
さいたま水族館は、埼玉県羽生市の羽生水郷公園にある淡水魚を中心とした水族館です。海の魚を集めた大型水族館とは雰囲気がかなり違い、埼玉県の川や池に暮らす身近な生き物をじっくり観察できます。
さいたま水族館の見どころを調べていると、どんな魚がいるのか、コツメカワウソは見られるのか、ムサシトミヨとはどんな魚なのか、子どもでも楽しめるのかといったことが気になりますよね。料金や営業時間、所要時間、駐車場、羽生水郷公園と一緒に楽しめるのかを知ってから出かけたい人も多いと思います。
館内では埼玉県内で確認されている魚類の多くが飼育されていて、荒川や利根川水系を身近に感じられる展示が続きます。希少な淡水魚や水生植物、屋外の魚たち、コツメカワウソまで見られるので、単純に水槽を眺めるだけではない面白さがあります。
この記事では、さいたま水族館で私が注目したい展示や生き物を中心に、子どもとの楽しみ方、料金、営業時間、アクセス、羽生水郷公園と組み合わせた過ごし方まで紹介します。
- さいたま水族館ならではの淡水魚展示
- ムサシトミヨやコツメカワウソなど注目したい生き物
- 子どもと楽しめる展示や屋外エリア
- 料金・営業時間・アクセスと羽生水郷公園の楽しみ方
さいたま水族館は埼玉の川を知る水族館

さいたま水族館で最初に知っておきたいのが、海の生き物を中心に展示する一般的な水族館とは少し方向性が違うことです。埼玉県に生息する淡水魚を中心に展示しているため、普段何気なく見ている川の中をのぞいているような感覚で楽しめます。
埼玉県に生息する魚をじっくり観察できる
さいたま水族館では、埼玉県内で確認されている魚類約90種類のうち、およそ70種類を飼育しています。
さらに両生類や爬虫類、甲殻類などを含めると、館内で展示されている生き物は約130種1200点。淡水魚を中心とした水族館として見ると、かなりいろいろな生き物に出会えます。
展示を見ていると、名前を聞いたことのある魚だけでなく、「埼玉にこんな魚がいたんだ」と感じる生き物も出てきます。
海の水族館では普段の生活と展示されている生き物が少し離れていることがありますが、さいたま水族館の場合は違います。荒川や利根川水系など、埼玉県内を流れる川とつながる魚が主役なので、自分たちの身近な水辺にも生き物の世界が広がっていることを感じられるのが面白いところです。
さいたま水族館では、大きな魚だけを探すよりも、水槽の解説を読みながら「この魚はどんな場所に暮らしているんだろう」と見ていくと楽しみが広がります。
川の上流から下流へ進むように魚を見る
淡水魚といっても、すべての魚が同じ環境に暮らしているわけではありません。
水の流れが速い上流域と、流れが穏やかになる下流域では、暮らしている魚の種類も変わります。川とつながる池や沼、水田、水路などにも、それぞれの環境を好む生き物がいます。
さいたま水族館では、こうした河川環境と魚の関係を意識しながら展示を見られるのが特徴です。
魚の名前だけを覚えようとすると少し難しく感じますが、「この魚は流れの速いところにいるんだ」「こっちは下流にいる魚なんだ」という見方なら分かりやすいですね。
子どもと訪れたときも、生き物探しのような感覚で水槽をのぞいていくと楽しみやすいと思います。
ムサシトミヨなど希少な生き物に注目
身近な淡水魚を見られる一方で、さいたま水族館には全国的に見ても珍しい生き物が展示されています。特に埼玉県との関わりが深い希少種は、この水族館を訪れたら見ておきたいところです。
埼玉県だけに生息するムサシトミヨ
さいたま水族館を訪れたら探してほしい魚がムサシトミヨです。
ムサシトミヨは現在、地球上で埼玉県にのみ生息している希少な淡水魚です。派手な色をした大きな魚ではなく、小さく控えめな姿をしています。
だからこそ、知らずに水槽を見ると通り過ぎてしまうかもしれません。
