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岡山後楽園の所要時間は?観光モデルコースと見どころ

岡山後楽園の所要時間は?観光モデルコースと見どころを写真付きで解説!

岡山後楽園2

岡山後楽園の所要時間はどのくらいか、旅行プランで悩んでいませんか?この記事では、後楽園の正しい読み方や、そもそもどんなところ?庭園は誰が作ったのかという歴史も解説。

つまらないという評判は本当?かどうかも検証します。紅葉の時期と見どころなど季節の魅力も紹介。この記事は、岡山後楽園の所要時間を活かす観光プランの完全ガイドです。

どのくらいで回れる?という疑問に答え、岡山城とのセット観光や入場料とお得な共通券、周辺のパーキング・駐車場情報も網羅。園内で楽しめる食べ物もご紹介。

岡山後楽園の所要時間のまとめとして、知りたい情報をすべてお届けします。

この記事で分かること

  • 岡山後楽園の歴史と「日本三名園」の魅力
  • モデルコース別の所要時間と効率的な回り方
  • 岡山城との共通券や入場料、アクセス情報
  • 園内で楽しめるグルメと季節ごとの見どころ
目次

岡山後楽園の所要時間を知るための基本情報

  • 後楽園の正しい読み方
  • そもそもどんなところ?
  • 庭園は誰が作ったのか
  • つまらないという評判は本当?
  • 紅葉の時期と見どころ

後楽園の正しい読み方

まず最初に、この有名な日本庭園の名前ですが、正しい読み方は「こうらくえん」です。中国の范仲淹(はんちゅうえん)が著した『岳陽楼記』の一節、「先天下之憂而憂、後天下之楽而楽(天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ)」に由来しています。

この言葉から「後楽園」と名付けられました。歴史的な背景を知ると、より一層庭園の散策が味わい深くなります。

そもそもどんなところ?

岡山後楽園3

岡山後楽園は、金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並び称される「日本三名園」の一つです。江戸時代初期に造られた大名庭園で、国の特別名勝にも指定されています。

広大な敷地には、大きな池や築山、茶室などが巧みに配置され、園路を歩きながら次々と移り変わる景色を楽しめる「回遊式庭園」の代表作です。岡山城を庭園の景色の一部として取り込む「借景(しゃっけい)」という技法が用いられているのも大きな特徴で、藩主が過ごした歴史的な空間を今に伝えています。

庭園は誰が作ったのか

この壮大な庭園を造らせたのは、岡山藩の2代目藩主・池田綱政(いけだ つなまさ)です。綱政が、政務の合間に心安らぐ場所として、家臣の津田永忠(つだ ながただ)に命じて築庭させました。

着工は1687年、完成までには14年の歳月を要し、1700年に一応の完成を見ました。その後も歴代の藩主たちの好みによって少しずつ手が加えられましたが、江戸時代の姿を大きく変えることなく、約300年前の景観が大切に受け継がれています。

つまらないという評判は本当?

インターネットの口コミなどで、稀に「広すぎて歩くだけでつまらない」といった感想を見かけることがあります。しかし、これは後楽園の楽しみ方を知らないからかもしれません。

後楽園の魅力は、アトラクションのような刺激ではなく、計算され尽くした景色の移ろいにあります。一歩足を進めるごとに新しい風景が現れ、一つの庭園の中に田園、山、川、池といった多彩な景色が凝縮されています。

ただ正直に言うと、お子さんには遊具のない広い公園のようなイメージになっちゃう可能性もあるので注意が必要かもしれませんね(笑)

楽しむためのヒント

岡山後楽園4

ただ歩くだけでなく、「藩主はここから何を眺めたのだろう?」と想像しながら散策するのがおすすめです。園内にある延養亭(えんようてい)などの建物からの眺めは格別です。また、無料のガイドツアーに参加すると、庭園に隠された歴史や工夫を知ることができ、面白さが倍増します。

歴史的背景や庭園の見方を知ることで、「つまらない」という評判は決して当てはまらないことが分かるはずです。

紅葉の時期と見どころ

岡山後楽園は四季折々の美しさを見せますが、特に秋の紅葉は見事です。例年の見頃は11月中旬から12月上旬にかけて。園内の木々が赤や黄色に色づき、庭園を鮮やかに彩ります。

園内一の紅葉スポット「千入の森(ちしおのもり)」

約100本のカエデを中心に構成された「千入の森」は、園内随一の紅葉スポットです。「千入」とは「幾度も染める」という意味で、その名の通り、日ごとに深まる紅葉の色の変化が楽しめます。燃えるような赤に染まった木々と、常緑の松の緑とのコントラストは圧巻です。

また、この時期には夜間特別開園「秋の幻想庭園」が開催され、ライトアップされた紅葉が池の水面に映り込み、幻想的な世界が広がります。昼間とは全く違う、幽玄な美しさをぜひ体験してみてください。

岡山後楽園の所要時間を活かす観光プラン

  • どのくらいで回れる?
  • 岡山城とのセット観光
  • 入場料とお得な共通券
  • 周辺のパーキング・駐車場
  • 園内で楽しめる食べ物
  • 岡山後楽園の所要時間のまとめ

どのくらいで回れる?

