【現在閉業】資生堂アートハウスは閉館!歴史・建築・展示の魅力

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【現在閉業】資生堂アートハウスは閉館!歴史・建築・展示の魅力

静岡県掛川市にあった資生堂アートハウスは、化粧品メーカーの資生堂が運営していた美術館です。近現代の日本画や洋画、彫刻、工芸品などを鑑賞できる文化施設として親しまれてきましたが、2026年7月4日をもって閉館しました。

資生堂アートハウスについて、現在も見学できるのか、入館料は無料なのか、どのような展覧会が開催されていたのか、気になる方も多いのではないでしょうか。また、建築家の谷口吉生が手がけた建物の特徴や、過去の営業時間、駐車場、掛川駅からのアクセス、資生堂企業資料館との違いについても知っておきたいところですね。

この記事では、資生堂アートハウスの閉館理由や歴史、所蔵作品、最後の展覧会、建築の見どころを振り返ります。あわせて、資生堂ギャラリーとの関係や、掛川市で現在楽しめる美術館・観光スポットも紹介します。

  • 資生堂アートハウスの閉館日と現在の状況
  • 美術館の歴史と近現代美術・工芸コレクション
  • 谷口吉生が設計した建築と最後の展覧会
  • 過去の入館情報・アクセスと周辺観光
目次

資生堂アートハウスは2026年7月4日に閉館

資生堂アートハウスを調べるうえで、最初に知っておきたいのが閉館に関する情報です。以前は無料で美術作品を鑑賞できる施設でしたが、現在は通常の美術館として利用できません。

資生堂アートハウスは現在も見学できる?

資生堂アートハウスは、2026年7月4日をもって閉館しました。

そのため、現在は一般の来館者が館内の展示を見学することはできません。

以前の観光案内や旅行サイトには、入館無料、開館時間10時から16時30分などの情報が掲載されている場合があります。

しかし、これらは閉館前の情報です。

現在の営業案内ではないため、間違えて訪れないように注意しましょう。

また、建物が残っている場合でも、敷地内への立ち入りや外観の見学が自由に認められているとは限りません。

建築を目的に現地へ向かう場合も、管理者の案内を確認する必要があります。

閉館した理由は?

資生堂アートハウスの閉館は、資生堂の文化芸術支援活動の再編に伴うものです。

資生堂は、企業活動から生まれた文化資産や美術品などのコレクションを、より多くの国内外の人々に発信する方針を示しました。

その一環として、アート支援活動を東京・銀座の資生堂ギャラリーに集約することになりました。

これに伴い、掛川市の資生堂アートハウスは閉館しました。

長年にわたり美術作品を公開してきた施設だけに、閉館を残念に感じる方も多いのではないでしょうか。

資生堂企業資料館も閉館している

資生堂アートハウスの近くには、資生堂企業資料館もありました。

こちらは資生堂の歴史や広告、商品パッケージなどを紹介する施設でしたが、2025年11月29日をもって閉館しています。

つまり、資生堂アートハウスと資生堂企業資料館は、どちらも現在は閉館しています。

以前は両施設をあわせて見学できましたが、現在はそのような観光プランを組むことはできません。

掛川市内で美術館や博物館を訪れたい場合は、ほかの文化施設を検討するとよいでしょう。

周辺観光

合わせて行きたい観光スポット

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資生堂アートハウスとは?歴史と特徴

資生堂アートハウスは、1978年に開設された美術館です。資生堂が長年にわたって取り組んできた芸術文化支援活動を背景に、近現代の優れた美術作品を収集・公開してきました。