しかし、生息している場所や置かれている状況を知ってから見ると印象が変わります。さいたま水族館では希少種の保護や繁殖、広報活動にも取り組んでいるため、単に珍しい魚を展示しているだけではありません。
ムサシトミヨは2026年に新種として正式に記載されました。長い間知られてきた魚でありながら、分類学上あらためて位置付けられたという経緯も興味深いですね。
大きな水槽の迫力とは違い、小さな魚の背景を知ることで面白くなるのが淡水魚水族館の魅力です。ムサシトミヨを見るときは、魚の大きさだけでなく「なぜこの魚が大切に守られているのか」にも注目してみてください。
国指定天然記念物のミヤコタナゴ
もうひとつ注目したいのがミヤコタナゴです。
ミヤコタナゴは国の天然記念物に指定されている淡水魚で、さいたま水族館が保護や繁殖に取り組んでいる希少種のひとつです。
タナゴの仲間は小さな魚なので、大型魚のような迫力はありません。しかし水槽の近くまで寄って体の形や泳ぎ方を観察していると、小さな淡水魚ならではの繊細さがあります。
こうした魚が暮らせる環境そのものが減っていることを考えると、水族館で生き物を見ることが、そのまま身近な自然環境を考えるきっかけにもなります。
魚だけではなくムジナモも見ておきたい
さいたま水族館では動物だけではなく、珍しい水生植物にも注目です。
その代表がムジナモです。
ムジナモは水中で小さな生き物を捕らえる水生食虫植物です。羽生市には国内でも非常に貴重なムジナモの自生地があり、羽生水郷公園という場所そのものとも深い関係があります。
食虫植物というと陸上の植物を思い浮かべやすいですが、水中にもこうした植物があると知ると面白いですよね。
魚だけを追いかけていると見落としやすいので、館内では植物の展示や解説にも少し目を向けてみてください。
コツメカワウソの「カワウソの渓流」も楽しみ
淡水魚が中心のさいたま水族館ですが、現在は魚以外にも人気の生き物がいます。館内を一通り見たら、専用展示エリアにも足を運んでみてください。
水族館初の哺乳類展示となったコツメカワウソ
専用展示エリア「カワウソの渓流」では、コツメカワウソを見ることができます。
さいたま水族館にとってコツメカワウソは初めての哺乳類展示です。
魚とは違って表情や動きが分かりやすく、活発に動いているタイミングでは、展示エリアの中を移動したり水に入ったりする姿を見ることができます。
私は水族館でカワウソを見ると、つい泳いでいる姿を待ってしまいます。水中に入った瞬間に動きが一気に変わるので、陸上にいるときとの違いを見るのも楽しいですね。
ただし、生き物なのでいつでも活発に動いているとは限りません。休んでいることもありますし、天候や健康状態によって公開時間が変更される場合もあります。
コツメカワウソを見るときは、窓ガラスをたたいたり展示エリアへ物を投げ入れたりせず、静かに観察しましょう。公開状況は生き物の健康状態などによって変更される場合があります。
屋外の池では大きな魚を間近に感じられる
さいたま水族館は建物の中だけで終わりではありません。敷地内にはコイ池やチョウザメ池などがあり、屋外でも魚を観察できます。館内の小さな淡水魚を見たあとに外へ出ると、魚の大きさの違いも楽しめます。
コイ池では魚との距離が近い
屋外のコイ池では、大きなコイが泳いでいる姿を近くから見ることができます。
水槽のガラス越しではなく、水面を上から直接のぞけるので、魚との距離感が館内とはかなり違います。
販売されている専用のエサを利用できる場合には、魚が集まってくる様子も見られます。大きな魚が水面近くまでやってくるので、子どもにも分かりやすい楽しさがありますね。
ただし、池の魚には施設で販売されているエサ以外を与えないようにしましょう。
チョウザメ池では独特の姿を観察
チョウザメ池も立ち寄っておきたい場所です。
チョウザメという名前からサメの仲間を想像してしまいますが、一般的な海のサメとはまったく別の淡水魚です。
細長い体や独特な口元など、普通のコイとはかなり違った姿をしています。
