久留米市美術館の見どころ・料金・アクセスを紹介

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久留米市美術館の見どころ・料金・アクセスを紹介

福岡県久留米市にある久留米市美術館は、青木繁や坂本繁二郎をはじめ、久留米や九州にゆかりのある洋画家を軸にした展覧会を楽しめる美術館です。石橋文化センターの中にあり、美術鑑賞だけでなくバラや四季の花が彩る庭園散策まで一緒に楽しめます。

久留米市美術館を調べていると、現在の展覧会は何か、入館料はいくらなのか、開館時間や休館日はどうなっているのか、石橋美術館とは何が違うのか、青木繁や坂本繁二郎の作品を見られるのか、駐車場はあるのか、西鉄久留米駅からどう行けばいいのかなど、気になることが多いですよね。

2026年は久留米市美術館の開館10周年にあたり、10月には河北秀也の展覧会に続いて、約320点まで成長した美術館のコレクションから約100点を紹介する記念展も開催されます。この記事では、久留米市美術館の見どころ、コレクション、2026年10月の展覧会、料金、所要時間、石橋文化センター、駐車場、アクセスまでまとめて紹介します。

  • 久留米市美術館と旧石橋美術館の歴史
  • 九州洋画を中心としたコレクションの見どころ
  • 2026年10月の展覧会・料金・開館時間
  • 石橋文化センターの庭園・駐車場・アクセス
目次

久留米市美術館とは?石橋文化センターにある美術館

久留米市美術館は、久留米市野中町の石橋文化センター内にあります。現在の名称になったのは2016年ですが、美術館としての歴史は1956年に開館した石橋美術館までさかのぼります。

前身は1956年開館の石橋美術館

久留米市美術館の前身となる石橋美術館は1956年4月26日に開館しました。

石橋文化センターとともに久留米市へ寄贈したのが、株式会社ブリヂストンの創業者で久留米出身の石橋正二郎です。

石橋文化センターは、石橋正二郎がブリヂストン創業25周年を記念して郷里の久留米市へ寄贈した文化施設です。

その中核施設として誕生したのが石橋美術館でした。

つまり、現在の久留米市美術館だけを見るのではなく、石橋文化センター全体を見ると、久留米という町とブリヂストン創業者の深いつながりが見えてきます。

2016年に久留米市美術館として再スタート

石橋美術館は1977年から石橋財団が運営してきましたが、石橋文化センター開園60周年を迎えた2016年に大きな転機を迎えます。

2016年10月1日に運営が久留米市へ引き継がれ、名称も久留米市美術館へ変更されました。

改修工事を経て、同年11月19日に久留米市美術館として開館しています。

2026年は久留米市美術館として開館してから10周年という節目の年です。

石橋美術館と久留米市美術館はまったく別の場所にある施設ではありません。現在の久留米市美術館は、旧石橋美術館本館を引き継いでスタートした美術館です。

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久留米市美術館は九州洋画が大きな見どころ

久留米市美術館の特徴を一つ挙げるなら、私は「九州洋画」を押さえておきたいです。久留米は日本近代洋画を代表する画家を何人も生み出してきた土地だからです。

青木繁と坂本繁二郎を生んだ久留米

久留米は、近代日本美術を代表する青木繁と坂本繁二郎を輩出した町として知られています。

青木繁は1882年、坂本繁二郎は1882年に現在の久留米市で生まれました。

同じ久留米から同じ年に、日本近代洋画史に名を残す2人の画家が生まれたというのは面白いですよね。

さらに筑後地方からは古賀春江や髙島野十郎など、個性的な画家たちが登場しています。

久留米市美術館では、こうした筑後の画家を中心に、九州各地へ視野を広げた洋画作品の体系的な収集を進めています。

髙島野十郎の蠟燭はコレクション第1号

久留米市美術館のコレクション第1号となった作品が、髙島野十郎の《蠟燭》です。

暗闇の中に一本の蠟燭が浮かび上がる、野十郎を象徴する題材ですね。

髙島野十郎は生涯にわたり何度も蠟燭を描いていますが、久留米市美術館所蔵の作品は小皿の上に蠟燭が置かれ、さらに署名が入っているという特徴があります。

最初に購入した作品は、坂本繁二郎が1924年に描いた《放水路の雲》です。

フランスから帰国して間もない坂本が、久留米郊外の筑後川放水路上空に浮かぶ雲を描いた作品です。

こうした作品を見ると、美術館のコレクションと久留米の土地そのものがつながっていることが分かります。

所蔵作品は約320点まで成長

2016年の開館以降、久留米市美術館は九州の洋画家を中心に作品収集を続けています。

2026年には所蔵作品が約320点まで増えました。

ただし、これら約320点が常にすべて展示されているわけではありません。

美術館では企画展やコレクション展に合わせて展示作品が入れ替わります。

青木繁や坂本繁二郎など特定の画家・作品を目的に訪れる場合は、その作品が当日に展示されているとは限りません。展覧会の出品リストを事前に確認しておくのがおすすめです。

