- 赤城山の特徴や名称の由来
- 赤城山へのアクセス方法
日本百名山の赤城山 (Akagiyama)
赤城山は群馬県の地図で言うとほぼ中央に位置する場所にある複成から形成される山で、日本百名山および関東百名山に数えられる名峰と呼ばれてます!
ただ実際には赤城山という呼び名の山は無くて、エリア全体の山を赤城山と呼んでいるようです。標高1,828mの黒檜山を主峰とし、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山などからなる火山群となっています。
赤城山は太平洋プレートとオホーツクプレートの沈み込みによって形成された島弧型火山で、カルデラ湖を伴う複成火山で、山頂には約80万m²の大沼と呼ばれるカルデラ湖があり、周囲には原生林が広がっています。
東京からも100キロほどの距離感の為、登山をする為に日帰りで訪れる人気の山になっています。
赤城山の由来
赤城山と呼ばれるようになった由来はいくつかあるといわれています。
- 豊城入彦命関連説
- 赤色説
- 赤城の伝説
由来①豊城入彦命関連説
上野国の豪族上毛野氏が祖先の名を求め、「吾が城」と呼んだことが訛って「アカギ」になったとされた?
由来②赤色説!
山が赤く見えることから「あかき」山となった。特に秋の紅葉時には全山が赤くなる事からそう命名された?
由来③伝説から!
男体山との戦いで流した血で山が赤く染まったことから「赤き」が転じたという伝説から?
歴史を紐解くと万葉集では『クロホ』と呼ばれていたと記載があるようです。
赤城山由来のまとめ
平安時代の『続日本後記』では初めて赤城という名称が登場している為、何かしらの時代背景があったと容易に想像する事ができます。
一般的には、赤色説がもっとも直接的な自然現象に基づいている事から広く受け入れられているようです。
赤城山の季節ごとの魅力
- 春は5月下旬から6月中旬にかけて、14種類10万株のツツジが咲き誇る
- 夏はボートやキャンプが楽しめる
- 秋は紅葉とワカサギ釣り
- 冬は氷上のワカサギ釣り、雪山登山
赤城山の春の魅力
【赤城南面千本桜】約1,400本の桜が咲く美しい桜並木で、春には桜祭りも開催されます。特に菜の花との共演が見どころで、この時期は全国各地から観光客が訪れます。有料の臨時駐車場も多く用意されますが、かなり渋滞します。
【赤城自然園】タクリやシラネアオイ、シャクナゲなど多様な花々が次々と開花し、訪れるたびに新しい発見があります!訪れる多くの方が登山や写真撮影を楽しみます。
【ハイキング】赤城山は登山やハイキングに最適で、覚満淵や大沼周辺には整備された遊歩道が人気となっています。特に覚満淵は平坦なコースなので、家族連れにも適しています!ハイキングや歩け歩けのチームやサークルも近県から遠征で訪れます。
【ボート遊び】大沼ではボートを楽しむことができ、湖上からの景色は格別です。春の穏やかな気候の中でリラックスでき時間が過ぎるのを忘れてしまうほどの非現実を楽しめます。
【覚満淵】3月には水芭蕉が咲き、5月には新緑、6月にはレンゲツツジが見頃を迎えます。湿原特有の植物や美しい景観が楽しめる場所です。時期によって違う表情を見せてくれるのが赤城山の魅力!
赤城山の夏の魅力
- 涼しい気候
- 花々の観賞
- 水上アクティビティ
- キャンプ
- 遊歩道
- 覚満淵
- らんたん祭り
涼しい気候
赤城山は標高が高く、夏でも下界より約10度低い気温を保つため、軽井沢にも負けないほど避暑地として人気があります。ただ赤城山エリアに入ると、近くに食事や買い物できる場所が少なくなるので買い物は済ませてから目的地へ向かおう!
