の景色を「墨絵のような雪景色」と紹介しています。

東北の城跡らしい景色を楽しめる季節ですね。

ただし、雪や凍結によって石段や園路が滑りやすくなることがあります。

冬の盛岡城跡では積雪や路面凍結に注意してください。滑りにくい靴を選び、石段や坂道では無理をせず歩きましょう。

盛岡城跡へのアクセス

盛岡城跡は盛岡市中心部にあるため、盛岡駅から徒歩でもアクセスできます。バスを利用すれば歩く距離を減らせるので、旅行プランに合わせて選べます。

盛岡駅から徒歩約20分

JR盛岡駅から盛岡城跡周辺までは徒歩約20分が目安です。

十分歩ける距離なので、盛岡の街並みを見ながら向かうのもいいですね。

盛岡駅から城跡へ向かい、そのまま中津川周辺や市街地を散策する流れにすると、城下町の雰囲気も楽しみやすくなります。

荷物が多い場合や天候が悪い日は、無理に歩かずバスを利用する方法もあります。

バスなら盛岡城跡公園周辺で下車

路線バスを利用する場合は、県庁・市役所前、盛岡バスセンター、盛岡城跡公園などのバス停を利用できます。

最寄り徒歩の目安
県庁・市役所前約4分
盛岡バスセンター約5分
盛岡城跡公園約4分

盛岡駅からは盛岡都心循環バス「でんでんむし」を利用する方法もあります。

盛岡市中心部の観光スポットをいくつか回るなら、徒歩とバスを組み合わせると動きやすいですね。

盛岡城跡の駐車場と料金

車で訪れる場合は、盛岡城跡公園の地下に市営駐車場があります。時間帯によって料金体系が変わるので確認しておきましょう。

盛岡城跡公園地下駐車場を利用できる

盛岡城跡には盛岡城跡公園地下駐車場があります。

公園の地下にあるため、車で城跡を訪れるときに利用しやすい駐車場です。

2026年10月現在の基本料金は次のようになっています。

時間帯駐車料金
8:00~18:0030分ごと150円
18:00~22:001時間ごと150円
22:00~翌8:001時間ごと80円
8:00~18:00の上限1,100円
18:00~翌8:00の上限800円

