
愛媛県今治市を観光するなら、一度は見ておきたいのが今治城です。水をたたえた堀と天守、石垣がつくる景色は印象的で、今治を代表する観光スポットのひとつですね。
今治城について調べていると、藤堂高虎との関係や日本三大水城と呼ばれる理由、天守の見どころだけでなく、入場料、営業時間、駐車場、アクセス、所要時間、御城印、ライトアップなど、行く前に知っておきたいことがたくさん出てきます。
特に初めてだと、天守まで登ったほうがいいのか、無料で見られる範囲はどこまでなのか、今治駅からどう行けばいいのかも気になるところです。しまなみ海道の観光と組み合わせたい人なら、どのくらい時間を確保すればいいのかも知っておきたいですよね。
この記事では、今治城の歴史と特徴から、天守や鉄御門、海水を引き込んだ堀などの見どころ、料金、開館時間、駐車場、アクセス、観光に必要な時間までまとめて紹介します。
- 今治城と藤堂高虎の歴史や日本三大水城と呼ばれる理由
- 天守・鉄御門・石垣・海水を引き込んだ堀の見どころ
- 観覧料・開館時間・休館日・所要時間の目安
- 今治駅からのアクセス・駐車場・ライトアップ情報
今治城はどんな城?
今治城は、築城の名手として知られる藤堂高虎が築いた城です。現在の姿を見るだけでも十分楽しめますが、海と城が深く結びついた歴史を知っておくと、堀や石垣を見る面白さがぐっと増します。
藤堂高虎が築いた今治の城
今治城の築城を始めたのは、戦国時代から江戸時代初期に活躍した武将、藤堂高虎です。
関ヶ原の戦いの功績によって伊予半国20万石を与えられた高虎は、1602年に今治城の築城を開始したとされています。
藤堂高虎といえば、数多くの城の築城や改修に関わったことで知られる人物です。城そのものだけでなく、城下町や交通まで考えた都市づくりにも優れていたとされています。
今治城も単に敵から守るための城というより、瀬戸内海に面した立地を生かした城として造られました。
今治城を見るときは「海の近くにある城」という視点を持って歩くと、一般的な山城や平城とは違った特徴に気づきやすいと思います。
日本三大水城のひとつとして知られる
今治城は、大分県の中津城、香川県の高松城とともに日本三大水城のひとつとして紹介されることがあります。
大きな特徴が、瀬戸内海の海水を引き込んだ堀です。
今治城は海岸に近い場所に築かれ、かつては海から堀へ船で直接入ることができたとされています。現在も堀には海水が入り、潮の満ち引きによって水位が変化します。
城といえば山の上や内陸に築かれているイメージが強いですが、今治城では水面の向こうに石垣や天守を見ることができます。この景観がかなり印象的なんですよね。
今治城では、天守だけを見るのではなく、城を囲む堀と石垣を含めて眺めるのがおすすめです。海とつながる水城ならではの構造が、今治城の大きな個性になっています。
現在の天守は昭和55年に再建
現在の今治城で目を引くのが、五層六階の天守です。
現在の天守は1980年(昭和55年)に再建されたもので、江戸時代からそのまま残る現存天守ではありません。
今治城には築城当時に天守があったと考えられていますが、その姿についてはさまざまな議論があります。そのため、現在の天守をそのまま藤堂高虎時代の姿と考えるのではなく、城の歴史を伝えるために再建された天守として見ておくと分かりやすいです。
内部は展示施設になっているので、外観を眺めるだけでなく、中へ入って今治城や地域の歴史に触れることができます。
今治城で見ておきたい見どころ
今治城は天守だけを見て帰ってしまうともったいない城です。復元された鉄御門、巨大な石を使った石垣、藤堂高虎像、そして海水が入る堀まで、城内を歩きながら見ておきたい場所があります。
天守から今治の街と瀬戸内海を眺める
今治城へ来たら、時間に余裕があれば天守最上階まで登ってみたいところです。
天守内部には、今治城に関する資料だけでなく、武具や甲冑などの展示があります。階を上がりながら展示を見ていき、最上階まで進む流れになります。
そして天守の楽しみのひとつが、最上階からの眺望です。
今治市街を見渡せるほか、天候などの条件が良ければ瀬戸内海方面まで眺めることができます。
地上から見る今治城は水堀と石垣が印象的ですが、天守まで上がると今度はなぜこの場所に城が築かれたのかを地形から感じられるのが面白いですね。