2026年10月の久留米市美術館の展覧会

2026年10月は、開館10周年記念の展覧会が続きます。ただし10月12日までの展覧会と10月24日からの展覧会が入れ替わるため、訪問日によって見られる内容が大きく変わります。

10月12日までは河北秀也 デザインの旅

2026年8月8日~10月12日は、開館10周年「ちくごist 河北秀也 デザインの旅」が開催されています。

河北秀也は1947年久留米生まれのアートディレクターです。

展覧会では、初期の代表作である地下鉄路線図や地下鉄マナーポスター、さらに1984年から40年以上続くiichiko designのポスター、ボトル、CM、雑誌広告などを通して、そのデザインの仕事を紹介しています。

いわゆる絵画中心の美術展とは少し違い、日常生活の中で目にするグラフィックデザインや広告表現を楽しめる展覧会ですね。

会期は2026年10月12日(月・祝)までです。

10月24日から開館10周年コレクション展

2026年10月24日から2027年1月11日までは、開館10周年「コレクションing コレクションをともに見る・語る」が開催されます。

開館から約10年間で集められた300点を超えるコレクションの中から、約100点を紹介する展覧会です。

髙島野十郎、坂本繁二郎をはじめ、九州・筑後にゆかりのある画家たちの作品を通して、久留米市美術館が10年間でどんなコレクションを築いてきたのかを見ることができます。

野見山暁治、尾花成春、田中千智などの作品も紹介されます。

前期は11月29日まで、後期は12月1日からとなり、会期中に展示替えも予定されています。

久留米市美術館そのものの特徴を知りたいなら、2026年10月24日からのコレクション展は特に相性がいいと思います。

10月13日から23日は2階展覧会の切り替え期間に注意

2026年10月12日に河北秀也展が終了し、次の2階展覧会は10月24日に始まります。

そのため、10月13日~23日は2階の主要展覧会を目的に訪れる場合には注意が必要です。

一方、1階ギャラリーでは10月14日から久留米市総合美術展と久留米連合文化会会員美術展が順次開催されます。

彫刻・書道・デザイン、洋画・工芸、日本画・水墨画・写真と会期ごとに部門が変わり、一般300円、高校生以下無料となっています。

訪問日によって開いている展示室や料金が異なるため、10月中旬に行く場合は特に事前確認がおすすめです。

久留米市美術館の料金

久留米市美術館には一律の常設入館料が設定されているわけではなく、展覧会によって料金が変わります。ここでは2026年10月に開催される主な2階展覧会の料金を紹介します。

2026年10月の2階展覧会は一般800円

河北秀也展と10月24日からのコレクション展は、いずれも2026年の当日料金が次のようになっています。

区分個人15名以上の団体
一般800円600円
シニア(65歳以上)500円300円
大学生400円200円
高校生以下無料無料

身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳などの交付を受けている方と介護者1名には無料制度があります。

