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岩宿博物館の所要時間は?見学コースや料金も解説

岩宿博物館の所要時間は?見学コースや料金も解説。歴史を覆した岩宿遺跡の全貌。

岩宿博物館への訪問を計画する上で、所要時間がどれくらいかかるか気になりませんか?

この記事では、岩宿博物館はどこにあるのかといった基本情報から、日本の歴史を変えた岩宿遺跡とは何か、そして発見者・相澤忠洋の功績を紹介します。

また、特別館長に就任した相澤千恵子氏や、大迫力のマンモスの骨格レプリカといった見どころにも触れていきます。岩宿博物館の所要時間とアクセス・料金案内として、ミュージアムショップでお土産探しを楽しんだり、岩宿人の広場公園で歴史を体感したりする方法も解説。

最新の料金と割引情報をチェックし、電車や車でのアクセス方法まとめ、無料駐車場の場所と注意点まで詳しくご案内します。あなたの岩宿博物館の所要時間まとめと見学計画に役立つ情報が満載です。

  • 岩宿博物館の見学モデルコースと所要時間
  • 展示の見どころや施設の概要
  • 料金や割引、アクセス方法などの基本情報
  • 訪問前に知っておきたい駐車場情報や注意点

目次

岩宿博物館の所要時間と見どころを解説

岩宿博物館の所要時間と見どころを解説
  • 岩宿博物館はどこにある?基本情報
  • 日本の歴史を変えた岩宿遺跡とは?
  • 発見者・相澤忠洋の功績を紹介
  • 特別館長に就任した相澤千恵子氏
  • 大迫力のマンモスの骨格レプリカ

岩宿博物館はどこにある?基本情報

岩宿博物館は、群馬県みどり市笠懸町に位置しています。日本の歴史を大きく塗り替えた国指定史跡「岩宿遺跡」に隣接して建てられており、日本の旧石器時代、通称「岩宿時代」を専門に扱うユニークな博物館です。

日本のあけぼのとも言える時代の人々の暮らしや文化について、豊富な資料と共に深く学ぶことができます。

館内では、岩宿遺跡から出土した石器はもちろん、発見者である相澤忠洋氏ゆかりの資料、さらには当時の環境を示すマンモスの骨格レプリカなどが展示されています。歴史ファンだけでなく、子どもから大人まで楽しめる知的好奇心をくすぐるスポットです。訪問前には、開館時間や休館日をしっかり確認しておきましょう。

施設名岩宿博物館(いわじゅくはくぶつかん)
住所群馬県みどり市笠懸町阿左美1790-1
電話番号0277-76-1701
開館時間9:30~17:00 (最終入館 16:30)
休館日月曜日 (祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)

日本の歴史を変えた岩宿遺跡とは?

岩宿遺跡は、日本の歴史の常識を覆した、考古学史上きわめて重要な遺跡です。この遺跡が発見される1949年以前、日本の歴史は数千年前の「縄文時代」から始まると考えられていました。

火山灰が堆積した赤土(関東ローム層)の時代には、人が住める環境ではなかったとされ、それ以前の文化の存在は学術的に否定されていました。

しかし、在野の考古学者・相澤忠洋氏は、この関東ローム層の中から明らかに人の手で作られた石器を発見します。この発見がきっかけとなり、明治大学による本格的な発掘調査が行われ、ついに日本にも縄文時代より古い「旧石器時代」が存在したことが証明されたのです。

この発見は、日本列島の人類の歴史を一挙に数万年遡らせる大発見でした。岩宿遺跡は、日本の最も古い歴史研究の扉を開いた「はじまりの地」として、今もなお重要な意味を持ち続けています。

岩宿遺跡の重要ポイント

  • 日本に旧石器時代(岩宿時代)があったことを初めて証明した遺跡
  • 日本の歴史を数万年単位で遡らせるきっかけとなった
  • その後の日本の考古学研究の出発点となった
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発見者・相澤忠洋の功績を紹介

発見者・相澤忠洋の功績を紹介

岩宿遺跡の発見者である相澤忠洋(あいざわ ただひろ)氏は、専門的な教育を受けずに独学で考古学を研究した在野の研究者でした。1926年に生まれ、戦後、納豆などの行商で生計を立てながら、赤城山麓で石器や土器の採集を続けていました。

当時の学界の定説に疑問を抱いていた相澤氏は、誰も見向きもしなかった関東ローム層の調査を粘り強く続け、1949年、ついに黒曜石の槍先形尖頭器を発見します。この発見を学会に認めてもらうため、自転車で東京まで何度も通ったと言われています。

