
東京駅や丸の内周辺で美術館を探していると、三菱一号館美術館が気になっている人も多いのではないでしょうか。赤レンガのクラシカルな建物が印象的で、作品を見るだけではなく建築そのものにも目を向けたくなる美術館です。
ただ、初めて行くとなると、三菱一号館美術館ではどんな展覧会が開催されているのか、チケットや料金はいくらなのか、開館時間や休館日はどうなっているのか、東京駅からのアクセスや所要時間など、事前に知っておきたいことも多いですよね。Café 1894やミュージアムショップについて気になっている人もいると思います。
三菱一号館美術館は常設展示を順番に見ていくタイプというより、近代美術を中心とした企画展を楽しむ美術館です。そのため、訪れる時期によって出会える作品が変わります。展覧会だけでなく、丸の内の街並みや建物、カフェまで含めて楽しめるのが魅力かなと思います。
この記事では、三菱一号館美術館の見どころをはじめ、展覧会の楽しみ方、チケットや料金、開館時間、アクセス、Café 1894など、初めて訪れる前に知っておきたいポイントをまとめました。
- 三菱一号館美術館の特徴と主な見どころ
- 企画展や赤レンガ建築を楽しむポイント
- チケット・料金・開館時間・所要時間の目安
- 東京駅からのアクセスやCafé 1894の楽しみ方
三菱一号館美術館はどんな美術館?
三菱一号館美術館は、東京・丸の内にある美術館です。19世紀後半から20世紀前半を中心とした近代美術に焦点を当てた企画展を開催しており、美術作品と歴史を感じる建築の両方を楽しめます。
丸の内にある近代美術を中心とした美術館
三菱一号館美術館が開館したのは2010年です。東京駅から歩いて行ける丸の内エリアにあり、ショッピングや食事と組み合わせやすい立地も魅力ですね。
大きな特徴となっているのが、19世紀後半から20世紀前半を中心とした近代美術をテーマに企画展を開催していることです。
印象派をはじめとする西洋美術に興味がある人はもちろんですが、美術にそれほど詳しくなくても、その時々のテーマから作品の世界へ入っていけると思います。
常設展を目当てに訪れる美術館とは少し性格が違うため、訪問前に開催中の展覧会を確認しておくことが大切です。展示替えの期間には休館することもあるので、丸の内へ行ったついでに立ち寄ろうと考えている場合も確認しておくと安心です。
三菱一号館美術館は企画展を中心とした美術館です。訪問する時期によって展示内容や観覧料金が変わるため、開催中の展覧会を確認してから出かけると楽しみやすくなります。
2024年にリニューアルオープン
三菱一号館美術館は、設備入替や建物のメンテナンスのため長期休館したのち、2024年11月に再開館しました。
歴史的な雰囲気を残しながら美術館として使われているところが、この場所ならではの面白さですね。展示作品だけに集中するのもいいのですが、廊下を歩いたり窓の外を眺めたりすると、一般的な現代建築の美術館とは違う空間を感じられます。
私はこういう建物を使った美術館では、作品を見る時間と同じくらい建物を眺める時間も好きです。作品と空間が一緒になって、美術館で過ごした時間そのものが印象に残りやすいんですよね。
三菱一号館美術館では建築にも注目したい
三菱一号館美術館を訪れたら、展示室へ入る前から少し周囲を見てみてください。赤レンガの外観をはじめ、建物そのものが丸の内の歴史を感じさせてくれます。
1894年に建てられた三菱一号館を復元
現在の建物は、1894年に建設された三菱一号館を復元したものです。
オリジナルの三菱一号館を設計したのは、イギリス出身の建築家ジョサイア・コンドルです。日本の近代建築に大きな影響を与えた人物として知られています。
当時の建物は1968年に解体されましたが、その後、残されていた資料などをもとに可能な限り忠実な復元が行われました。
現在の丸の内は高層ビルが並ぶオフィス街という印象が強いですが、その中に赤レンガの建物があると雰囲気が一気に変わります。現代の丸の内と明治期を思わせる建築が同じ風景の中にあること自体が、ここを訪れる楽しみのひとつです。
展示室のつくりにも歴史を感じる