さいたま水族館では時期によってチョウザメの餌やり解説などのイベントも行われています。開催日に合えば、魚を見るだけでは分からない特徴を聞きながら観察できます。
館内を見終えたらそのまま帰らず、コイ池やチョウザメ池など屋外展示まで歩いてみてください。屋内と屋外を合わせて回ることで、さいたま水族館らしさを感じやすくなります。
子どもと一緒なら体験やイベントもチェック
さいたま水族館は、生き物を静かに眺めるだけでなく、子どもが興味を持ちやすい体験や解説イベントが行われることがあります。開催内容は時期によって変わるため、訪問日のイベントを確認しておくと楽しみが増えます。
生き物に触れながら観察できることもある
館内ではカメやアメリカザリガニなど、生き物を身近に観察できる展示があります。
実際に触れられる展示では、見るだけでは分からない甲羅の感触や生き物の動きを感じられるので、子どもには印象に残りやすいと思います。
ただし、生き物はおもちゃではありません。強くつかんだり追い回したりせず、館内の案内に従って優しく扱うことが大切です。
展示内容や触れ合いの実施状況は、生き物の状態などによって変わる場合があります。
飼育員の解説を聞くと水槽の見え方が変わる
さいたま水族館では、飼育員と館内を巡る探検ツアーや、生き物について紹介する解説イベントなどが開催されることがあります。
普通に水槽を見ているだけでは気付かなかった魚の特徴や、飼育員だから分かる行動などを聞けるのが面白いところです。
「魚の名前をたくさん覚えなければ」と考える必要はありません。気になった魚について少し詳しく知るだけでも、その後の水槽の見え方が変わります。
イベントは毎日同じ内容で開催されるわけではないため、参加したい場合は当日のスケジュールを確認しておきましょう。
羽生水郷公園まで含めて遊べる
さいたま水族館があるのは、自然をテーマにした羽生水郷公園の中です。水族館だけを見て帰ることもできますが、天気が良ければ公園まで含めて予定を組んだほうが、この場所の魅力を感じやすいと思います。
水族館の前後に公園を散策できる
羽生水郷公園には池や広場などがあり、水辺の自然を感じながら散策できます。
水族館で埼玉の淡水魚を見てから公園を歩くと、池や水路を見る目も少し変わります。
水族館ではガラス越しに観察していた生き物たちも、本来はこうした水辺の環境とつながって暮らしているんですよね。
さいたま水族館が「遊びの中で自然を学ぶ」ことを目的とする公園の中にあるのも、この流れで歩いてみると分かりやすいです。
一日中水族館だけを見るタイプの施設ではない
さいたま水族館は、巨大水槽やイルカショーを中心にした大型水族館ではありません。
そのため、大都市の大型水族館と同じような規模を想像して訪れると、コンパクトに感じる人もいるでしょう。
ただ、ここでは規模の大きさよりも、埼玉の川に暮らす生き物を近い距離で観察できることに魅力があります。
水族館で生き物を見て、公園を歩き、屋外展示をのぞく。そんな過ごし方が合っています。
小さな子どもを連れて大型施設を一日歩き回るのが大変な家庭にとっても、予定を組みやすい場所かなと思います。
さいたま水族館の料金と営業時間
さいたま水族館は通常期間と特別企画展の開催期間で入館料金が変わります。また、冬季は閉館時間が早くなるので、訪問時期に合わせて確認しておきましょう。
通常期間と特別企画展で料金が変わる
通常期間の入館料金は、大人が400円、小・中学生が100円、未就学児は無料です。
特別企画展の開催期間中は、大人500円、小・中学生200円となります。
| 区分 | 通常期間 | 特別企画展期間 |
|---|---|---|
| 大人(高校生以上) | 400円 | 500円 |
| 小・中学生 | 100円 | 200円 |
| 未就学児 | 無料 | 無料 |
特別企画展の開催時期は年度によって異なります。料金を重視して予定を立てる場合は、訪問日が特別企画展期間に含まれているか確認しておくと安心です。