天守内部には階段があります。足腰に不安がある方や小さな子どもと一緒の場合は、無理のない範囲で見学してください。
鉄御門と武具櫓の迫力を楽しむ
天守と合わせて見逃したくないのが、鉄御門と武具櫓です。
今治城の正面入口にあたる重要な場所で、現在の建物は史料や発掘調査などをもとに復元されています。
鉄御門周辺へ近づくと、天守を遠くから眺めているときとは違い、石垣や門に囲まれた城らしい迫力を感じられます。
敵が簡単に城内へ入れないように造られた門や石垣の配置を意識しながら歩いてみると、城を見る楽しみが増します。
写真を撮る場合も、天守だけでなく鉄御門と石垣を一緒に収めてみると、今治城らしい重厚な景観になります。
勘兵衛石と呼ばれる巨大な鏡石
鉄御門付近の石垣を見ると、ひときわ大きな石があります。
これは勘兵衛石と呼ばれる巨大な鏡石です。
城の入口周辺に巨大な石を配置することには、城主の力を示す意味もあったと考えられています。
天守のような大きな建物に目を奪われがちですが、城好きなら石垣もじっくり見ておきたいところ。近くで見ると石一つひとつの大きさが分かり、これを機械のない時代に運び、積み上げて城を造ったことに驚かされます。
藤堂高虎の騎馬像は人気の撮影スポット
城内には、今治城を築いた藤堂高虎の騎馬像があります。
馬に乗った高虎の背後に天守が見える位置もあり、今治城を象徴する風景のひとつになっています。
今治城へ来た記念写真を撮るなら、ここは押さえておきたい場所ですね。
先に藤堂高虎について少し知ってから騎馬像を見ると、「この人物がこの城を造ったのか」と歴史を身近に感じやすくなると思います。
海水が入る堀では海の生き物が見つかることも
今治城ならではの面白さを感じられるのが、城を囲む堀です。
堀には海水が引き込まれているため、一般的な淡水の城堀とは環境が違います。
海とつながっていることから、堀では海の魚などの生き物が見られることがあります。
私は城へ行くと建物や石垣ばかり見てしまいがちですが、今治城では水面もぜひ覗いてみてほしいですね。
城の堀なのに海の生き物がいるかもしれないというのは、日本三大水城のひとつである今治城らしい楽しみ方だと思います。
今治城の天守・展示施設を楽しむ
今治城では、天守だけでなく御金櫓や山里櫓、鉄御門・武具櫓なども見学できます。外から城を見るだけでも楽しめますが、歴史や文化まで知りたいなら展示施設にも入ってみましょう。
天守内部は資料館になっている
再建された天守の内部は展示施設として利用されています。
今治城や今治地域に関係する歴史資料、武具などを見ることができ、階を上がりながら見学していきます。
城について詳しくない人でも、最初に外から石垣や堀を見て、そのあと内部の展示を見ると「さっき見た場所にはこんな意味があったのか」と理解しやすくなります。
展示だけを急いで見るより、城内を歩く時間とセットで考えておくのがおすすめです。
御金櫓では郷土美術を鑑賞
御金櫓も今治城の見学施設のひとつです。
内部では今治にゆかりのある作家を中心とした郷土美術を見ることができます。
お城へ来て美術作品を見るというのは少し意外かもしれませんが、歴史だけではなく今治の文化にも触れられる場所になっています。
天守だけで満足してしまわず、時間があれば城内にある各施設を回ってみると、今治城の楽しみ方が広がります。
山里櫓では古美術を楽しめる
山里櫓では、古美術を中心とした展示を見ることができます。
城そのものに興味がある人だけでなく、刀剣や古い美術品などが好きな人なら展示施設も楽しみやすいと思います。
今治城は外観を撮影して終わる観光スポットではなく、城郭・歴史・美術・眺望をまとめて楽しめる場所として考えると滞在時間も少し長めに取っておきたくなりますね。
今治城の料金・開館時間・休館日
城内や堀周辺の散策と、天守など有料施設の観覧は分けて考えると分かりやすいです。ここでは天守などを見学するときの観覧料や開館時間をまとめます。
今治城の観覧料
今治城の天守など有料施設を見学する場合は観覧料が必要です。
| 区分 | 観覧料 |
|---|---|
| 一般 | 520円 |
| 学生 | 260円 |
| 高校生以下または18歳未満 | 無料 |
| 65歳以上 | 420円 |
観覧券では、天守だけでなく御金櫓、山里櫓、鉄御門・武具櫓などの見学ができます。
せっかく観覧券を購入するなら、天守だけを急いで見て帰るのではなく、各施設を回ってみるのがおすすめです。