一般的な大型美術館では、広い展示室の中を順番に歩いていくことが多いですが、三菱一号館美術館では少し感覚が違います。
もともとの建物が事務所として利用されていた歴史を持つため、比較的小さな部屋を移動しながら作品を見るような構成になっています。
階段や廊下を移動しながら展示室を巡っていると、昔の建物の中を探検しているような感覚になるかもしれません。
作品だけを追いかけるのではなく、窓や階段、廊下などにも少し目を向けてみると、三菱一号館美術館ならではの空間をより楽しめると思います。
三菱一号館美術館の展覧会の楽しみ方
三菱一号館美術館では、開催される企画展によって作品もテーマも大きく変わります。好きな画家から選ぶのはもちろん、これまで知らなかったテーマの展覧会へ行ってみるのも面白いですね。
印象派や近代美術に興味がある人は注目
三菱一号館美術館では、19世紀後半から20世紀前半の近代美術を中心に、多彩な企画展が開催されています。
例えば、印象派やゴッホ、ロートレック、ピカソなど、近代美術を代表する芸術家に関連した作品が紹介される企画もあります。
有名な画家の作品だけを見るのではなく、その画家が生きた時代やほかの芸術家との関係まで知ると、作品の見え方が変わってくるのが面白いところです。
「美術史は難しそう」と構えず、気になった作品を自分なりに楽しむくらいでも十分だと思います。最初は作品の色や人物の表情など、気になる部分から眺めてみると入りやすいですね。
展示内容によって写真撮影のルールが変わる
美術館で気になるのが写真撮影です。三菱一号館美術館では、展覧会によって一部の作品で撮影が認められることがあります。
ただし、すべての展覧会や作品を自由に撮影できるわけではありません。撮影禁止の作品が含まれることもありますし、フラッシュ、動画、三脚、自撮り棒などが禁止される場合があります。
撮影可能な場所でも、作品を見ているほかの人の邪魔にならないように楽しみたいですね。
写真撮影の可否や条件は展覧会によって異なります。展示室内の案内やスタッフの指示を確認し、撮影禁止マークのある作品は撮影しないようにしましょう。
三菱一号館美術館の所要時間はどれくらい?
丸の内観光と組み合わせるなら、どれくらい時間を確保すればいいのかも気になります。展示作品数や混雑状況によって変わりますが、余裕を持った予定を立てておくと安心です。
鑑賞時間は1時間30分~2時間程度を目安に
三菱一号館美術館をゆっくり鑑賞するなら、私は1時間30分~2時間程度をひとつの目安として考えます。
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。作品数の多い企画展ならさらに時間が必要になることもありますし、解説をほとんど読まずに作品を中心に見る人なら短時間で回れることもあります。
音声ガイドを利用したり、気に入った作品の前でじっくり過ごしたりするなら、時間を細かく決めすぎないほうが楽しめるかなと思います。
Café 1894やミュージアムショップまで楽しむなら、美術館周辺で過ごす時間を含めて2~3時間程度確保しておくと予定を組みやすくなります。
混雑する展覧会では時間に余裕を持つ
人気の高い企画展では、曜日や時間帯によって館内が混雑することがあります。
特に会期終了間際は「終わる前に見ておきたい」という人が集まりやすくなるので、できれば会期の早い段階で訪れるのもひとつの方法です。
また、チケットの販売方法や日時指定の有無は展覧会によって異なる場合があります。絶対に見たい展覧会なら、当日に現地へ行ってから確認するより、事前にチケット情報を確認しておくほうが安心ですね。
三菱一号館美術館の料金・チケット・開館時間
三菱一号館美術館では、展覧会によって観覧料金や開館スケジュールが設定されます。ここは固定料金の施設として考えず、訪問する展覧会ごとに確認するのが基本です。
観覧料金は展覧会によって異なる
三菱一号館美術館の観覧料金は、開催される展覧会によって異なります。
例えば2026年6月13日から9月23日まで開催された企画展では、当日券が一般2,300円、大学生1,300円、高校生1,000円に設定されていました。