花々の観賞
夏には色とりどりの高山植物が咲き誇り、特に覚満淵周辺では様々な花を見ることができます。梅雨の時期には夏の花々が咲き始めるのでこの時期にしか魅力に多くの人が訪れます。
水上アクティビティ
赤城大沼ではボートやカヌーなどの水上アクティビティが楽しめ、家族連れや友人同士でのレクリエーションに最適!冬にはない魅力のひとつ。
キャンプ
大沼周辺にはキャンプ場も整備されており、宿泊体験が可能で大自然を最大限に楽しむ事が出来ます。オートキャンプ場もあります。群馬の人も毎週のように通う人がいるほど人気の山です。
遊歩道
大沼を一周する約1時間30分の遊歩道が整備されており、新緑や紅葉の季節にはハイキングを楽しむことができます。もちろんですが、この時期も人気です!
覚満淵
周囲0.8kmほどの小さな湿原で、木道が整備されているため、気軽に散策できるスポットで、四季折々の風景が楽しめるのが魅力!覚満淵は毎月訪れる人もいるくらい人気の場所です。
らんたん祭り
例年夏に行われるイベントで文化や屋台などが体験できるイベントが開催されます。毎年2日間だけ開催され両日ともに18時頃かららんたんに灯りが点灯されます。その風景を見ながらグルメを楽しむのが非日常を体験できます。
赤城山の秋の魅力
- 紅葉
- 散策とハイキング
- 覚満淵
- 赤城神社の祭り
紅葉
赤城山の紅葉は例年10月中旬から11月下旬にかけて楽しめます。標高差が1,000mあるため、場所によって見ごろが異なり、長い期間紅葉を楽しむことができます。2024年は紅葉が11月中旬頃から12月初旬が紅葉の時期だったので、来る前に紅葉情報のチェックは忘れずに!
散策とハイキング
大沼周辺には遊歩道が整備されており、紅葉を見見ながら策が楽しめるようになっていて大沼を一周するコースは約1時間30分で、自然を満喫しながら考え事をするもよし、何も考えないもよし!自分だけの時間を楽しめます。
覚満淵
この湿原では草紅葉も見ることができ、四季折々の風景を楽しむことができます。特に秋には色鮮やかな木々に囲まれた静かな散策が魅力です。春夏秋冬を通してこの時期が一番人気かもしれません。
赤城神社の祭り
秋には赤城神社で例祭や収穫感謝祭が行われ、郷土芸能や武者行列などの奉納神事が行われます。地域の伝統文化を体験できる貴重な機会です。毎年16時半頃まではやっているようです。
赤城山の冬の魅力
- 銀世界の風景
- 湖沼の氷結
- 雪山の登山
- スノーシューやネイチャーウォッチング
- 鳥居峠
銀世界の風景
12月下旬から3月にかけて、山頂は一面の銀世界に変貌します。山頂湖は全面結氷し、峰々は雪に覆われ、木々は樹氷で白く輝きます。もちろんですが、車道も凍結のリスクがあるのでスタッドレスタイヤに変更がおすすめ。
湖沼の氷結
大沼、小沼は標高が高いため(大沼は1,345m)、毎年湖面が凍結します。氷上散策やワカサギ釣りが楽しめます。ただ安全確保の為に氷の厚みが15センチ以上になったのを確認ができたら解禁されるように漁協組合で決められているようです。
いつ行っても体験できるわけではないので、気をつけて下さい。
雪山の登山
初心者でも比較的安全に楽しめる雪山として知られているので、全国各地からこの時期を狙って訪れる方も多いようです。
スノーシューやネイチャーウォッチング
大沼・小沼・覚満淵周辺で冬の自然を満喫できます。スノーシューとは日本で言うかんじきで雪道を歩く靴の事です。
小学の低学年から体験する事が出来るので普段は雪と縁がない地域に住んでる方には人気。スノーシューもレンタルできるので安心です。
スノーシューのレンタル予約は:027-287-8402 (県立赤城公園ビジターセンターまで)
鳥居峠
大沼や覚満淵を一望でき、白銀の世界が広がります。関東平野や遠くの山々も見渡せるのも魅力ですが、雲海を見る事が出来るし冬だけのは日の出のスポットにもなります!
赤城山の情報
公式サイト | 群馬県公式サイト |
住所 | 群馬県前橋市富士見町赤城山 |
営業時間 | なし |
料金 | なし |
電話番号 | 027-287-8402 (県立赤城公園ビジターセンター) |
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