
鹿児島市石谷町にある中村晋也美術館は、日本を代表する彫刻家のひとり、中村晋也の作品をまとめて鑑賞できる彫刻の美術館です。鹿児島中央駅前で目にする若き薩摩の群像をはじめ、鹿児島県内外に設置されている銅像やモニュメントの原型も数多く展示されています。
中村晋也美術館について調べていると、どんな作品が見られるのか、ミゼレーレシリーズや薬師寺の釈迦十大弟子とはどんな作品なのか、中村晋也とはどんな彫刻家なのかが気になってくると思います。さらに、入館料や開館時間、休館日、上伊集院駅からのアクセス、駐車場、所要時間なども訪問前に知っておきたいところですね。
中村晋也は三重県生まれですが、若い頃から鹿児島で教育と制作に携わり、長い年月にわたって鹿児島を制作拠点としてきました。鹿児島市内を歩いていると出会う大久保利通公像なども手がけているため、美術館を訪れたあとに街を見ると、それまで何気なく見ていた彫刻の印象が変わるかもしれません。
この記事では、中村晋也美術館の常設展示や代表作品、本館と別館の特徴、料金、開館時間、アクセス、駐車場までまとめて紹介します。鹿児島で美術館を探している人はもちろん、彫刻にあまり詳しくない人にも楽しみ方が伝わるように見ていきます。
- 中村晋也美術館の特徴と常設展示
- ミゼレーレや釈迦十大弟子などの代表作品
- 若き薩摩の群像など鹿児島で見られる彫刻
- 料金・開館時間・アクセス・駐車場情報
中村晋也美術館はどんな美術館?
中村晋也美術館の大きな特徴は、ひとりの彫刻家が歩んできた長い創作活動を、数多くの作品を通して追えることです。しかも美術館は中村晋也のアトリエに隣接しており、作品と制作の場が近いという珍しい環境になっています。
中村晋也のアトリエに隣接する彫刻美術館
中村晋也美術館は1997年に開館した美術館です。
場所は鹿児島市中心部から西へ離れた石谷町。文化勲章を受章した彫刻家・中村晋也が制作活動を続けてきたアトリエに隣接しています。
施設は3階建ての本館と、収蔵庫を兼ねた2階建ての別館から構成されています。
大きな特徴は、絵画や工芸などを幅広く集めた総合美術館ではなく、中村晋也というひとりの彫刻家の芸術を深く見ていくための美術館であることです。
若い頃の作品からフランス留学時代、人物像、公共空間に設置されたモニュメントの原型、宗教的なテーマを扱った作品まで、長い制作活動の変化を追っていけます。
中村晋也美術館は、完成した彫刻を一点ずつ鑑賞するだけでなく、ひとりの彫刻家が何を考え、どのように表現を深めていったのかを作品群からたどれるところが魅力です。
1000点を超える作品を収蔵
中村晋也美術館には、1000点を超える作品が収蔵されています。
そのなかには美術館のために制作された作品だけではなく、日本各地に設置されている銅像やモニュメントの原型も含まれています。
鹿児島市の観光で見覚えのある作品が、美術館では違った形で現れるのが面白いところですね。
鹿児島中央駅前の若き薩摩の群像をはじめ、大久保利通公像、川路大警視像、島津義弘公像など、中村晋也が手がけた作品は鹿児島県内のさまざまな場所にあります。
館内では約450点に及ぶモニュメント作品の原型も展示されています。
街で見ていた巨大な銅像と、その作品が生まれる過程を美術館でつなげて考えられる。これは一般的な美術館とは少し違う楽しみ方だと思います。
彫刻家・中村晋也とは?