| 確認したい項目 | ポイント |
|---|---|
| 観覧料金 | 企画展ごとに異なる |
| チケット | 展覧会ごとに販売方法を確認 |
| 割引 | 対象や条件が設定される場合あり |
| 学生料金 | 企画展ごとに設定を確認 |
料金は変更されるため、過去の展覧会料金をそのまま次の展覧会へ当てはめることはできません。
オンラインでチケットを購入できる企画展もあるので、訪問日が決まっている場合は事前に確認しておくとスムーズです。
開館時間や休館日も展覧会ごとに確認
三菱一号館美術館では、通常10時から18時を基本としながら、特定の曜日などに夜間開館が設定される企画展があります。
また、月曜日を中心に休館日が設定される場合がありますが、祝日やイベントなどによって開館するケースもあります。
展示替えのための休館期間もあるので、「美術館だからいつでも入れる」と考えず、訪問日と開催中の展覧会をセットで確認することが大切です。
観覧料金、チケットの販売方法、開館時間、休館日、最終入館時間などは展覧会によって変更されます。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
三菱一号館美術館へのアクセス
三菱一号館美術館は丸の内にあり、JR東京駅をはじめ複数の駅から徒歩でアクセスできます。電車で訪れやすいのは大きな魅力ですね。
東京駅から徒歩でアクセスできる
JR東京駅を利用する場合は、丸の内南口から徒歩約5分がひとつの目安です。
東京駅から丸の内側へ出て向かえるので、遠方から新幹線で東京へ来た場合にも組み込みやすい場所です。
ほかにもJR有楽町駅の国際フォーラム口から徒歩約6分、東京メトロ千代田線の二重橋前〈丸の内〉駅から徒歩約3分など、複数の駅を利用できます。
| 駅 | 徒歩の目安 |
|---|---|
| JR東京駅 丸の内南口 | 約5分 |
| JR有楽町駅 国際フォーラム口 | 約6分 |
| 東京メトロ二重橋前〈丸の内〉駅 | 約3分 |
| 都営地下鉄日比谷駅 | 約3分 |
徒歩時間は出口や混雑状況によって変わるため、あくまで一般的な目安として考えてください。
車より公共交通機関を利用しやすい立地
三菱一号館美術館は東京都心にあるため、私は電車で訪れるのが分かりやすいと思います。
丸の内周辺には駐車場もありますが、美術館専用の駐車場を前提にするのではなく、周辺施設の駐車場を利用する形になります。料金や利用条件は駐車場によって異なります。
東京駅、有楽町駅、二重橋前〈丸の内〉駅、日比谷駅など複数の駅を利用できるので、美術館の前後に訪れる場所に合わせて駅を選べるのも便利ですね。
Café 1894とミュージアムショップも楽しみたい
三菱一号館美術館では作品鑑賞だけで帰るのは少しもったいないかもしれません。歴史的な雰囲気を感じられるCafé 1894や、展覧会に関連した商品にも出会えるミュージアムショップがあります。
Café 1894は空間そのものが見どころ
美術館に併設されているCafé 1894は、三菱一号館美術館と一緒に名前を見かけることの多い場所です。
店内は、明治期に銀行営業室として使われていた空間を復元したもので、2層吹き抜けのクラシカルな雰囲気が特徴です。
天井が高く、現代的なカフェとはかなり違う空間なので、美術館で作品を見たあとに立ち寄ると、そのまま明治期を思わせる建物の雰囲気を楽しめます。
私は美術館へ行ったあと、すぐ次の場所へ移動するより、少し休憩しながら印象に残った作品を思い返す時間が好きです。鑑賞後の余韻まで楽しめる場所として考えると、Café 1894は三菱一号館美術館との相性がいいですね。
ミュージアムショップでは企画展関連グッズもチェック
館内のミュージアムショップでは、美術館ならではの商品に加え、開催中の企画展に関連したグッズが登場することがあります。
展覧会で気に入った作品があれば、ポストカードや図録などを探してみるのも楽しみのひとつです。
旅先で大きなお土産を買うのは大変ですが、ポストカードのような小さなものなら持ち帰りやすく、あとから見たときに美術館で過ごした時間を思い出せます。