発見当初、彼の功績は正当に評価されず、不遇の時代を過ごしました。しかし、相澤氏の情熱と地道な研究活動は次第に認められ、1967年には吉川英治文化賞を受賞。日本の歴史を塗り替えた発見者として、その功績が広く知られるようになりました。彼の「事実を信じ続けた執念」が、歴史的な大発見に繋がったのです。

博物館には、相澤さんが調査に使った愛用の自転車も展示されています。彼がどのような思いで研究を続けたのか、その情熱に思いを馳せることができますね。

特別館長に就任した相澤千恵子氏

岩宿博物館では、発見者である相澤忠洋氏の功績を後世に伝えるため、2023年1月から非常勤の「特別館長」職を新設しました。この重要な役に就任されたのが、相澤忠洋氏の妻である相澤千恵子さんです。

千恵子さんは、桐生市で長年「相澤忠洋記念館」の館長を務め、忠洋氏の資料の保存と公開に尽力されてきました。2022年12月、記念館に収蔵されていた石器や手紙など約4万点もの貴重な資料がみどり市に寄贈されたことを機に、記念館は閉館。千恵子さんは、その意志を継いで岩宿博物館の特別館長に就任しました。

みどり市の須藤市長は、「資料からは読み取れない相澤さんの考古学に対する生き様などを伝えてほしい」と語っており、千恵子さんには、最も身近な存在だったからこそ語れる忠洋氏の人物像や情熱を、来館者、特に子どもたちに伝えていく役割が期待されています。

大迫力のマンモスの骨格レプリカ

大迫力のマンモスの骨格レプリカ

岩宿博物館の展示室に入ると、まず目に飛び込んでくるのが巨大なマンモスの全身骨格レプリカです。天井に届きそうなほどの大きさで、その迫力は圧巻の一言。岩宿時代が氷河時代であったことを象徴する、博物館のシンボル的な存在です。

このマンモスは、みどり市のマスコットキャラクター「みどモス」のモデルにもなっており、子どもたちからも大人気です。記念撮影のスポットとしても最適で、多くの来館者がここでカメラを向けています。

岩宿時代の人々は、こうした大型の動物が生息する厳しい自然環境の中で、知恵と工夫を凝らして生活していました。マンモスの骨格は、遥かなる古代への想像力をかき立ててくれる、迫力満点の展示物と言えるでしょう。


岩宿博物館の所要時間とアクセス・料金案内

  • ミュージアムショップでお土産探し
  • 岩宿人の広場公園で歴史を体感
  • 最新の料金と割引情報をチェック
  • 電車や車でのアクセス方法まとめ
  • 無料駐車場の場所と注意点

ミュージアムショップでお土産探し

岩宿博物館の見学を終えたら、ぜひ立ち寄りたいのが1階にあるミュージアムショップです。規模は大きくありませんが、岩宿遺跡や考古学に関連するユニークなグッズが揃っています。

店内では、岩宿遺跡に関する専門書や解説図録、子ども向けの学習マンガなどを購入できます。また、マスコットキャラクター「みどモス」のぬいぐるみやキーホルダーといったオリジナルグッズも人気です。見学の記念や、歴史好きの友人へのお土産探しに最適な場所です。

補足情報

ショップでは、石器のレプリカや古代のアクセサリーを模したグッズなども販売されていることがあります。ここでしか手に入らないユニークな品を探してみてはいかがでしょうか。

岩宿人の広場公園で歴史を体感

岩宿人の広場公園で歴史を体感

岩宿博物館の裏手には、「岩宿人の広場」と名付けられた屋外エリアが広がっています。ここは、世界の旧石器時代の住居を復元したユニークな公園で、博物館の見学と合わせて訪れたいスポットです。

広場では、当時の人々がどのような家に住んでいたのかを実際に見て体感できます。また、団体向けには石器作りなどの体験学習の会場としても利用されています。天気が良い日には、芝生広場でレジャーシートを広げてお弁当を食べることも可能で、ピクニック気分で歴史に親しむことができます。

最新の料金と割引情報をチェック

岩宿博物館の入館料は、比較的リーズナブルな設定になっています。20名以上の団体で利用する場合は割引が適用されます。また、特定の条件に該当する方は無料で入館できる制度もありますので、訪問前に確認しておきましょう。

【最重要】長期休館に関するお知らせ

岩宿博物館は、常設展示室等の改修工事のため、令和7年9月1日から令和8年9月30日(予定)までの期間、長期休館となります。現在すでに休館期間に入っておりますので、訪問計画の際はご注意ください。学校団体等の受け入れについては、博物館へ直接お問い合わせください。