作品を見る前に中村晋也の歩みを少し知っておくと、美術館の展示がかなり分かりやすくなります。三重県で生まれた中村晋也が、なぜ鹿児島と深く結びついているのかも見えてきます。
三重県生まれで鹿児島を制作拠点にした彫刻家
中村晋也は1926年に三重県で生まれた彫刻家です。
東京高等師範学校を卒業後、1949年に鹿児島師範学校の文部教官となり、鹿児島大学でも教えるようになりました。
1950年には第6回日展へ「首」を出品して初入選。その後も鹿児島大学で教育に携わりながら制作活動を続けていきます。
つまり鹿児島出身の彫刻家ではありませんが、若い頃から鹿児島を拠点に活動し、この土地と長い関係を築いてきた人物なんですね。
鹿児島の歴史上の人物や出来事を題材にした作品が多いことにも、こうした長い土地とのつながりが感じられます。
フランス留学でアペル・フェノサに学ぶ
1966年から翌年にかけてフランスへ留学し、彫刻家アペル・フェノサに師事しました。
中村晋也の作品には人物を具体的な姿で表す具象彫刻が多いのですが、単に人物の外見をそっくり再現するだけではありません。
身体の動きや表情、衣服の流れなどを通して、その人物が抱えている感情まで想像させる作品が多いように感じます。
美術館ではパリ留学時代の作品も見ることができるため、後年の大規模なモニュメントだけを知っている人には意外な発見があるかもしれません。
文化功労者を経て文化勲章を受章
中村晋也は長年にわたり彫刻家として活動し、日展などで数多くの作品を発表してきました。
2002年には文化功労者として顕彰され、2007年には文化勲章を受章しています。
全国各地に数多くの作品が設置されているため、作者の名前を知らなくても、中村晋也の彫刻を実際には見たことがあるという人もいるかもしれません。
中村晋也美術館で見たい代表作品
館内には人物像から宗教をテーマにした作品まで幅広い彫刻があります。なかでも初めて訪れるなら、ミゼレーレシリーズと釈迦十大弟子、そして全国各地に設置されたモニュメントの原型には注目したいところです。
祈りを表現したミゼレーレシリーズ
中村晋也を代表する作品群のひとつがミゼレーレシリーズです。
ミゼレーレには「憐れみたまえ」といった意味があり、人間の悲しみや祈り、命について考えさせられる作品が制作されています。
美術館では10点を超えるミゼレーレシリーズが収蔵・展示されており、中村晋也の芸術を知るうえで重要な作品群になっています。
歴史上の人物を堂々と表現した記念像とは雰囲気がかなり違います。
私は、同じ彫刻家が制作した作品でも、こうした違う方向性の作品を同じ場所で見比べられるところが面白いと思います。
人物の姿そのものだけでなく、彫刻を通して悲しみや祈りといった目に見えない感情をどう表現するのかにも注目してみたいですね。
薬師寺の釈迦十大弟子
もうひとつ見逃せないのが釈迦十大弟子です。
中村晋也が制作した釈迦十大弟子像は、2003年に奈良の薬師寺大講堂へ奉納されました。
釈迦に仕えた十人の高弟を表現したもので、それぞれを同じような人物として作るのではなく、一人ひとりの個性や内面まで感じさせる造形になっています。
美術館ではこの釈迦十大弟子に関係する作品を鑑賞できます。
仏像という言葉から想像する伝統的な日本彫刻とはまた違い、現代の彫刻家が人間として弟子たちをどう捉えたのかを見ると興味深いですね。
アサンガ像やヴァスバンドゥ像、八相像も
仏教に関連する作品では、釈迦十大弟子だけではありません。
薬師寺に関係するアサンガ像、ヴァスバンドゥ像のほか、薬師寺東塔・西塔の八相像に関係する作品なども収蔵されています。
人物の体格や顔つき、姿勢、衣服の表現までじっくり見ると、ひとつひとつの像に異なる性格が与えられていることが伝わってきます。
彫刻は正面から見るだけでなく、可能な展示では少し位置を変えながら見るのがおすすめです。顔の向きや身体のひねり、影の入り方が変わり、同じ作品でも印象が大きく変わります。
鹿児島で見たことのある銅像の原型に出会える
中村晋也美術館の楽しさが分かりやすいのが、街に設置されたモニュメントの原型展示です。鹿児島観光と組み合わせると、美術館の中と街の風景がつながってきます。
若き薩摩の群像
鹿児島旅行で中村晋也の作品に最初に出会う場所は、美術館ではなく鹿児島中央駅かもしれません。
駅前広場にある若き薩摩の群像も中村晋也の作品です。
幕末に薩摩藩から英国へ渡った薩摩藩英国留学生を題材とした群像で、鹿児島中央駅のシンボル的な存在になっています。
駅前では大きなモニュメントとして眺めることになりますが、美術館で原型を見ると、一人ひとりの人物の姿や造形へ意識が向きやすくなります。
美術館を見たあとに鹿児島中央駅へ戻り、もう一度若き薩摩の群像を見るという順番も面白そうですね。