岡山後楽園の観光に必要な所要時間は、目的によって大きく異なります。公式サイトでは、3つのモデルコースが提案されており、時間を計画する上で非常に参考になります。

コース名所要時間の目安主な見どころ
はじめてコース約40分延養亭、唯心山、流店など、主要なスポットを巡る
スタンダードコース約1時間庭園内の見どころをくまなく巡る
じっくりコース約2時間隠れた見どころまで、庭園の魅力を味わい尽くす

初めて訪れる方で、時間に限りがある場合でも、最低1時間は確保しておくと、庭園の魅力を十分に感じることができるでしょう。写真を撮ったり、茶屋で休憩したりする時間も考慮すると、1時間半から2時間あると、よりゆったりと楽しめます。

夏に持ちたいおすすめアイテム

  • 水などの飲み物(園内に自販機あり)
  • 虫よけスプレー等
  • タオル(汗をかきます)
  • 小銭
  • 予備の洋服

冬に持ちたいおすすめアイテム

  • 水などの飲み物(園内に自販機あり)
  • ホッカイロ
  • 小銭

岡山城とのセット観光

岡山後楽園を訪れるなら、隣接する岡山城とのセット観光が断然おすすめです。後楽園はもともと岡山城の「後園」として造られた庭園であり、両者は歴史的にも景観的にも一体のものです。

後楽園と岡山城は「月見橋」という歩行者専用の橋で結ばれており、簡単に行き来することができます。岡山城の天守閣からは、眼下に後楽園の雄大な全景を見下ろすことができ、藩主が眺めたであろう景色を追体験できます。

岡山城天守閣の見学所要時間は約1時間です。後楽園と合わせると、最低でも2時間半、じっくり見るなら4時間程度を見ておくと良いでしょう。両方を巡ることで、岡山の歴史と文化をより深く理解できますよ。

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入場料とお得な共通券

岡山後楽園の入園料は以下の通りです。高校生以下は無料で入園できるのが嬉しいポイントです。

  • 大人(15歳~64歳):500円
  • シニア(65歳~):200円
  • 高校生以下:無料

岡山城とセットなら共通券がお得!

岡山城も一緒に観光する予定なら、後楽園と岡山城の共通券を購入するとお得になります。

  • 大人:720円(通常:後楽園500円+岡山城400円=900円)

この共通券は、後楽園の券売所または岡山城の券売所で購入できます。支払いは現金のほか、クレジットカードや主要な電子マネー、コード決済にも対応しています(正門のみ)。

岡山後楽園のアクセスや入園料についてはこちら

周辺のパーキング・駐車場

車で訪れる場合、後楽園には隣接する県営の有料駐車場がありますので、そちらを利用するのが最も便利です。

後楽園駐車場

  • 収容台数:普通車 570台
  • 料金:40分あたり100円

広大な駐車場ですが、桜や紅葉のシーズン、連休中の昼間は大変混雑し、満車になることもあります。その場合は、岡山城周辺や少し離れたコインパーキング(パーキング)を利用することも検討しましょう。

駐車料金の支払いは現金のみの場合があるため、小銭を用意しておくと安心です。障害者手帳をお持ちの方は、駐車料金が免除される制度がありますので、正門券売所で手続きをしてください。

園内で楽しめる食べ物

広大な庭園の散策の合間には、園内にある茶屋やレストランで休憩するのも楽しみの一つです。景色を楽しみながら、岡山ならではの味覚を味わうことができます。

園内の主な食事・甘味処

  • 福田茶屋:お抹茶と団子のセットが楽しめる、趣のあるお茶屋さんです。
  • さざなみ茶屋:後楽園で採れた梅で作った梅ジャムソフトクリームが人気です。地酒や地ビールも楽しめます。
  • 城見茶屋:その名の通り、岡山城を眺めながら食事や甘味が楽しめる絶好のロケーションです。

岡山名物のきびだんごや、後楽園の茶畑で採れたお茶なども販売されています。美しい庭園を眺めながらの食事や休憩は、格別な時間となるでしょう。

岡山後楽園の所要時間のまとめ

この記事のまとめ

  • 岡山後楽園の読み方は「こうらくえん」
  • 日本三名園の一つで江戸時代に池田綱政が作らせた大名庭園
  • 計算された景観美が魅力で「つまらない」という評判は楽しみ方次第
  • 観光の所要時間はさっと見るなら40分、じっくりなら2時間以上
  • 岡山城とセットで観光するのがおすすめで所要時間はプラス1時間
  • 入場料は大人500円で岡山城との共通券ならお得になる
  • 隣接する県営駐車場は有料(40分100円)
  • 紅葉の時期は11月中旬からで「千入の森」が一番の見どころ
  • 園内には茶屋があり食事やご当地の食べ物を楽しめる
  • 春は桜、夏は観蓮節、秋は紅葉、冬は芝焼きなど四季のイベントも魅力
  • タンチョウの園内散策は人気のイベント
  • 歴史や見どころを知ると滞在時間がより充実する
  • 初めてなら1時間半は確保してゆっくり散策するのがおすすめ
  • 時間に余裕を持って計画し江戸時代のお殿様気分を味わおう

岡山後楽園の情報

公式サイト岡山後楽園
住所岡山市北区後楽園1-5
営業時間3月20日~9月30日
午前7時30分~午後6時
(入園は午後5時45分まで)10月1日~3月19日
午前8時~午後5時
(入園は午後4時45分まで)
料金15歳以上410円
15歳以下無料
電話番号086-272-1148
駐車場有料あり。

岡山後楽園1

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