1978年に開設された企業美術館

資生堂アートハウスは、1978年に静岡県掛川市で開設されました。

運営していたのは、化粧品メーカーとして知られる資生堂です。

資生堂は化粧品の製造・販売だけでなく、長年にわたって美術やデザインなどの文化活動にも取り組んできました。

その活動のひとつとして、資生堂アートハウスでは絵画や彫刻、工芸品などの収集・保存・公開が行われていました。

また、2002年にはリニューアルが行われ、美術館としての機能がさらに充実しました。

閉館まで40年以上にわたって活動を続け、掛川市を代表する文化施設のひとつとして親しまれてきました。

資生堂ギャラリーとの関係

資生堂アートハウスのコレクションを理解するうえで重要なのが、東京・銀座にある資生堂ギャラリーです。

資生堂ギャラリーは、1919年に開設された歴史あるギャラリーです。

資生堂は、ここを舞台にさまざまな美術展を開催し、芸術家たちの活動を支援してきました。

資生堂アートハウスでは、資生堂ギャラリーで開催された椿会美術展や現代工藝展などに出品された作品を中心に収集・公開していました。

そのため、両施設は別々の場所にありながら、資生堂の芸術文化支援という共通の背景を持っていました。

閉館後のアート支援活動は、銀座の資生堂ギャラリーに集約されています。

資生堂が美術館を運営していた理由

資生堂は、企業活動において美やデザインを大切にしてきた会社です。

商品パッケージや広告、店舗デザインなどにも、独自の美意識が反映されてきました。

資生堂アートハウスは、そうした美への取り組みを、美術作品を通じて紹介する場所でもありました。

特に、絵画だけでなく工芸品や彫刻を幅広く扱っていた点が特徴です。

資生堂アートハウスのコレクションと展示

資生堂アートハウスでは、日本の近現代美術を中心に、絵画や彫刻、工芸品などを公開していました。特に椿会美術展や現代工藝展に関係する作品は、コレクションの重要な部分を占めていました。

日本画・洋画・彫刻のコレクション

資生堂アートハウスでは、日本画や洋画、彫刻など、幅広いジャンルの作品が収集されていました。

過去の展覧会では、上村松篁や奥村土牛、岩橋英遠などの日本画家の作品が紹介されています。

また、梅原龍三郎や牛島憲之などの洋画家の作品も展示されてきました。

こうした作品を通じて、日本の近現代美術の多様な表現を楽しめることが特徴でした。

ただし、すべての収蔵作品が常に展示されていたわけではありません。

展示内容は展覧会ごとに変わり、作品の保存状態などによって公開されない場合もありました。

椿会美術展と資生堂の芸術支援

椿会美術展は、資生堂の芸術文化支援を代表する活動のひとつです。

椿会は、戦後の1947年に始まった美術家たちによるグループ展です。

時代ごとに異なる芸術家が参加し、絵画や彫刻など、多様な表現を発表してきました。

資生堂アートハウスでは、こうした椿会美術展に出品された作品を収集し、一般公開していました。

作品そのものだけでなく、長年にわたる芸術家と企業の関係を知ることができた点も、この美術館の魅力でした。

陶芸・漆芸などの工芸作品

資生堂アートハウスでは、絵画や彫刻だけでなく、工芸品も重要な展示分野でした。

過去の展覧会では、陶芸や漆芸、人形などの作品が紹介されています。

例えば、陶芸では田村耕一や十四代今泉今右衛門、漆芸では増村益城や田口善國などの作品が取り上げられてきました。

工芸品は、器や道具としての実用性と、美術作品としての美しさを兼ね備えているところが魅力です。

資生堂アートハウスでは、こうした工芸作品を日常生活の空間と結びつけて紹介する展示も行われていました。

工藝を我らに展の魅力

工藝を我らに展は、資生堂の工芸文化への取り組みを象徴する展覧会です。

陶芸や漆芸などの工芸作品を、単に鑑賞するだけでなく、生活の中でどのように使うのかという視点から紹介していました。

例えば、器に料理を盛り付けた様子や、家具と組み合わせた展示などを通じて、工芸品の実用的な魅力も伝えていました。

美術館の展示ケースの中にある作品を、普段の暮らしと結びつけて考えられる点が面白いですね。

資生堂アートハウスの建築と谷口吉生

資生堂アートハウスは、展示作品だけでなく、建物そのものも高く評価されていました。建築家の高宮眞介と谷口吉生が設計を手がけ、1970年代を代表するモダニズム建築のひとつとして知られています。