冬季は閉館時間が早くなる
2月1日から11月30日までの開館時間は9時30分から17時までで、最終入館は16時30分です。
12月1日から1月31日までは9時30分から16時30分までとなり、最終入館は16時です。
屋外展示や羽生水郷公園まで歩く予定なら、閉館間際ではなく時間に余裕を持って訪れたほうが楽しみやすいでしょう。
休館日は月によって異なり、年末年始にも休館日があります。訪問日が決まったら事前に営業カレンダーを確認してください。
さいたま水族館へのアクセス
さいたま水族館は埼玉県羽生市にあります。羽生水郷公園と同じ場所にあるため、車で向かう場合は羽生水郷公園を目的地として探しても分かりやすいでしょう。
所在地は埼玉県羽生市三田ヶ谷
所在地は埼玉県羽生市三田ヶ谷751-1です。
水族館は羽生水郷公園内にあり、周辺は市街地中心部とは少し雰囲気が違います。公園と水族館をまとめて利用する人が多いため、休日やイベント開催日は時間に余裕を持って向かうと安心です。
車で訪れる場合は駐車場の利用時間にも注意してください。水族館の開館時間と公園施設の利用時間が必ずしも同じとは限りません。
公共交通機関では事前に経路を確認
電車だけで水族館の入口まで直接アクセスできる場所ではないため、公共交通機関を利用する場合は駅から先の移動方法まで確認しておく必要があります。
特に帰りの時間は重要です。行きのルートだけを調べるのではなく、利用する交通機関の運行時刻まで確認してから出かけると安心ですね。
入館料金、営業時間、休館日、展示される生き物、イベント、交通機関の運行状況などは変更される場合があります。掲載している数値は訪問計画を立てる際の一般的な目安として考え、正確な情報は公式サイトをご確認ください。健康面や移動・介助などに不安がある場合は施設へ事前に確認し、必要に応じて医療・介助などの専門家に相談したうえで最終的な判断をしてください。
さいたま水族館は身近な川の中を知るのが面白い
さいたま水族館には、巨大な海洋水槽とは違う楽しさがあります。
埼玉県の川に暮らす魚を追いながら館内を歩き、ムサシトミヨやミヤコタナゴといった希少な生き物を知り、屋外ではコイやチョウザメを観察する。さらにコツメカワウソまで見られるので、コンパクトながら展示には変化があります。
私が特に面白いと思うのは、普段何気なく見ている川の中に、これだけ多様な生き物が暮らしていると分かるところです。
水族館を見終えたあとに羽生水郷公園を歩くと、池や水辺の風景も少し違って見えるかもしれません。
派手なショーを次々に見るというより、生き物を探したり、解説を読んだり、公園の自然まで一緒に楽しんだりする場所です。埼玉県の淡水魚や身近な自然に興味があるなら、羽生周辺のお出かけ先として立ち寄ってみると面白いですよ。
さいたま水族館の基本情報
| 住所 | 埼玉県羽生市三田ケ谷751-1 |
|---|---|
| 電話番号 | 048-565-1010 |
| 営業時間 | 9:30~17:00 |
| 定休日 | 月曜日 |
| 駐車場 | 羽生水郷公園の無料駐車場あり |
さいたま水族館の場所
周辺情報
この近くのスポット
このあと、どこ行く?
今いる場所から近い飲食店・観光スポット・神社や寺院・ご当地グルメ・ホテルを探せます。
位置情報は検索のためだけに使用し、この機能では保存しません。
📍 旅を続ける
このあと、どこ行く?
今いる場所から、次に立ち寄れるスポットを探せます。
週末、どこ行く?
日本の魅力を、見つけに行こう
観光スポット・ご当地グルメ・神社やお寺など
あなたの次の旅がきっと見つかる、旅行情報サイト「にほん旅さんぽ」
今から楽しめる場所を探す
今いる場所から、次に行けるスポットを距離順で探せます。
観光・グルメ・神社やお寺・ホテルまで、旅の続きをその場で見つけよう。
🔒 位置情報は検索のためだけに使用し、この機能では保存しません。