区分個人料金団体料金(20名以上)
一般310円200円
高校生200円100円
小・中学生100円50円

料金の補足・割引情報

  • 未就学児は無料です。
  • 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料です。
  • 5月18日(国際博物館の日)と10月28日(群馬県民の日)は、誰でも無料で入館できます。

電車や車でのアクセス方法まとめ

岩宿博物館へのアクセスは、車が便利ですが、公共交通機関を利用して訪れることも可能です。ご自身の出発地に合わせて最適なルートを選びましょう。

お車をご利用の場合

高速道路を利用する場合、北関東自動車道のインターチェンジから約15分~25分で到着します。

  • 関越道方面から: 北関東自動車道「太田藪塚IC」より約15分
  • 東北道方面から: 北関東自動車道「太田桐生IC」より約25分

電車をご利用の場合

最寄り駅はJR両毛線の「岩宿駅」です。駅から博物館までは距離があるため、徒歩またはタクシー、デマンドバスの利用となります。

路線最寄り駅駅から博物館まで
JR両毛線岩宿駅徒歩 約20分 / タクシー 約10分
東武桐生線阿左美駅徒歩 約40分 / タクシー 約10分
東武桐生線相老駅徒歩 約30分 / タクシー 約10分
東武伊勢崎線(りょうもう号)赤城駅タクシー 約15分

便利な「電話でバス(デマンドバス)」

みどり市では、電話で予約するとバス停間を移動できる乗合バス「電話でバス」が運行しています。岩宿駅や赤城駅などから、博物館横の「かたくりの湯」バス停まで利用可能です。(予約先: 0277-72-0011)

無料駐車場の場所と注意点

岩宿博物館には、合計140台を収容できる無料の駐車場が完備されています。乗用車はもちろん、大型バスも駐車可能ですので、団体での訪問でも安心です。

駐車場は主に、道路を挟んで博物館の斜め向かいにある「第1駐車場」を利用します。ここが満車の場合は、「第2駐車場」や「第3駐車場」を利用することになります。

第1駐車場から博物館入口への行き方

第1駐車場から博物館へは、少しだけ歩きます。以下の順路で向かうのが分かりやすいです。

  1. 駐車場の東側にある「ふれあい学習館」を目指します。
  2. 学習館の前にある横断歩道を渡り、芝生沿いの道を進みます。
  3. 左手にピラミッドのような形の「岩宿ドーム」が見えてきます。
  4. そのまま進んだ先の階段・スロープを降りると、博物館の入口に到着します。

注意点

博物館の入口は、道路から直接見える場所ではなく、少し奥まった位置にあります。初めて訪れる際は少し分かりにくいかもしれないので、案内看板などをよく確認しながら進んでください。


岩宿博物館の所要時間まとめと見学計画

この記事では、岩宿博物館の見学に必要な情報を詳しく解説しました。最後に、見学計画を立てる上でのポイントをまとめます。

  • 岩宿博物館は日本の旧石器時代を学べる群馬県みどり市の専門博物館
  • 見学の所要時間は博物館常設展のみで30分から50分が目安
  • 岩宿遺跡や岩宿ドームを含めると最短でも1時間以上は確保したい
  • 石器作り体験なども含めるなら2時間以上の滞在がおすすめ
  • 発見者・相澤忠洋の情熱と功績に触れられる展示が多数
  • 大迫力のマンモスの骨格は必見のフォトスポット
  • 屋外の岩宿人の広場では復元住居が見学できる
  • 【最重要】令和7年9月1日から令和8年9月末まで改修工事で長期休館
  • 入館料は一般310円で団体割引や無料開放日もある
  • アクセスは北関東道「太田藪塚IC」から車で約15分
  • 最寄り駅のJR岩宿駅からは徒歩約20分
  • 駐車場は無料で140台収容可能
  • 第1駐車場から入口までは少し歩くので順路を確認
  • ミュージアムショップでは「みどモス」グッズが人気
  • 訪問前に公式サイトで最新情報を確認するのが確実

あなたの訪問計画が、より充実したものになることを願っています。

みどり市岩宿博物館の情報

公式サイトみどり市岩宿博物館
住所〒379-2311 群馬県みどり市笠懸町阿左美1790−1
営業時間9時30分~17時00分
料金・一般 310円
・校生 100円
・小・中学生 50円
電話番号0277-76-1701
休館日は毎週月曜日(祝日と重なる場合はその翌日)、12月28日~1月4日、臨時休館日

発見者・相澤忠洋の功績を紹介

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