建築家・谷口吉生と高宮眞介が設計

資生堂アートハウスの建築は、高宮眞介と谷口吉生の設計によるものです。

谷口吉生は、美術館や博物館の設計で知られる建築家です。

代表的な作品には、ニューヨーク近代美術館の新館や、東京国立博物館の法隆寺宝物館などがあります。

資生堂アートハウスは、谷口吉生が手がけた初期の代表的な建築作品のひとつです。

また、共同設計者の高宮眞介も、建築家として数多くの作品を残しています。

両者によって設計された建物は、美術作品を展示するための空間であると同時に、建築そのものを鑑賞する価値を持っていました。

曲面ガラスと銀色の外観

資生堂アートハウスの建物は、銀色を基調とした外観が特徴でした。

外壁にはラスター釉タイルが使用され、曲面ガラスとコンクリート打ち放しの壁が組み合わされていました。

また、曲面で構成された部分と、直線的な平面で構成された部分が対比されていました。

建物の中央にはS字形のホールが設けられ、異なる空間をつなぐ構成になっていました。

曲面ガラスには周囲の風景が映り込み、外観の印象を変化させる効果もありました。

日本建築学会賞とJIA25年賞

資生堂アートハウスの建築は、1979年度の日本建築学会賞(作品)を受賞しています。

また、2010年にはJIA25年賞を受賞しました。

JIA25年賞は、完成から長い年月を経ても建築としての価値を保ち、社会や地域に貢献してきた建物を評価する賞です。

このように、資生堂アートハウスは、美術館としての活動だけでなく、建築作品としても高く評価されてきました。

閉館した現在も、建築史の観点から重要な施設として語られる存在です。

資生堂アートハウスの最後の展覧会

資生堂アートハウスでは、閉館前の2026年に最後の展覧会が開催されました。資生堂との関わりが深い美術家の作品や、工芸品を中心とした展示が行われました。

小村雪岱展「江戸を夢見る」

最後の展覧会のひとつが、小村雪岱展「江戸を夢見る」です。

小村雪岱は、明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家・装幀家・挿絵画家です。

日本画だけでなく、書籍の装幀や挿絵、舞台美術など、幅広い分野で活動しました。

また、小村雪岱は資生堂の意匠部に所属していた時期があり、資生堂のデザイン文化とも深い関係があります。

特に、資生堂書体や和文ロゴタイプの形成に関わった人物のひとりとして知られています。

最後の展覧会では、こうした小村雪岱の作品を通じて、資生堂と美術・デザインの関係を振り返ることができました。

工藝を我らに2026「美しく暮らす、四季のしつらえ」

最後の展覧会では、工藝を我らにセレクション2026「美しく暮らす、四季のしつらえ」も開催されました。

この展覧会では、四季の暮らしと工芸品の関係に注目した展示が行われました。

器や工芸品を生活の中でどのように楽しむかという視点は、資生堂アートハウスが長年大切にしてきたテーマのひとつです。

最後の展覧会にふさわしく、美術作品と暮らしの美しさを結びつける内容でした。

最後の展覧会の開催期間

最後の展覧会は、2026年3月12日から7月4日まで開催されました。

なお、当初の観光案内では6月27日を閉館日としていたものもありますが、資生堂の最終的な公式発表では、2026年7月4日が閉館日とされています。

項目内容
最後の展覧会小村雪岱展「江戸を夢見る」
同時開催工藝を我らにセレクション2026
開催開始2026年3月12日
最終閉館日2026年7月4日
入館料無料
現在の状況閉館済み