また、上記の展覧会料金で石橋正二郎記念館も見学できます。

展覧会によって料金は変更されるため、別の時期に訪れる場合は開催中の展覧会料金を確認してください。

11月19日は10周年の開館記念日で無料

10月24日から開催されるコレクション展では、久留米市美術館の開館記念日にあたる2026年11月19日は入館無料となります。

ちょうど開館10周年の節目を迎える特別な日ですね。

通常より来館者が増える可能性があるため、ゆっくり作品を見たい場合は別の日を選ぶ方法もあります。

開館時間と休館日

久留米市美術館の基本的な開館時間は10時から17時です。月曜日を中心に休館日が設定されていますが、祝日などで変則的になる場合があります。

開館時間は10:00~17:00

基本の開館時間は10:00~17:00で、入館は16:30までです。

展示をゆっくり見たいなら、16時30分ぎりぎりではなく、遅くとも16時頃までには入館したいところです。

企画展をじっくり見る場合は、午前中や午後の早い時間から訪れると余裕があります。

基本は月曜日が休館

休館日は基本的に月曜日です。

ただし、月曜日が祝日または振替休日の場合は開館します。

そのほか年末年始や展示替えに伴う臨時休館があります。

例えば2026年10月12日は月曜日ですが祝日のため開館し、河北秀也展の最終日となっています。

「月曜日だから必ず休み」「祝日の翌日は必ず休み」と単純に判断せず、開館カレンダーを確認するのが確実です。

石橋正二郎記念館も一緒に見ておきたい

久留米市美術館へ行くなら、同じ石橋文化センター内にある石橋正二郎記念館もおすすめです。美術館が誕生した背景を知ることで、この場所の意味がより分かりやすくなります。

ブリヂストン創業者・石橋正二郎の歩みを紹介

石橋正二郎記念館では、ブリヂストン創業者である石橋正二郎の歩みや、久留米への文化的な貢献について紹介しています。

現在の記念館は、1996年に石橋美術館別館として開館した建物を改修し、2016年に再スタートした施設です。

美術館だけを見ていると「なぜ久留米にこれほど立派な文化施設があるのだろう」と思うかもしれません。

記念館まで見ると、石橋正二郎が郷里の久留米へ文化施設を寄贈した背景がつながってきます。

展覧会チケットで入館できる場合がある

2026年10月に開催される河北秀也展とコレクション展では、久留米市美術館の展覧会チケットで石橋正二郎記念館も見学できます。

せっかくなら美術館だけで帰らず、記念館まで回ってみるのがおすすめです。

展示内容にもよりますが、美術館と記念館を合わせるなら時間に余裕を持って計画しましょう。

石橋文化センターの庭園も大きな魅力

久留米市美術館の魅力は建物の中だけではありません。美術館がある石橋文化センターは緑豊かな文化施設で、庭園を散策するだけでも楽しめます。

バラや睡蓮など四季の花を楽しめる

石橋文化センターには庭園や池があり、季節ごとにさまざまな植物を楽しめます。

特に有名なのがバラです。

春と秋にはバラが見頃を迎え、美術館と庭園を目的に多くの人が訪れます。

睡蓮の池周辺には「睡蓮とバラの庭」も整備されています。

屋内で美術作品を見た後に外へ出て、庭園を歩きながら少し休憩できるのがいいですね。

秋の美術館巡りと相性がいい

10月は気温が落ち着き始め、屋外散策もしやすい時期です。

2026年は開館10周年の展覧会と秋の庭園散策を組み合わせられるので、久留米市美術館だけを短時間で見るより、石橋文化センター全体を楽しむ予定にするのがおすすめです。