盛岡ICまたは盛岡南ICからは、車でそれぞれ約25分がひとつの目安です。

市街地なので、曜日や時間帯、イベント開催などによって道路状況は変わります。

イベント時には駐車場が閉鎖される場合もある

盛岡城跡公園地下駐車場は常に同じ条件で利用できるとは限りません。

例えば2026年には、いわて盛岡シティマラソン開催に伴う一時閉鎖が案内されています。

大規模イベントの日に車で訪れる場合は、周辺道路の交通規制も含めて事前確認しておきたいですね。

駐車料金や利用時間、交通規制などは変更される場合があります。正確な情報は訪問前に公式情報をご確認ください。

盛岡城跡と一緒に歩きたい周辺スポット

盛岡城跡は市街地の中心にあるため、周辺の歴史スポットへ歩いて移動できます。城跡だけで終わらせず、少し範囲を広げると盛岡らしい街歩きを楽しめます。

石割桜は盛岡城跡から立ち寄りやすい

盛岡城跡周辺で有名なのが石割桜です。

盛岡地方裁判所の敷地内にあり、巨大な花崗岩の割れ目からエドヒガンザクラが伸びています。

国の天然記念物にも指定されていて、春になると淡い色の花を咲かせます。

盛岡城の石垣にも花崗岩が使われていますが、そのすぐ近くでは今度は巨大な花崗岩を割るように成長した桜を見ることができるんですね。

特に春の盛岡観光なら、盛岡城跡の桜と合わせて見ておきたい場所です。

中津川周辺を歩くと城下町らしさを感じられる

盛岡城跡の東側には中津川が流れています。

現在は市民の散策場所として親しまれていますが、この川も盛岡城と城下町の形成に深く関わっています。

城跡から中津川へ出て、川沿いを歩きながら周辺の歴史的な街並みを巡ると、盛岡城だけを単独で見るより街全体の成り立ちを感じやすくなります。

盛岡は城跡、川、近代建築、昔ながらの町並みが比較的まとまっているので、私は徒歩でゆっくり回るのが合う街だと思います。

盛岡城跡を訪れるときの注意点

盛岡城跡は自由に散策しやすい場所ですが、石段や坂道があり、季節によって歩きやすさも変わります。安全に観光するためにいくつか確認しておきましょう。

石段や坂道があるので歩きやすい靴がおすすめ

盛岡城跡は平坦な公園だけではありません。

もともとの丘陵を利用した城なので、本丸や二の丸周辺には高低差があり、石段や坂道を歩く場所があります。

城跡をしっかり回るなら、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

特に雨の日は石や落ち葉が滑りやすくなる可能性があります。冬は雪や凍結にも注意してください。

石垣の修復工事が続いている

盛岡城跡では1984年から石垣の修復工事と発掘調査が進められています。

城内の石垣総面積は約1万6,000平方メートルあり、そのうち傷みが確認された約5,000平方メートルについて修復事業が進められてきました。

そのため、訪れた時期によっては工事中の場所や立入規制区域がある可能性があります。

一方で、石垣を保存するためにどのような作業が行われているのかを知ると、文化財を未来へ残していく大変さも見えてきますね。

この記事に記載した料金、開館時間、駐車料金、イベント、ライトアップなどの数値は2026年10月時点の情報を基準とした一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。積雪時の歩行や身体的な事情など安全面について個別の判断が必要な場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

盛岡城跡の見どころと観光情報まとめ

盛岡城跡には天守や櫓は残っていませんが、南部氏の居城だった時代を伝える大規模な石垣が残されています。最後に、初めて訪れるときに覚えておきたいポイントをまとめます。

天守がなくても石垣を歩くだけで面白い城跡

盛岡城跡は、建物ではなく石垣と城の縄張りを楽しむ場所というのが大きな特徴です。

  • 南部信直が不来方への居城移転を決定
  • 1597年に南部利直を総奉行として築城を開始
  • 現在は国指定史跡で日本100名城にも選定
  • 1874年に城内建物の大半が取り壊された
  • 1906年に岩手公園として開園
  • 野面積・乱積・布積など異なる石垣を見られる
  • 盛岡城跡公園は無料で自由に散策可能
  • 日本100名城スタンプと御城印はもりおか歴史文化館で確認

私が盛岡城跡で特に見てほしいと思うのは、やはり石垣です。

最初はどれも同じように見えるかもしれませんが、本丸東側の古い石垣と、後世に整備された二の丸西側などを見比べていくと、石の形や積み方がかなり違うことに気づきます。

そして本丸まで上がったら、そこで終わらずに石垣の下へ回って見上げてみてください。上から見たときとは高さの感じ方が変わり、盛岡城が大規模な石垣を持つ城だったことを実感しやすくなります。

春なら桜、秋なら紅葉、冬なら雪景色と、季節によって城跡の雰囲気も変わります。天守が残っていないからこそ、石垣と自然がつくる景色をじっくり楽しめる場所ですね。

時間に余裕があれば、もりおか歴史文化館や石割桜、中津川周辺まで歩いてみてください。盛岡城跡を中心に街を歩くことで、現在の盛岡につながる城下町の姿まで少しずつ見えてくるかなと思います。

盛岡城跡の基本情報

住所 岩手県盛岡市内丸1-37
電話番号 0196399057
営業時間 公園は常時見学可を基本
定休日 公園は原則無休
駐車場 盛岡城跡公園地下駐車場など周辺有料駐車場を利用
アクセス JR盛岡駅から徒歩・バス利用

盛岡城跡の場所

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