大久保利通公像
鹿児島市内の高見橋近くに立っている大久保利通公像も中村晋也の代表的なモニュメントです。
明治維新を支えた大久保利通を表現した像で、鹿児島市中心部を観光したことがある人なら目にしている可能性があります。
巨大な銅像を街中で見ると歴史人物の記念碑という印象が先に来ますが、美術館で作者のほかの作品と一緒に見ると、「この人物をどんな姿で表現するか」という彫刻家の仕事として見えてきます。
島津義弘公像や川路大警視像も
JR伊集院駅前にある島津義弘公像、鹿児島県警察本部前の川路大警視像なども中村晋也が手がけています。
さらに鹿児島県外にも、豊臣秀吉公像、太宰治像、石川啄木像など数多くの人物像があります。
中村晋也美術館では、こうした全国各地に存在する作品の原型をまとめて見られます。
鹿児島市内の銅像を見てから美術館へ行くのも、美術館を見てから街中の作品を探すのもおすすめです。街そのものが美術館の展示の続きのように感じられるかもしれません。
別館の原型展示は見応えがある
本館だけで帰らず、別館もしっかり見ておきたいところです。中村晋也が手がけたモニュメンタルな作品の原型が集まり、彫刻家としての仕事の幅を感じられます。
約450点の原型を展示
中村晋也は長い活動のなかで、全国各地の公共空間に設置される多くの作品を制作してきました。
別館では、その膨大な仕事を約450点の原型から見ることができます。
完成した巨大な銅像だけを見ると、一つひとつが独立した作品に見えます。しかし原型が同じ空間に集まると、作者がどれほど多くの人物やテーマに向き合ってきたのかが一気に伝わってきます。
人物のポーズや衣服、表情などを比較しながら見るのも面白いですね。
豊臣秀吉公像や太宰治像なども
原型展示には、大阪城豊國神社の豊臣秀吉公像をはじめ、太宰治像、石川啄木像などさまざまな人物を題材にした作品があります。
歴史上の人物を彫刻にするとき、本人を直接モデルにすることはできません。写真や肖像、史料、その人物の生涯などからイメージを組み立てていくことになります。
だからこそ、「似ているか」だけでなく、作者がその人物をどんな人間として表現しようとしたのかを考えながら見ると、人物彫刻がぐっと面白くなると思います。
大規模なレリーフにも注目
中村晋也の仕事は独立した人物像だけではありません。
大規模なレリーフ作品なども手がけており、美術館では愛国学園大学の「愛の國伝説」に関係する作品などを見ることができます。
小さな人物像から大きな公共彫刻まで作品のスケールが幅広く、ひとりの彫刻家の仕事量に驚かされるかもしれません。
彫刻に詳しくなくても楽しめる?
彫刻専門の美術館と聞くと少し難しそうに感じるかもしれません。でも、人物を中心とした具象彫刻が多いため、美術に詳しくない人でも入りやすいと思います。
まずは人物の表情を見るだけでも面白い
作品解説をすべて理解しようとしなくても大丈夫です。
最初は人物の顔を見て、「何を考えているように見えるか」「どんな感情なのか」を想像するだけでも楽しめます。
次に手の形、身体の傾き、衣服の流れなどへ目を向けると、静止している彫刻なのに動きを感じる作品があることに気づきます。
絵画とは違って立体であることを意識すると、彫刻ならではの面白さが分かりやすくなりますね。
屋外の完成作品を思い浮かべながら見る
原型展示では、完成した作品がどこに設置されているのかを意識してみるのもおすすめです。
鹿児島中央駅前、高見橋、伊集院駅前など、旅行中に立ち寄れる場所の作品なら、美術館の前後で実物を見比べることもできます。
美術館で作品を見ることと、鹿児島の街を歩くことを一つの体験としてつなげられるのが、中村晋也美術館ならではの楽しみ方だと思います。
雨の日の鹿児島観光にも候補にしやすい
鹿児島旅行で天気が崩れた場合にも、美術館は予定を組み替える候補になります。中村晋也美術館は屋内展示が中心なので、雨の日でも作品鑑賞を楽しめます。
天候に左右されにくい屋内スポット
桜島や庭園、史跡など屋外の観光スポットが多い鹿児島では、雨の日にどこへ行くか迷うことがあります。
中村晋也美術館なら、本館と別館で彫刻を鑑賞できるため、天候の影響を比較的受けにくいです。
鹿児島市中心部から少し離れているので移動時間は必要ですが、雨だから観光を諦めるのではなく、普段とは違った鹿児島を知る場所として選ぶのもいいですね。
夏の暑い時期にも組み込みやすい
鹿児島の夏は暑さが厳しくなる日があります。
屋外観光だけを一日中続けるより、途中に美術館を入れてゆっくり作品を見る時間を作ると、旅程にも変化が出ます。
ただし、最寄りの上伊集院駅からは徒歩移動が必要です。暑い時期や雨天時は、車やタクシーなどを利用する方法も検討したほうがいいでしょう。
中村晋也美術館の所要時間は?
