高徳院は神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺院で、正式名称は大異山高徳院清浄泉寺です。
この寺院は鎌倉大仏として広く知られている人気の観光スポットになっています。
鎌倉大仏は高徳院の本尊であり、正式には国宝銅造阿弥陀如来坐像と呼ばれます。
鎌倉大仏の特徴
- 大仏の高さ11.39メートル
- 重量は約121トン
- 1252年に鋳造が始まった
- 鎌倉時代を代表する仏教彫刻として国宝
鎌倉大仏の造立には、当時の最先端技術が採用されたといわれています。中心に柱を立て、竹や木で骨組みを作っています。
骨組みができると原型の周りに土を盛り、複数回に分けて銅を流し込むそうです。
粘土と銅の間に隙間を作り、さらにその間に1000度以上ある銅を流し込むという流れを何度も繰り返す手法。
この鋳造技術は分割鋳造法と呼ばれ、大規模な仏像制作では初めての試みでした。そのため、制作過程では失敗や事故もあったと伝えられています。
鎌倉大仏の造立に費やした時間
鎌倉大仏の造立期間については、正確な完成時期が不明なため、厳密な期間を特定することは難しいと言われています。
しかし、造立開始時期は1252年と言われ、完成が1268年頃と言われているので16年ほどの歳月を要したのではないかとのこと。
高徳院の見どころ
- 蓮弁:江戸時代の台座修復時に作られたハスの花びらを模した装飾
- 大仏殿礎石:かつて大仏を守っていた建物の土台の跡
- 奉納大原草履:長さ約1.8m、重さ約45kgの巨大なわらじ
- 胎内拝観:別途料金を払うと大仏の内部に入ることができる
高徳院へのアクセス方法
電車をご利用の場合
江ノ島電鉄(江ノ電)の長谷駅から徒歩約6〜8分。
バスをご利用の場合
JR鎌倉駅からバスで約20分、「大仏前」バス停で下車。そこから徒歩1分ほど。
徒歩の場合
江ノ電長谷駅からゆっくり歩いても10分程度。
車をご利用の場合
横浜横須賀道路の朝比奈インターチェンジを降りてから県道204号線を使用して約15分程度で到着します。
無料駐車場は1台あるとの情報がありますが、障害者用となっています。一般用はないので、付近の有料駐車場を利用しましょう。
高徳院の情報
公式サイト | 高徳院 |
住所 | 神奈川県鎌倉市長谷4丁目2−28 |
営業時間 | 8時00分~17時30分 |
料金 | 【拝観料】300円 |
電話番号 | 0467220703 |
駐車場はありますか? | なし |
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