Café 1894やミュージアムショップは、美術館の展示室とは営業時間や休業日などが異なる場合があります。利用を目的に訪れる場合は、それぞれの営業情報を確認しておきましょう。
三菱一号館美術館と一緒に丸の内を歩いてみる
三菱一号館美術館は、美術館だけを目的に訪れても楽しめますが、立地を生かして丸の内散策と組み合わせるのもおすすめです。
丸の内の街並みと一緒に楽しめる
美術館の周辺には高層ビルや商業施設が並び、少し歩けば東京駅の丸の内駅舎や皇居方面へ向かうこともできます。
三菱一号館の赤レンガ建築を見たあとに現代の丸の内を歩いていると、東京という街が時代とともに変化してきたことを感じられるのが面白いですね。
美術館、カフェ、ショッピング、街歩きなどを自由に組み合わせられるので、順番を細かく決めなくても、その日の気分で丸の内を楽しみやすいと思います。
中庭のある丸の内ブリックスクエアにも注目
三菱一号館美術館に隣接する丸の内ブリックスクエアには、中庭のような空間があります。
高層ビルが立ち並ぶ丸の内にありながら、緑を感じられる場所なので、美術館の前後に少し歩いてみるのもいいですね。
赤レンガの建物と周辺の景観を一緒に眺めると、美術館の館内だけでは分からなかった建築の魅力にも気づきやすくなります。
三菱一号館美術館へ行く前に確認したいポイント
最後に、三菱一号館美術館を訪れる前に確認しておきたいことをまとめます。企画展を中心とした美術館だからこそ、事前確認をしておくだけで当日の動きがかなりスムーズになります。
開催中の展覧会を必ず確認する
まず確認しておきたいのは、訪問予定日にどの展覧会が開催されているかです。
企画展と企画展の間には展示替え期間があり、美術館が休館していることがあります。また、展覧会によって観覧料金やチケット、開館時間、撮影ルールなどが変わります。
特に遠方から東京観光の一部として訪れる場合は、現地へ着いてから休館に気づくのは避けたいところです。
訪問前には「展覧会の会期」「開館時間」「休館日」「チケット」「最終入館時間」の5点を確認しておくと安心です。
作品と建築の両方を楽しめる美術館
三菱一号館美術館の魅力は、企画展だけではありません。
赤レンガの外観、歴史を感じる階段や廊下、展示室、Café 1894、そして周辺の丸の内の街並みまで含めて楽しめる場所です。
作品をたくさん見ることだけを目的にするのではなく、気になる作品の前で立ち止まったり、建物を眺めたり、鑑賞後にカフェで休憩したりする。そんな少しゆっくりした過ごし方が似合う美術館かなと思います。
東京駅から徒歩でアクセスできるので、東京観光の途中に美術館へ立ち寄りたい人にも選択肢に入れやすいですね。
この記事で紹介した料金、開館時間、徒歩時間、所要時間などの数値には、過去の開催情報や一般的な目安を含みます。展覧会の会期、観覧料金、休館日、チケット、撮影ルール、カフェの営業内容などは変更される場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。安全面や健康面など個別の事情について判断が必要な場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
三菱一号館美術館の基本情報
| 住所 | 東京都千代田区丸の内2-6-2 |
|---|---|
| 電話番号 | 050-5541-8600 |
| 営業時間 | 10:00~18:00(祝日を除く金曜日、第2水曜日、展覧会会期中の最終週平日は20:00まで。入館は閉館30分前まで) |
| 定休日 | 月曜日(祝日・振替休日・展覧会会期最終週の場合は開館)、年末年始、展示替期間 |
| 料金 | 2300円 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし。丸の内パークイン等を利用 |
| アクセス | JR東京駅丸の内南口から徒歩約5分/JR有楽町駅国際フォーラム口から徒歩約6分/二重橋前〈丸の内〉駅1番出口から徒歩約3分 |
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