本館と別館があり、作品数も多い美術館なので、時間には少し余裕を持っておきたいところです。彫刻をどこまでじっくり見るかによって滞在時間は変わります。
1時間から1時間30分ほどを目安に
初めて訪れて本館と別館をひと通り見るなら、1時間から1時間30分ほどを一般的な目安として考えておくと予定を組みやすいかなと思います。
代表作品を中心に見るなら短時間でも回れますが、原型展示まで一点ずつ見ていくとかなりの作品数になります。
ミゼレーレシリーズや釈迦十大弟子など、ひとつのテーマをじっくり鑑賞したい人はさらに余裕を持ったほうがいいでしょう。
所要時間は展示内容や鑑賞ペースによって変わるため、あくまで一般的な目安です。
企画展示を見るならさらに余裕を
常設展示に加えて企画展示が行われることもあります。
企画展示までしっかり見る場合は、通常より時間が必要になる可能性があります。
「せっかく来たから全部急いで見る」というより、気になった作品の前では立ち止まれるくらいの余裕を持っておくほうが、彫刻美術館は楽しみやすいと思います。
中村晋也美術館の入館料と開館時間
中村晋也美術館は常設展示のボリュームに対して比較的訪れやすい料金設定です。閉館30分前には入館受付が終了するので、午後から向かう場合は時間を確認しておきましょう。
一般の入館料は500円
通常の入館料は一般・大学生500円、高校生200円、小・中学生100円です。
20名以上の団体では、一般400円、高校生160円、小・中学生50円となっています。
料金は変更される可能性があり、企画展などで通常と異なる扱いになることも考えられます。記事内の金額は訪問計画を立てる際の目安として考えてください。
開館時間は10時から17時
通常の開館時間は10:00~17:00で、入館は16:30までです。
作品数が多いため、16時30分ぎりぎりに入館すると十分な鑑賞時間を確保しにくくなります。
初めて訪れるなら、遅くとも15時台くらいまでには到着する予定にしておくと、比較的ゆっくり見やすいと思います。
休館日は月曜日と年末年始
通常の休館日は月曜日です。月曜日が祝日・休日の場合は翌日が休館となります。
このほか年末年始にも休館期間があります。
臨時休館や展示変更が行われる可能性もあります。特に遠方から訪れる場合は、休館日だけで判断せず、訪問当日の開館状況を事前に確認しておくと安心です。
中村晋也美術館へのアクセス
中村晋也美術館は鹿児島市石谷町にあり、鹿児島中央駅周辺の中心市街地からは少し離れています。JRと徒歩でも行けますが、車を利用するとアクセスしやすい場所です。
最寄り駅はJR上伊集院駅
鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR鹿児島本線の上伊集院駅です。
鹿児島中央駅から上伊集院駅まではJRを利用でき、駅から美術館までは徒歩約20分がひとつの目安です。
駅から少し歩くので、真夏や雨の日、大きな荷物を持っている場合などは注意したいですね。
公共交通機関だけで訪れることはできますが、帰りの列車時刻まで確認してから向かうと予定を組みやすくなります。
鹿児島中央駅から車なら約20分
車の場合、鹿児島中央駅周辺からは約20分が一般的な目安です。
道路状況や時間帯によって所要時間は変わりますが、市街地観光からそのまま移動することもできます。
南九州自動車道の松元IC方面からアクセスする方法もあります。
鹿児島市内だけでなく、日置方面などと組み合わせて観光するときにも車は使いやすいでしょう。
駐車場はある?