団体料金や各種割引が設定されている場合があります。料金体系は変更されることもあるため、実際に訪れる際は最新情報を確認してください。
開館時間と休館日
今治城の観覧施設は、基本的に9:00から17:00まで利用できます。
休館日は12月29日から12月31日です。
| 開館時間 | 9:00~17:00 |
|---|---|
| 休館日 | 12月29日~12月31日 |
年末を除けば観光の日程へ組み込みやすい施設ですが、イベントや工事などによって見学条件が変わる可能性もあります。
今治城の所要時間は1時間から1時間30分が目安
今治城の所要時間は、天守や櫓を含めて見学するなら1時間から1時間30分程度をひとつの目安にすると予定を立てやすいと思います。
これはあくまで一般的な目安で、楽しみ方によってかなり変わります。
天守を中心に短時間で回るなら1時間以内でも見学できますが、鉄御門や石垣、堀を歩き、各展示施設までじっくり見るなら1時間30分以上確保しておくと余裕があります。
さらに写真撮影が好きな人なら、水堀越しの天守や藤堂高虎像など撮りたい場所も多いので、時間を多めに見ておいたほうがいいかもしれません。
今治城の御城印と日本100名城スタンプ
お城巡りをしている人なら、御城印や日本100名城スタンプも気になりますよね。今治城は日本100名城にも選ばれているため、城巡りの目的地として訪れる人も多い場所です。
今治城の御城印を旅の記念に
今治城では御城印が用意されています。
御城印は神社や寺院の御朱印とは性格が異なり、登城した記念として集めている人も多いものです。
城ごとにデザインが異なるため、全国のお城を巡りながら集める楽しみがあります。
限定デザインなどが登場する場合もあるので、御城印を目的に訪れる場合は頒布状況や価格を事前に確認しておくと安心です。
日本100名城スタンプも忘れずに
今治城は、公益財団法人日本城郭協会が選定した日本100名城のひとつです。
日本100名城のスタンプラリーをしている人にとっては、愛媛県のお城巡りで外せない場所になります。
スタンプを集めている場合は、押印場所や利用できる時間を確認してから訪れましょう。
今治城へのアクセス
今治城はJR今治駅から少し離れているため、徒歩だけでなくバスやタクシーも選択肢になります。車の場合は専用駐車場を利用できます。
JR今治駅からバスでアクセスできる
公共交通機関を利用する場合は、JR今治駅から路線バスを利用し、今治城前で下車する方法があります。
バス停からはすぐなので、初めて今治を訪れる人でも比較的分かりやすいアクセス方法です。
今治駅から徒歩で向かうこともできますが、おおむね25分前後を考えておいたほうがいいでしょう。
天気が良く、街歩きも楽しみたいなら徒歩でもいいですが、夏の暑い日や雨の日、時間を節約したいときはバスやタクシーを利用したほうが楽ですね。
車ならしまなみ海道からも立ち寄りやすい
今治はしまなみ海道の四国側の玄関口です。
そのため、しまなみ海道を車で渡ってきて今治城へ立ち寄ったり、今治城を観光してからしまなみ海道方面へ向かったりする旅行プランも組みやすくなっています。
今治城だけで一日を使うというより、今治市内やしまなみ海道の観光と組み合わせると、より充実した旅行になりそうですね。
今治城の駐車場
車で訪れる場合は、今治城の駐車場を利用できます。ただし無料駐車場ではないため、料金や利用時間を確認しておきましょう。
今治城第一駐車場を利用できる
今治城には普通車などが利用できる第一駐車場があります。
城のすぐ近くまで車で行けるため、小さな子どもや年配の方と一緒に観光するときにも便利です。
駐車台数には限りがあるので、連休やイベント開催時などは混雑する可能性があります。
駐車料金や利用可能時間は変更される場合があるため、車で向かう場合は出発前に最新情報を確認しておくと安心です。
観光シーズンやイベント開催日は、周辺道路や駐車場が混雑する可能性があります。時間に余裕を持って移動し、現地の交通規制や案内に従ってください。
夜の今治城はライトアップも見どころ
今治城は昼間だけでなく、夜の景観も魅力があります。天守や櫓、石垣などが照らされ、水面に光が映る風景は昼間とはかなり違った印象になります。
ライトアップされた天守と水堀が美しい
日没後には今治城のライトアップが行われています。