資生堂アートハウスの過去の入館料金と営業時間

資生堂アートハウスは閉館しましたが、以前の利用情報を知りたい方もいると思います。ここでは、閉館前の入館料金や営業時間、アクセスなどを振り返ります。

入館料金は無料だった

資生堂アートハウスは、入館無料の美術館でした。

企画展や所蔵作品展などを、原則として無料で鑑賞できたことが特徴です。

近現代美術や工芸作品を気軽に楽しめる文化施設として、多くの人に親しまれてきました。

ただし、現在は閉館しているため、無料で入館できるわけではありません。

閉館前の営業時間と休館日

閉館前の資生堂アートハウスでは、10時から16時30分までの営業時間が設定されていました。

最終入館は16時でした。

また、最後の展覧会の期間中は、木曜日から土曜日を中心に開館していました。

項目閉館前の情報
開館時間10:00〜16:30
最終入館16:00
開館日木曜日〜土曜日を中心に営業
入館料無料
現在2026年7月4日をもって閉館

これらは過去の利用情報であり、現在の営業案内ではありません。

資生堂アートハウスへのアクセスと駐車場

資生堂アートハウスは、静岡県掛川市下俣にありました。現在は閉館していますが、所在地や過去の交通アクセスについて紹介します。

JR掛川駅からのアクセス

資生堂アートハウスの最寄り駅は、JR掛川駅です。

掛川駅南口から徒歩約20分、タクシーでは約5分の場所にありました。

また、掛川市の市街地循環バス南回りを利用し、資生堂アートハウス入口バス停で下車する方法もありました。

バス停からは徒歩で移動する必要があり、途中には坂道もあります。

ただし、現在は施設が閉館しているため、美術館見学を目的に訪れることはできません。

車でのアクセスと駐車場

車で訪れる場合は、東名高速道路の掛川ICから約7分が目安でした。

また、新東名高速道路の森掛川ICからは約30分の距離にありました。

閉館前には来館者向けの駐車場が設けられていました。

ただし、現在の駐車場の利用条件や敷地への立ち入りについては、一般公開されていた当時とは異なる可能性があります。

閉館した施設の駐車場を観光目的で利用することは避けましょう。

資生堂アートハウス周辺で楽しめる観光スポット

資生堂アートハウスは閉館しましたが、掛川市内には現在も楽しめる観光施設があります。美術館や歴史的建造物など、興味に合わせて訪問先を選ぶとよいでしょう。

掛川城

掛川城は、掛川市の中心部にある歴史的なお城です。

戦国時代には山内一豊が城主を務めたことで知られています。

現在の天守閣は1994年に木造で復元されたもので、城郭建築の魅力を楽しめます。

また、周辺には掛川城御殿などの歴史的建造物もあります。

掛川駅から徒歩でアクセスしやすいため、掛川観光の中心的なスポットとしておすすめです。

掛川市二の丸美術館

掛川市二の丸美術館は、掛川城の近くにある美術館です。

日本画や工芸品などの作品を紹介する展覧会が開催されています。

資生堂アートハウスで工芸品や近現代美術に興味を持った方にも、楽しみやすい施設だと思います。

ただし、展覧会の内容や開館日、観覧料金は時期によって変わります。

訪問前に開催中の展覧会を確認しておきましょう。

掛川花鳥園

掛川花鳥園は、掛川市にある花と鳥をテーマにした施設です。

園内では、さまざまな鳥を観察したり、季節の花を楽しんだりできます。

屋内エリアも充実しているため、天候に左右されにくい観光スポットです。

また、家族連れやカップルにも人気があります。

掛川駅から比較的近く、公共交通機関を利用した観光にも組み合わせやすい施設です。

資生堂アートハウスの基本情報

最後に、資生堂アートハウスの所在地や開館年、閉館日、建築の特徴などをまとめます。現在は閉館しているため、過去の施設情報として確認してください。

基本情報一覧

項目内容
名称資生堂アートハウス
読み方しせいどうアートハウス
所在地静岡県掛川市下俣751-1
開館年1978年
リニューアル2002年
閉館日2026年7月4日
現在の状況閉館済み
運営株式会社資生堂
主な収蔵分野日本画・洋画・彫刻・陶芸・漆芸など
建築設計高宮眞介・谷口吉生
建築関連の受賞歴日本建築学会賞(作品)・JIA25年賞
閉館前の入館料無料
閉館前の開館時間10:00〜16:30
JR掛川駅から徒歩約20分
東名高速掛川ICから車で約7分
電話番号0537-23-6122
公式サイトhttps://corp.shiseido.com/art-house/jp/

まとめ|資生堂アートハウスが残した美術と建築の魅力

資生堂アートハウスは、1978年に静岡県掛川市で開設された美術館です。

近現代の日本画や洋画、彫刻、工芸品などを収集・公開し、資生堂の芸術文化支援活動を紹介する重要な役割を担ってきました。

また、高宮眞介と谷口吉生が設計した建物は、モダニズム建築として高く評価され、日本建築学会賞やJIA25年賞を受賞しています。

しかし、資生堂の文化芸術支援活動の再編に伴い、2026年7月4日をもって閉館しました。

現在は通常の美術館として見学できませんが、資生堂が長年にわたって育んできた美術とデザインの歴史を知るうえで、重要な施設だったといえるでしょう。

掛川市で美術館巡りを楽しみたい場合は、掛川市二の丸美術館など、現在も公開されている施設を検討してみてください。

なお、施設の公開状況や文化財の保存、建物への立ち入りなどに関する正確な情報は公式サイトをご確認ください。安全面や施設利用について判断が難しい場合は、施設の管理者や関係する専門家にご相談ください。

資生堂アートハウスの基本情報

住所 静岡県掛川市下俣751-1
電話番号 0537-23-6122
営業時間 10:00~16:30(入館16:00まで)
定休日 日~火曜日、展示替え期間、夏季・年末年始等。最新開館日を確認
駐車場 あり
アクセス JR掛川駅から車約5分

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