中村晋也美術館には駐車場が用意されているため、レンタカーを利用した鹿児島観光でも立ち寄りやすい施設です。
普通車とバスの駐車に対応
美術館には来館者用の駐車場があります。
普通車だけでなくバスにも対応しています。
駐車可能台数については案内媒体によって記載に差が見られるため、台数を前提に予定を組むより、混雑が予想される企画展やイベント時には余裕を持って訪れるのがおすすめです。
団体利用や大型車で訪れる場合は、美術館へ事前に確認しておくと安心ですね。
中村晋也美術館は鹿児島市中心部から少し離れているため、複数人で旅行している場合や周辺地域も観光する場合は、車を利用すると移動しやすくなります。
中村晋也美術館はこんな人におすすめ
彫刻専門の美術館という個性がはっきりしているため、特に人物彫刻や鹿児島の歴史に興味がある人にはおすすめです。一方で、美術に詳しくなくても鹿児島の街とのつながりから作品へ入っていけます。
人物彫刻が好きな人
人物を題材にした彫刻が好きなら、かなり見応えがあります。
歴史上の人物、宗教的人物、祈りや悲しみを表現した人物など、同じ人間をテーマにしながら作品ごとにまったく違う印象があります。
表情だけでなく、手、姿勢、衣服、身体の動きまで見ていくと、彫刻を見る楽しさが分かりやすいと思います。
鹿児島の歴史に興味がある人
若き薩摩の群像、大久保利通公像、島津義弘公像など、鹿児島の歴史とつながる作品が多いことも特徴です。
史跡だけを巡るのとは違い、後世の彫刻家が歴史上の人物をどのように表現したのかという視点が加わります。
歴史と美術の両方が好きな人なら、かなり相性のいい美術館ですね。
静かに作品と向き合いたい人
テーマパークのように次々と体験する観光施設ではなく、作品を自分のペースで見ていく場所です。
鹿児島観光の途中で少し落ち着いた時間を過ごしたい人にも向いています。
特にミゼレーレシリーズなどは、作品の背景を知ってから静かに眺めてみると、人物像や歴史モニュメントとは違った印象を受けると思います。
中村晋也美術館の基本情報まとめ
最後に、訪問前に確認しておきたい基本情報をまとめます。料金や開館状況は変更される場合があるため、実際に出かける際には最新情報も確認してください。
本館と別館を合わせてじっくり鑑賞しよう
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 公益財団法人中村晋也美術館 |
| 所在地 | 鹿児島県鹿児島市石谷町2366 |
| 開館 | 1997年 |
| 主な展示 | 中村晋也の彫刻、モニュメント原型、ミゼレーレシリーズ、釈迦十大弟子関連作品など |
| 収蔵作品 | 1000点以上 |
| 開館時間 | 10:00~17:00(入館16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝日・休日の場合は翌日)、年末年始など |
| 入館料 | 一般・大学生500円、高校生200円、小・中学生100円 |
| 最寄り駅 | JR鹿児島本線・上伊集院駅 |
| 駅から | 徒歩約20分が目安 |
| 鹿児島中央駅から | 車で約20分が目安 |
| 駐車場 | あり・普通車およびバスに対応 |
| 所要時間 | 1時間~1時間30分程度を一般的な目安として想定 |
中村晋也美術館は、ひとりの彫刻家の創作活動をこれだけまとまった形で見られる、個性のはっきりした美術館です。
私が特に面白いと思うのは、美術館の中だけで作品鑑賞が完結しないところです。
若き薩摩の群像や大久保利通公像など、鹿児島の街で見られる作品と美術館の原型展示がつながっています。先に街で作品を見た人なら「あの銅像の作者だったのか」と気づき、美術館を先に訪れた人なら、その後の鹿児島観光で中村晋也の作品を探したくなるかもしれません。
さらに、ミゼレーレシリーズや釈迦十大弟子まで見ると、歴史人物の記念像だけでは分からない中村晋也の芸術世界が見えてきます。人物の外見だけでなく、祈りや悲しみ、生きることまで彫刻で表そうとする作品群は、じっくり時間を取って見てみたいですね。
入館料、開館時間、休館日、展示内容、交通機関、駐車場などは変更される場合があります。また、記事内の料金やアクセス時間、所要時間などの数値は一般的な目安です。訪問前の正確な情報は公式サイトをご確認ください。
バリアフリー設備や移動方法など、身体状況や健康状態によって個別の配慮が必要な場合は、事前に施設へ利用条件を確認してください。安全面や健康面について個別の判断が必要な場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
中村晋也美術館の基本情報
| 住所 | 〒899-2701 鹿児島県鹿児島市石谷町2366ー21 |
|---|---|
| 電話番号 | 099-246-7070 |
| 営業時間 | 10:00~17:00 |
| 定休日 | 月曜日 |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | 鹿児島市石谷町、車利用が便利 |
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