現在の皇居(こうきょ)は、東京の中心部にある、堀や巨大な石垣に囲まれた広大な公園で、東京駅からほど近い場所に位置しています。ここは日本の皇室の居所となっています。
かつてここには、1603年から1867年まで日本を支配した徳川将軍の居城、江戸城がありました。1868年に幕府が打倒され、京都から東京へと国の首都と皇居が移されました。そして1888年に新しい皇居が完成しました。この宮殿は第二次世界大戦で一度破壊されましたが、その後同じ様式で再建されました。
(江戸城 桜田門 (高麗門)↑)
皇居正門前にある広場、皇居外苑(こうきょがいえん)からは、二重橋と呼ばれる二つの橋が内部の宮殿敷地への入口を形成しています。前にある石橋は「眼鏡橋」と呼ばれ、その外観からきています。後ろの橋はかつて木製で二層になっていたことから、「二重橋」という名前が付けられました。
宮殿内部の敷地は一般には開放されていません。ただし、1月2日(新年の祝い)と2月23日(天皇誕生日)のみ、内部の宮殿敷地に入ることができ、皇室のメンバーがバルコニーに出て複数の公開行事を行います。
皇居の見学できるエリアは?
皇居周辺には、広大な自然が広がる「東御苑」と「皇居外苑」、そして予約が必要な参観エリア「皇居内」という3つのエリアが存在しています。
総面積は約230万平方メートルで、都心にありながら自然に恵まれた貴重なスポットといえます。東京駅からは徒歩約15分でアクセス可能で、周囲を囲む高層ビル群とは一線を画す、都会にあるオアシスです。
見学方法は「一般参観」と「皇居東御苑」
見学するには、皇居一般参加と皇居東御苑の2種類があります。
「皇居一般参観」とは
皇居内のコースを歩きながら、建物や景観を見学する無料のツアーで、午前と午後に各1回ずつ開催されます。
参加には申し込みが必要で「事前申請」と「当日受付」があります。当日受付は、より利便性を高めるためです。
「皇居東御苑」とは
予約なしで自由に見学ができます。皇居東御苑は、旧江戸城の一部であった本丸・二の丸・三の丸を、宮殿の建設に合わせて整備された皇居附属庭園です。
まず、大手門での手荷物検査を経て、自由に散策できます。都心にありながら自然が豊かで、広大な敷地内では時間がゆったりと流れ、心身ともにリラックスできる癒しの場所です。周囲を囲む高層ビル群からは、東京ならではの景観を楽しむことができます。
東京皇居の情報
公式サイト | 宮内庁 |
住所 | 〒100-8111 東京都千代田区千代田1−1 |
営業時間 | 9時00分~11時15分 13時30分~14時45分定休日:日曜日、月曜日 |
料金 | 無料 |
電話番号 | 0332131111 |
良くある質問 | ー |