花の開花状況は天候によって変わるため、バラなどを目的に訪れる場合は直前の開花情報を確認してください。

久留米市美術館の所要時間

所要時間は展覧会の規模や庭園を散策するかによって大きく変わります。美術館だけなら1時間前後、石橋文化センター全体なら2時間程度あると余裕があります。

美術館だけなら60~90分程度が目安

企画展やコレクション展を一通り鑑賞するなら、60~90分程度を一般的な目安として考えるといいでしょう。

作品の解説を丁寧に読みながら見る方なら、さらに時間が必要になることもあります。

反対に主要作品を中心に見るなら1時間以内でも回れます。

記念館と庭園まで含めるなら2時間前後

久留米市美術館に加えて石橋正二郎記念館を見学し、庭園まで散策するなら1時間30分~2時間30分程度をみておくと余裕があります。

春や秋のバラの季節なら、庭園を見る時間を長めに取るのもいいですね。

これらの時間はあくまで一般的な目安で、公式に設定された標準見学時間ではありません。

久留米市美術館の写真撮影について

美術館では作品の著作権や借用条件によって撮影ルールが変わります。撮影できる作品がある場合でも、すべての展示作品を自由に撮れるとは限りません。

展示室では当日の撮影表示を確認しよう

展覧会では、作品ごと、または展示室ごとに撮影の可否が設定される場合があります。

特に他館や個人から借りている作品は、撮影禁止となるケースがあります。

展示室入口や作品付近にある撮影可否の表示を確認し、スタッフの案内に従うのが基本です。

撮影可能な場合でも、フラッシュ、三脚、自撮り棒などが制限される可能性があります。

撮影ルールは展覧会によって異なります。作品の撮影・SNS掲載などを予定している場合は、現地の表示やスタッフの案内を優先してください。

久留米市美術館へのアクセス

久留米市美術館は西鉄久留米駅からバスで約5分とアクセスしやすい場所です。JR久留米駅や福岡空港からも路線バスで石橋文化センター前まで移動できます。

西鉄久留米駅からバスで約5分

西鉄電車を利用する場合は、西鉄久留米駅から西鉄バスで約5分です。

文化センター前バス停で下車すれば、石橋文化センターはすぐです。

西鉄福岡(天神)駅から西鉄久留米駅までは、特急利用で約30分、急行で約40分が一般的な目安となっています。

福岡市中心部から公共交通機関で日帰りしやすい美術館ですね。

JR久留米駅からバスで約15分

JRを利用する場合は、JR久留米駅から西鉄バスで約15分、文化センター前バス停で下車します。

博多駅からJR久留米駅までは九州新幹線なら約20分、快速列車なら約40分が目安です。

県外から新幹線で久留米へ入り、美術館と市内観光を組み合わせることもできます。

福岡空港から高速バスでも行ける

福岡空港からは西鉄高速バスを利用し、文化センター前まで約50分が目安です。

乗り換えを減らせるため、飛行機を利用して久留米へ向かう場合には便利なルートです。

交通時間はいずれも道路状況や列車の種類などによって変わります。

車なら久留米ICから約10分

車でもアクセスしやすく、九州自動車道久留米ICから約10分です。石橋文化センター内には有料駐車場があります。

石橋文化センターの有料駐車場を利用

車で訪れる場合は、石橋文化センター内の有料駐車場を利用できます。

美術館だけでなく文化会館や庭園など複数の施設で共用する駐車場なので、イベントが重なる日は混雑することがあります。

実際に2026年春のバラフェアや文化ホールのイベント開催日には、満車や混雑の案内が出ています。

特に春・秋のバラシーズン、大型展覧会、ホールイベントが重なる日は公共交通機関も検討したいですね。

駐車料金は現地の最新案内を確認

駐車場は有料で、利用時間や料金体系が変更される可能性があります。

駐車料金まで含めて予算を組む場合は、訪問前に石橋文化センターの最新案内を確認してください。

周辺施設への無断駐車や路上駐車は避けましょう。

久留米市美術館と合わせて久留米城跡もおすすめ

時間に余裕があれば、美術館だけでなく久留米の歴史スポットまで足を延ばしてみると、町の文化と歴史を一日で楽しめます。

有馬氏21万石の久留米城跡

久留米市には、江戸時代に久留米藩21万石を治めた有馬氏の居城久留米城跡があります。

現在は本丸跡に篠山神社が鎮座し、周囲には立派な石垣と内濠が残っています。

久留米市美術館が近代以降の久留米文化を感じられる場所だとすれば、久留米城跡は江戸時代の久留米を知る場所です。

美術と歴史の両方が好きなら、同じ日に組み合わせても面白いかなと思います。

久留米市美術館は美術と庭園を一緒に楽しめる

久留米市美術館は、単に有名作品を見るためだけの美術館ではありません。

青木繁や坂本繁二郎を生んだ久留米を起点に、筑後、そして九州へと広がっていく近代洋画の流れを知ることができるのが大きな魅力です。

1956年に石橋正二郎が寄贈した石橋文化センターと石橋美術館から始まり、2016年に久留米市美術館として再スタート。2026年には開館10周年を迎えました。

10月24日からは、約320点まで成長したコレクションの中から約100点を紹介する記念展も始まります。

美術館で九州洋画を楽しみ、石橋正二郎記念館を見学し、最後に庭園を散策する。私はこの流れで時間を取っておくのがおすすめです。

展覧会の会期、作品、入館料、開館日、駐車場、交通機関などは変更される場合があります。記事内の料金や所要時間、交通時間などの数値はあくまで一般的な目安ですので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

また、体調や身体状況に応じた移動方法、施設利用などについて個別の判断が必要な場合は、施設への事前確認を行い、最終的な判断は専門家にご相談ください。

久留米市美術館の基本情報

住所 福岡県久留米市野中町1015 石橋文化センター内
電話番号 0942-39-1131
営業時間 10:00~17:00(入館16:30までを基本)
定休日 月曜日(祝休日の場合は開館)、年末年始、展示替え等
料金 1500円
駐車場 あり
アクセス 西鉄久留米駅からバス・徒歩利用、石橋文化センター内

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