暗くなった空に浮かび上がる白い天守と、水堀に映り込む光は、水城である今治城と相性のいい景観です。
昼間に天守や展示施設を見学し、一度周辺観光へ出かけてから夜にもう一度戻ってくるという楽しみ方もできます。
昼は歴史を楽しみ、夜は城そのものの景観を楽しむという二つの表情を見られるのが今治城の魅力ですね。
季節やイベントなどによってライトアップの時間や内容が変わる可能性があるため、夜に訪れることを目的にする場合は事前確認をおすすめします。
今治城と一緒に楽しみたい今治観光
今治城を訪れるなら、今治市内やしまなみ海道方面まで足を延ばしてみるのもおすすめです。城の見学時間を基準にすると、半日から1日の観光プランを組みやすくなります。
しまなみ海道と組み合わせる
今治を代表する観光ルートといえば、やはりしまなみ海道です。
愛媛県今治市と広島県尾道市を島々と橋で結ぶルートで、車だけでなくサイクリングの名所としても知られています。
今治城で藤堂高虎や今治の歴史に触れ、そのあと瀬戸内海の景色を楽しむという流れなら、歴史と自然の両方を味わえます。
今治城の堀も瀬戸内海と深く関係しているため、城を見てから実際の海へ向かうと、今治という土地と海とのつながりを感じやすいと思います。
愛媛県内のお城を巡るのも面白い
お城が好きなら、今治城だけでなく愛媛県内の城を巡ってみるのもおすすめです。
特に松山市には現存12天守のひとつである松山城があります。
今治城が海に近い平地に築かれた水城なのに対し、松山城は標高約132mの勝山に築かれた平山城です。
同じ愛媛県にありながら城の立地も景色も大きく違うので、両方を見ると城の面白さがさらに分かりやすくなります。
今治城は天守だけでなく水堀と石垣まで歩きたい
今治城は、藤堂高虎が築いた歴史と、瀬戸内海の海水を取り込んだ水城ならではの景観を楽しめる城です。
五層六階の天守はもちろん見どころですが、私なら天守だけを見て終わらせず、鉄御門、勘兵衛石、藤堂高虎像、そして城を囲む水堀までゆっくり歩きたいですね。
特に堀越しに眺める石垣と天守は今治城らしい風景です。潮の満ち引きがある堀や海の生き物にも目を向けてみると、なぜ今治城が日本三大水城のひとつとして知られているのかも感じやすくなります。
観覧施設までしっかり回るなら、所要時間は1時間から1時間30分程度を目安にしておくと予定を組みやすいでしょう。しまなみ海道や松山市方面と組み合わせれば、愛媛観光のルートも広がります。
観覧料、開館時間、駐車料金、御城印、ライトアップなどの情報は変更される可能性があります。この記事で紹介した料金や時間などの数値はあくまで一般的な目安です。訪問前には正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、交通規制や安全面、個別の事情などについて判断が必要な場合は、現地施設や関係機関へ確認し、必要に応じて最終的な判断は専門家にご相談ください。
今治城の基本情報
最後に、今治城を訪れるときに確認しておきたい基本情報をまとめます。
| 名称 | 今治城 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県今治市通町3丁目1-3 |
| 築城 | 1602年に築城開始 |
| 築城者 | 藤堂高虎 |
| 城郭 | 平城・水城 |
| 開館時間 | 9:00~17:00 |
| 休館日 | 12月29日~12月31日 |
| 観覧料 | 一般520円、学生260円、高校生以下または18歳未満無料、65歳以上420円 |
| 所要時間 | 約1時間~1時間30分が目安 |
| アクセス | JR今治駅から路線バスで今治城前下車 |
| 駐車場 | あり・有料 |
| 主な見どころ | 天守、鉄御門・武具櫓、御金櫓、山里櫓、石垣、水堀、藤堂高虎像 |
今治城の基本情報
| 住所 | 愛媛県今治市通町3-1-3 |
|---|---|
| 電話番号 | 0898319233 |
| 営業時間 | 天守・櫓等の観覧時間は公式情報を確認 |
| 定休日 | 年末等を基本。最新情報を確認 |
| 料金 | 520円 |
| 駐車場 | あり・周辺駐車場を利用 |
| アクセス | JR今治駅から徒歩約25分またはバス利用 |
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